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チューニング雑誌でよくハイカムって言う言葉が見えますが、なかなかい理解できません。もしかして、これは略語ですか?元の英語ありますか?

A 回答 (3件)

ハイ・リフト・カムシャフト?



 給排気空気量の増大を狙ってノーマル品よりもカムの山(≒バルブのリフト量)を大きくしたカムシャフトの事ですが、一般的にバルブリフト量だけではなく高回転域での給排気効率や掃気作用の向上のためにバルブタイミング(≒クランクシャフトの回転(≒ピストンの位置)に対する給排気バルブが開閉するタイミング)などのカムプロフィール全般が変更されていると思います。

 一般的にハイカムを組むと低回転域でのトルクが低下して最高出力や最大トルクを得られる回転数もノーマルカムよりも高回転域寄りになりますので、ものすごく簡単に言うと(可変バルブタイミング機構などが無い場合は特に)低回転~常用回転域のトルクや扱いやすさを捨ててでも高回転域でのパワーアップを狙ったエンジン本体の改造を行うときに使用するパーツです。
※ハイカムを組むと排ガス基準値を満たさなくなって一般公道では使用できなくなる可能性もあります。また、逆にノーマルよりも低回転域重視のカムプロフィールを持った社外品の交換用カムシャフト(または同一エンジン搭載車からの流用品)があるかもしれません。(ローカム?←そんな呼び方は聞いた事ありませんが…)

 また、ノーマルエンジンはある意味ノーマルカムシャフトのカムプロフィールに最適化されていると言えますので、ハイカムを生かすためにはエンジン本体や補記類などにも手を加えて、吸入空気や排気ガスの流量増大&抵抗低減(エアクリーナー&マフラー交換、ポート拡大、ポート研磨など)、燃料噴射量の増量(キャブレターまたはコンピューターのセッティングまたは交換、燃料ポンプ&インジェクター交換など)、点火系の強化&点火時期の最適化などのチューニングを行う必要があります。また、高回転域に対応するために各部のバランス取りや軽量化などのエンジン加工、強化タイプのバルブスプリングへの交換の必要があるかもしれませんし、出力が増大する事によってピストン&コンロッド&クランクシャフト&メタルなどの強化品への交換や冷却性能の向上(大容量ラジエーターへの交換やオイルクーラーの増設など)などの改造も必要になるかもしれません。他にも、バルブのリフト量が大きくなってピストンに接触する場合はピストン側に逃げ加工(または加工済みピストンへの交換)が必要になる場合もあります。
※エンジン本体がノーマルのままではハイカムとのマッチングが取れず、バルブオーバーラップの増加による吸入空気の吹き返しや圧縮不足、点火時期が合わないなどの原因によってエンジントルクが低下したり常用回転域でパワーダウンしたりして乗りに難くなったり燃費がとても悪くなったりする可能性が高いです。
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バルブの開閉量(開量)が、標準よりも大きくなるカムプロフィルになってる、カムシャフト。



「7カ国自動車用語辞典」とかに載ってるかな? たぶん和製英語じゃないかな?
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ハイリフトカムシャフト(High Lift Camshaft)の略語です。


カムの山が高い=バルブの押し下げ量を大きくして吸気/掃気の効率を上げることを目的としたカムシャフトです。
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