安倍首相は、景気の足踏み状態が続いた場合、消費税１０％への引き上げの先送りを検討と。どう思いますか

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質問者：教えてニュース編集部
質問日時：2016/03/18 10:51
回答数：21件

安倍首相は、景気の足踏み状態が続いた場合、消費税１０％への引き上げの先送りを検討と。どう思いますか

参考URL：首相　消費増税の先送りを検討と
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/2 …

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No.21

回答者： covanonki
回答日時：2016/03/25 00:16

元々消費税率１％あたりに期待されている消費税収は２兆円です。

２０１３年度、消費増税が行われる前の消費税率は５％で１０．８兆円でした。

２０１４年度、消費増税後の消費税率は８％で、１６．２兆円で、１％あたりの税収が２兆円と考えると、８％にもともと期待されていた税収は１６兆円でしたから、この額はクリアできていると考えられますが、１３年度の税収が５％で１０．８兆円、１％あたりに換算すると２．１６兆円ですから、１３年度比で考えるのならば１７．２８兆円の税収は維持するべきでした。

即ち、１４年度は「消費」が減少したということです。
ところが、１５年度に関しましては、１月末までの消費税収は１０．２兆円。１４年度比で１３０％を上回るペースで税収の拡大を続けています。

このままのペースで税収が拡大を続ければ、１５年度の税収は通年で２０兆円をさらに上回る税収が確保できることが期待されます。

２０兆円という税収は、税率１％あたりの税収が２兆円だと考えると、税率を１０％に拡大した際の税収に相当する金額です。
このことから、仮に１７年度、税率を１０％に拡大せずとも、１０％に拡大した時と同様の予算組を行うことが可能だと考えられます。

もちろん「社会保障」とは単年度ではなく、将来的に、毎年恒久的な財源を必要とする分野ですから、今年度の税収のみで判断するのは性急かもしれませんが、アベノミクスとは２％の物価上昇率を目標とし、ＧＤＰの値が拡大し続けることを目標としているわけですから、来年度、今年度の税収を大幅に下回る消費税収しか確保できない状況はとても考えにくいと思われます。

このことから、あえて増税を行わずとも、増税を行わず、消費拡大のために税金を用いた方がより多くの社会保障のための財源を確保できると踏んだ、とも考えられるのではないでしょうか。
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