この教えてgooで質問していてもたまに見かけますが、
「確実な正解がわからない内容に対して断定的な表現を用いる人」って居ますよね。
例えば心理学なんかは統計の学問ですので、「おそらくこうじゃないか」とか「こういう説がある」とか「こういうデータがあるからこうだと思う」みたいな表現が適切だと思います。
ところが、「それは間違いです」「こういう話があるからこれが正しいんです」みたいに、科学的根拠も無いのに断定的に主張してくる人も居ます。
こういう人達って具体的にはどういう心理なんでしょうか?
自分の知識にやたら自信がある人なんでしょうけど、専門的に研究してるような博学な人はむしろ断定的な表現を好まない気がします。
実際には頭が良くないのに自分は頭が良いと思い込む人ほど断定したがる?
「不確定なものを断定して主張する人」とそうでない人の違いは何なのでしょうか?
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
基本的には、回答者自身が確証を持っているから、そう主張するんだと思います。
問題なのは、その根拠が説明出来ない事にあるんだと思いますが、確証とは個人が信じるに足る根拠を持っている事なんで、論理的かつ、実証的に説明出来ない事柄でも、回答者がアプリオリ(先駆的)に認識できる場合があるって事なんですよね。
そういう事柄は、いくら説明されても、それを理解する事は出来ないです。(回答者と質問者の認識のレベルが違うため)
ですから、いくら断定されても、それは信用できないとしか言いようが無いですね。
そういう回答をする人からしたら、なんで理解出来ないかが、理解できないんだと思います。
ただ、これは「確証」と言う事の持ち方や、方法論の問題なので、科学的に証明されている事でも、いくら説明しても理解出来ない人と言うのは少なからずいるので、一種のコミュニケーションギャップと考えるしか無いんじゃないでしょうか?
「認識」とか「確証」のギャップと言うのは、やはり存在すると思いますよ。
要するに、主観的な確証でも「これは客観性がある」と思い込んでしまうことから断定して主張してしまうってことですかね。
そして客観性を証明することは難しいので、コミュニケーションギャップと考えるしか無い。
しかしそうなると、「客観性を認識する能力」が関係してきそうですね。
多くの人と関わりを持ってきてる人ほど他人の知識や思考をたくさん見てきてるので客観性を認識しやすかったりするでしょうし、逆に引きこもってたような人は客観性を認識しにくい。
専門的に研究してるような人達の場合は、学問的に客観の重要性を理解した結果、より客観性を求めて断定しないようにしてることも考えられますね。
No.11
- 回答日時:
おじさんです。
「こういう人達って具体的にはどういう心理なんでしょうか? 自分の知識にやたら自信がある人なんでしょうけど、専門的に研究してるような博学な人はむしろ断定的な表現を好まない気がします。 実際には頭が良くないのに自分は頭が良いと思い込む人ほど断定したがる?」
→まあ、そうだと思います。
人は人生経験を重ねる毎にいろんなことが分ってきますが、それと同時に分らないこともどんどん出てきます。
なので、勉強(社会)をすればするほど自分はほんの一部しか知らないことを自覚します。
一方、人生経験が未熟な人や、社会勉強していない人ほど博識振りを自慢したがる傾向がありますね。
No.10
- 回答日時:
お礼ありがとうございます。
根本的には、回答者が客観的である必要があるかが問題なんでしょう。
回答者は、回答できる質問に任意に回答できるわけですから、それが客観的である必要性は多分無いんだと思います。
科学的論文を書く訓練を積んだ人は、主張と事実を明確に分離する事が求められますから、客観的事実もしくは、現象そのもの(実験データなど)、論理的な結論以外は、断定する事はしません。(論理的な結論の場合は、前提条件及び、論理構造が適用できる条件が明示されます)
ですから、主張に関しては、「思います」とか、「思われる」などの表現になります。
ただ、質問者によっては、他の回答者の人の回答にあるとおり、確実な回答を求める場合もありますから、主観的に断定する人もいると言う事でしょう。(そのような場合でも、自分が妥当だと思う理屈は持ってはいると思います)
科学者であっても、自分の専門分野以外に関して、現象として認められない形而上のものに関しては、そのようなものは無いと断定する場合もありますから、やはり「認識」の問題だとは言えますね。(現象として存在しないものは、無いものと見なすと読み替えればいいだけだとは思います)
単純に回答するだけなら主観的な断定表現でもその人の一つの持論として扱うだけなので問題無いと思います。
ただ、他者の結論を否定するような論調で断定されると情報を混乱させる形になりがちなので困るんですよね。
「科学的根拠があって否定してる」のか、それとも「主観的判断で否定してる」のかによって結果がまったく変わってくるので。
あたかも前者のような断定の仕方をしてくるけど、実際は後者だったというケースが多いです。
仮に多少の客観性があるとしても、確実な正解を出しにくい内容に関しての否定論は推測表現にして欲しいものです。
No.8
- 回答日時:
語法の問題だと思います。
だと思います口調を何回も使ってるとうざくなってしまいます。
「自信がないのなら最初から回答すんな」という人もいます。
なのでケースバイケースで、読みやすくなるよう、断定口調を使います。
断定口調の方が言葉に説得力がありますから。
文章としても、断定口調の方が、美しくて印象深いです。
私はそんな感じでやってるんですが。
断定口調で害がでるような場合には、何らかの補足を付ける方法があります。
冗長になってしまうのでそれを避けているというケースは多そうですね。
なので、基本的には断定表現でも問題無いと思います。
問題になるのは何かの結論に対して「否定」の主張をする場合です。
否定するのに科学的根拠の無い断定をするのは力でゴリ押ししようとしてるようで非常に印象が悪いですし、
水掛け論を生み出す原因にもなると思います。
No.7
- 回答日時:
40代後半主婦です。
確かに、質問者様のおっしゃるケースもありますね。
「根拠も無いのに、何断定してんの⁈」
と、噛みつきたくなる気持ちも、分からないでは無いです。
以下、ドイツのヘーゲルの唱えた「弁証法論理」です。
「ある判断(定立)」に対して「それと矛盾する判断(反定立)」
が、存在し、
「その2つを総合した、より次元の高い判断(総合)」が、存在する。
そして、その(総合)が、(定立)となり、(反定立)が、存在し、また新たな(総合)が、存在する。
人間の思考は、このように高まっていくものだと、私は思います。
個人の思考には、限界があります。
「断定的思考」を、提起してくれる他人が居てこそ、その思考に対して、考証を重ね、自らの中に、より次元の高い判断が生まれる事も、あるのではないでしょうか?。
要するに、
「俺の言っている事が正しいんだ!」
の、意見に対して、質問者様が、
「いいえ!私はそうは思いません!」
と、反論する。
そのやり取りの中で、より、次元の高い「解決」が、生まれる事もある、と(笑)。
こちらのような「Q&Aサイト」の存在意義は、そのような場所に、あるのかもしれません。
私は、単に「楽しいから、やってる」だけですけれどね(笑)。
ただ単に断定表現するだけならそれほど問題にはならないと思うんです。
推定表現ばかりだと冗長になりやすいですし、それを避けるために断定して書くケースも多いでしょうからね。
ただ、何かに対して「否定」をする場合には、科学的根拠を用いるか、推定表現にしないと問題があると思います。
弁証法論理においても、より高い次元の判断を得るためには推測判断で十分成り立つような気がします。
というより、高い次元の判断があるという前提があるなら、現時点での判断は推測になるほうが自然ですよね。
「これはAだから正しい!」
「これはBだから間違ってる!」
「これはAだから正しいと思う」
「これはBだから間違ってるんじゃないか」
どちらかと言えば後者のほうが高い次元の判断を得やすそうな印象です。
後者は様々な可能性を考慮しつつ主張してるという感じで、前者は結論ありきで過程を話してるような形ですから。
No.6
- 回答日時:
おそらく、自分(回答者)の世界観に照らして、
「そうあってほしいと思う人」が断定的な回答をするんじゃないかな。
たとえば、イギリスのEU離脱問題を例に出すと、
ポンド/円を全力買いしている人は、
「イギリスは離脱しないよ、するわけないだろ」って断言しそうな気がしますね。
その人の世界観に照らすと、
イギリスは離脱されたら困るから断言してしまう。
またたとえば、オンナに欺されたことのある人は、
「オンナは欺す」という世界観で生きているし、
そうじゃないと困る(二重三重の自己否定に繋がる)ので、
オンナは欺す生き物だという前提で話す。
専門的な知識がある人ほど、
そうあってほしいという個人的願望は入ってこないので、
こうかもしれないけど、こんな可能性もある、って言いやすい。
そんな感じじゃないかなぁ。
なるほど。心理学的な考え方でわかりやすいです。
何らかの理由で自分の知識に自信を持って「自分の知識は正しい」という世界観が形成されてると、「そうじゃないと困る」という無意識化の心理が発生して「正しい」とする論理だけを展開するようになるとも言えますね。
しかし専門的な知識がある人に個人的願望が入りにくいのはなぜでしょう?
博学な人は願望があってもそれを願望として表現しますよね。
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