アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

いろいろ考えたのですが、どうしてもわからなくて、、、是非、教えてください(>_<)ゞ

ちょっと前、日銀の黒田総裁が、今後の金融政策として、
「追加緩和の手段として、マイナス金利の深掘りと、長期金利操作目標の引き下げが、中心的な手法となる」と言っていました。

マイナス金利深掘りはわかるのですが、、、

これまで、マイナス金利に引きずられて長期金利まで低くなっていて、年金基金など長期運用がしづらくなっていることが問題となっていて、それへの対応が上の対応と聞きました。
そうなら、長期金利が低すぎたのが問題なのだから、長期金利目標を「引き上げ」ないとだめだと思うのです。
なぜ逆なのでしょう?

なにか私が勘違いしているのでしょうか???

うーん、わからん。

是非ぜひ、教えてください。

A 回答 (3件)

黒田さんは、「長期金利目標を0%に設定する」と言っているだけで、「長期金利目標を引き下げる」とは言っていませんよ。



「経済状況によっては引き下げることもある」とか、「追加緩和を行う用意はある」といった発言はしているかもしれませんが。

あと、長期金利が低くなっているのはマイナス金利が原因ではなく、日銀が「無制限量的緩和」を継続しているからです。
現在長期金利も確かに「マイナス金利」となっていますが、もし超金利がマイナスであり、日銀の長期金利目標が0%なのなら、黒田さんは「長期金利が0%になるまで量的緩和の『規模』を縮小します」と暗に言っていることになります。

勿論長期金利が再びプラスになれば逆に「量的緩和の規模を再び拡大する」ことになります。
http://nonkinonki007.blog.fc2.com/blog-entry-168 …
http://nonkinonki007.blog.fc2.com/blog-entry-169 …

黒田さんがセンシティブになっているのは、おそらく「期待インフレ率」を維持することにあると思います。
黒田さんが、「量的緩和の規模を縮小します」といっただけで為替が急速に円高に傾いたり、株価が急落したりすることは容易に想像できます。この様な現象が「期待インフレ率が下落した結果起きる経済現象」の代表的な事例です。

ですから黒田さんははっきりと「量的緩和の規模を縮小します」という表現は用いず、「長期金利の目標を0%に設定する」という言葉でまあ、ある意味「ごまかしている」んだと思います。

「オーバーシュート型コミットメント」という言葉を用いて、今後も物価上昇率(コアCPI)が2%を安定的に維持するまで量的緩和を続けていく、という意思を示したのも同様です。

例えば、仮にこれまで80兆円規模で行っていた量的緩和の規模を60兆円規模に縮小したとしても、かつて日銀が執り行ってきた政策から考えると異常なまでに莫大な規模の量的緩和であることは間違いありません。ですが、それでも「量的緩和の規模を縮小している」ことに変わりはないのです。ですが、「異次元の量的緩和」は継続しているわけです。

私は今回の黒田さんの日銀政策は非常に的確な判断であったと受け止めています。日本国経済にとって本当に大切なのは、日銀が金融市場に補てんした現金通貨がきちんと企業に対して「借り入れ」という形で融資されることにあるのであり、その資金が「設備投資」や「従業員の給与所得」として実体経済にまで分配されることにあると思うのです。

また更にその分配された資金が再び消費に回され、消費に回されたお金で再び「投資」が行われ、自律的に経済が回転していくモデルを形成することこそ本当に政府日銀が行うべき政策で、ただやみくもに記入市場に資金を投下すればよい、というわけではありません。

添付してある画像は、所謂「預金取扱帰還」が保有している「現金預金残高」の残高です。(水色のラインがそうです)
このお金を金融機関は「国債」などの金融資産に投じて運用していたのですが、その資産が日銀によって半ば強制的に現金化されていますので、金融機関がその運用先に困っているのが現状です。

増えるだけ増えて、運用できてないってことです。
勿論ここには「利息」が付いてきますから、銀行とすれば運用先が見つからなければ「負債」の額が増えていくだけです。
しかもマイナス金利によって、その資金を日銀に預けていれば逆に日銀に金利を支払わなければなりませんし、所謂「政策金利」の指標となる、銀行間での資金の貸し借りについても、「お金を貸した方が借りた方に利息を支払わなければならない」という非常にいびつな状況になっていて、私は銀行を擁護するつもりはありませんが、はっきり言って無理ゲー状態になってます。

今回黒田さんが解消しようとしたのはこのいびつな金融状況にあります。
実際、既に新規発行国債に「未達」が発生していますからね。余りに金利が低すぎて日本の銀行も国債を買おうとしない状況です。

しかもこの状況にあれば普通金利は上昇するのに、逆に下落するという・・・。
日銀に直接買い取らせればいい、という話もありますが、わざわざそんなことをしなくても、普通に金融市場には潤沢な金融資産が有り余っているんですから、普通に金融機関に買わせればいいだけの話です。

要は、問題なのはこうやって買い取らせた後、その資金をどのようにして企業に使わせるのかっていう道筋を決めきれていないことにあるはずなんですが。このあたり、安倍内閣にもしっかりしてもらいたいですよね。
「長期金利引き上げ?」の回答画像2
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとう

covanonkiさん、

早速、本当に詳しい解説、ありがとうございます!

私のレベルでは理解できるまで時間がかかりそうですが、、、(*_*;
が、一生懸命、読み込んでいます!

まずはお礼まで。


そうそう、黒田さんの発言なんですが、さきほどのにも書いていただいたように、またご指摘いただいたことから、さらに緩和する場合は、、、という話のようですね。
今更ですが記事を拾えたので、参考まで、載せました(私、この記事の内容もまた、理解に時間かかりそうなのです、、、)。

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASFL26HWZ … (日経新聞記事)

お礼日時:2016/10/21 18:55

超簡単に解説すると・・・



金融機関も構造改革しなさいという話です。

つまり、日銀におんぶに抱っこではなく、自分で投資先を見つけて経営しなさいってことです。

別に、金融機関が幼稚園や農業やっても良いのです。

楽天も銀行業務だけじゃないでしょう?
セブン銀行もそうです。

そのように収益の構造改革すれば良いだけの話です。
    • good
    • 0

「追加緩和の手段として」だから、もしも、追加緩和をするのならば、長期金利操作目標の引き下げをすることもあるかもしれない、ということかと。



現実には、長期金利は現在、少しマイナスかゼロに近いので、ほとんど何もしないで現状の金融緩和を続けることになるかと思います。

結局は追加緩和なしでしたね。一説には(現在の80兆円から)100兆円へくらいの追加緩和が適切との声がありました。私は、これをするべきだったと思います。

単にややこしい言葉を使うことで、日銀は実質的に追加緩和なしということをごまかしているように見えます。私は、非常に問題が大きい日銀の対応だと思います。
    • good
    • 2

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!