準・究極の選択

最近、週刊エコノミストにも記事が出ていたし、昨年、仙台で盛大な国際会議があったそうですね。
ところで、数百度程度しか発熱しない、常温核融合装置から、どうやってエネルギーを取り出すつもりなんでしょうか? この程度の温度では蒸気タービンは使えないし、熱電変換素子は、せいぜい10パーセントくらいしか変換効率がありません。しかも、熱電素子は高価で寿命が長くありません。
過剰熱が観測されたと騒いでいるようですが、10パーセントで熱電変換したら、投入エネルギーの10倍以上の出力エネルギーがあってとんとん、本格的な動力源として使うのならば、過剰熱は何十倍以上ないと使い物にならないのでは? もし、何十倍の過剰熱が得られても、10パーセントしか電力に変換できないのだったら、装置の周囲に熱をまき散らし、小型にして車に積むことなどできないし、家庭用に庭に置いても、廃熱で周囲が暖まってしまうのではないでしょうか? 常温核融合の実用化を目指している研究者は、この問題を、どう考えているのでしょうか?

A 回答 (3件)

他の人の回答にもあるように、数百度の温度があれば蒸気タービンは動かせますし、十分発電することができます。



貴殿は投入エネルギーの何%が余剰熱になるかなどと議論されていますが、それは従来の熱核融合の考え方です。常温核融合では投入エネルギーはほぼゼロですから、発生した熱エネルギーは全て利用可能です。熱核融合のように数万度まで加熱する必要はそもそもないのです。

>常温核融合の実用化を目指している研究者は、この問題を、どう考えているのでしょうか?
熱エネルギーが出たというより、本当に常温核融合反応が起こっているかどうか(私は、まだ疑いをもっていますが…)、つまり重水素がヘリウムに変わっているかどうかを実証する段階です。
今は装置が小さく、大量の水で冷却した状態なので温度はあまり上がっていないだけです。(今は温度を上げるより、核融合反応が本当に起こっているかどうかを確かめている)装置を大きくして、冷媒を適当に少なくすれば温度は上げることができますが、数百度の温度があれば発電には十分です。
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この回答へのお礼

発電所のタービンは、高温高圧の蒸気で大きなブレードを回すので、四十パーセントという効率が出せます。
低い温度の蒸気で回せるような小型蒸気タービンは、十数パーセントの効率しか出せないと聞いたことがあります。
効率が低いと、装置が大型になり、コストも上がります。
現状では自動車に搭載するのは難しいのではないかと思っています。

お礼日時:2017/03/07 22:04

>数百度程度しか発熱しない


化石燃料でもその程度ですよ。

>この程度の温度では蒸気タービンは使えないし
使えますよ。
飽和蒸気なら温度差は70℃程度ですね。
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核融合について詳しくはありませんが、とにかく


(1)核融合反応を起こすこと
(2)核融合反応を安定的に持続すること
を実現することが「当面の目標」なのですよ。

個人的には、核融合から安定してエネルギーを取り出すのは無理ではないかと思っています。
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この回答へのお礼

http://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page288.htm

http://www.jcfrs.org/file/jcf16-proceedings.pdf

http://www.e-catworld.com/

以上のような情報が出ています。

核融合反応は、確実に起きています。東北大学の岩村先生が三菱重工時代にやった結果が、低エネルギー核反応を実証していると思います。
JPでも何件も登録になっています。
https://www.mhi.co.jp/technology/review/pdf/421/ …
熱取り出しも、世界中で再現性良く実験が行われています。
ただ、核種変換も過剰熱反応も何か決め手に欠けている気がします。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO06252800Z10C …

お礼日時:2017/03/07 22:15

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