No.5ベストアンサー
- 回答日時:
皆様がおっしゃる通り両者は等価ですが、ヒュー・エヴリットⅢ型の解釈には数学的には問題無いが、ファインマンの入門書にある通り、たとえば一つの光子が雲母の表面で65%の透過と35%の反射が起こるとすると、宇宙全ての雲母が一つの光子で世界を分けると、当然その分裂は宇宙に拡がります、するとその影響で宇宙が分裂する筈ですが、その影響は光速でしか伝わらないので、中途半端な世界が上限無く出来てしまいます。
つまりこの解釈は数学的に発散しているのでそこから何も得られません。アインシュタイン、シュレーディンガーがコペンハーゲン学派と対立する点は非常に多く科学哲学になってしまいますが、最も簡単な例ではコペンハーゲン学派が量子論を確率論的に解釈する事で、計算される値には何の実在も伴わない「期待値でしかない」と言う点で、アインシュタインの神はサイコロを振らないという言葉はそこから出ています。
最近アインシュタインの「見ていない時に月は存在しない、というのは誤っている」という言葉を京都大学のグループが実証したと報じられましたが、揺らぎが大きすぎ確定的とは言えないと思います。
この回答へのお礼
お礼日時:2017/05/26 08:06
的確にご回答いただきありがとうございました。多世界解釈が正しいことを証明しようとする試みが現在も続けられていることを教えていただきましたので私の設定した理由ではは③番が該当するようですね。
今後も私からの質問に対応いただければ幸いです。よろしくお願いします。
No.4
- 回答日時:
人間の認識が及ばないものを、認識の範囲内でどう説明するかという問題なので、「正しい」「正しくない」ということではないのでしょう、きっと。
一例として、二次元世界で「池の水面」だけで生きているアメンボウは、空から飛んできて水面を通過し、池の中に沈んで行く「ボール」をどのように認識するのでしょうか。
何もない「無」から、突然「点」が出現し、「円」になってだんだん大きくなり、最大値から「縮小」に転じて、やがて「点」となって消滅する。
この世界が五次元、六次元、七次元だとして、空間を3次元まで、それに時間を加えた4次元までしか認識できない人間は、それをどう認識するのでしょうね。
そういうたぐいの話だと思います。
No.3
- 回答日時:
「電子のスリット実験(1個の電子が同時に2つのスリットを通る)」や
「素粒子の経路積分(2つの状態をつなぐ複数の経路の全ての確率を
足し合わせた確率でその反応は起きる)」などをご参照下さい。
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皆様のご意見では「どちらの解釈も両方とも正しく、原理的に実験による決定が不可能」と理解してよいでしょうか。それではなぜ以前にコペンハーゲン派とアインシュタイン派の論争が起き、現在も個人によって二派にわかれていているのでしょうか。(日本ではコペンハーゲン派の方が多いともいわれているようです。)