
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
>(1) どの辺りまで温帯低気圧化している状態まで台風(熱帯低気圧)と呼ばれるのでしょうか?
これは大変難しい質問です。私は気象のプロではありませんので間違いがあるかも知れませんのでご了承ください。
簡単にいえば台風のなかに「寒気」が入ってくれば「温帯低気圧」となりますが、これが一番分かりやすいのは気象衛星の画像です。台風の雲のなかに「ドライスロット」とよばれる雲のない領域(乾燥域)がひろがり、雲が北側(寒気側)に盛り上がるようになってくれば、温帯低気圧化したと考えて間違いないと思います。
>(2) 温帯低気圧の発達する原理としては、寒気の上に暖気が乗り上げて上昇気流が発生する
これだけではむしろ「前線」の原理ですね。温帯低気圧が発生・発達するには日本付近の偏西風などの動き(蛇行)によって生まれた渦が必要です。この渦をきっかけに有効位置エネルギーから運動エネルギーへの変換が促進され温帯低気圧として発達し始めます。このとき寒気と暖気の温度差が大きいほど急速に発達します。閉塞化が進む(寒冷前線が温暖前線に追いついて天気図上から前線が消えてしまう)と、有効位置エネルギーから運動エネルギーへの変換が小さくなるため、 次第に衰えていきます
あと、No.2の回答の補足ですが、温帯低気圧は台風のように中心部の等圧線がギュッと込み合っていないかわりに、同じ中心気圧であればかなり大きくなります。台風18号のように勢力を保ったまま温帯低気圧化した場合、風速40m/sといった暴風は吹きませんが、風速20~30m/sといった強風域はむしろ拡大することもあります。
2度にわたり、詳しく判りやすいご回答ありがとうございます。
温帯低気圧化したために、中心付近の最大風速が衰えて
風速20~30m/sの部分が広がったため、結果的に暴風域(25m/s以上)
の部分が広がったわけですね。
補足の(1)の質問については、気象庁に基準をきかない限り
判りそうにないですね(笑)
No.2
- 回答日時:
台風が急速に温帯低気圧化したためだと思われます。
台風が温帯低気圧化する場合に、温帯低気圧の発達条件が整っていれば、温帯低気圧としての再発達もあります。台風(熱帯低気圧)の発達には、高い海水温に支えられた水蒸気の供給が不可欠となりますが、温帯低気圧は寒気と暖気の温度差が大きい場合に発達条件が整います。北海道西方沖で寒気が流入したことによって温帯低気圧として再発達したのでしょう。温帯低気圧をナメてはいけません。
この回答への補足
わかりやすいご回答ありがとうございます。
温帯低気圧の性質を持ったために発達したのですね。そこでまた疑問なのですが、
どの辺りまで温帯低気圧化している状態まで台風(熱帯低気圧)と呼ばれるのでしょうか?
ちなみに温帯低気圧の発達する原理としては、寒気の上に暖気が乗り上げて上昇気流が発生するためという考えでよろしいのでしょうか?
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