条文の論理解釈と拡張解釈と類推解釈

の違いを教えてください。

全部似てますよね？

No.1 ベストアンサー 回答者： tanzou2 回答日時： 2017/10/08 23:24

法解釈には、色々な手法があります。

その中に、論理解釈、というのがあります。
これは、法規の文字や文章に囚われず、または
立法者の意思に囚われず
論理的に解釈する方法です。

この論理的解釈にも色々ありまして、
拡張解釈や類推解釈もある、という
関係になります。

拡張解釈と、類推解釈の違いですが
これがややこしいです。

・拡張解釈
条文の意味を多少広く考えて同質のものに適用することです。
電車という言葉に機関車を含ませる。

・類推解釈
条文を異質のものに適用することです。
交通機関だから同じだとして、電車という言葉
にバスを含ませる

民事では類推解釈は許されますが、
刑事では罪刑法定主義があるので
拡張解釈は許されるが、類推解釈はダメ
ということになっています。

しかし、実際問題として、その区別が困難な
場合が多々あります。