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獣医師が指摘!外出をアピールすることはペットにとってはストレスだった!!

獣医師が指摘!外出をアピールすることはペットにとってはストレスだった!!日々の生活の中でストレスを感じている人は多いのではないだろうか。それは仕事での人間関係だったり、毎朝の満員電車だったり、現代社会にはストレスの要因で溢れていると言っても過言ではない。人間がストレスを感じるように、皆さんの身近にいる犬や猫などのペットたちも、人間と同じようなストレスを感じるのだろうか? 気になったので獣医師の増田国充先生に疑問をぶつけてみた。

■避妊・去勢でストレスが減る


「一般にストレスとなりうるものは個々の動物によって異なりますし、受け止める側の程度にもよります。例えば犬の場合、その種類や体格にあった運動や散歩を十分に行えないことがストレスとなることがあります。その動物の習性に合わせて適切な生活環境を整えることが重要です。また、未避妊・未去勢であることがストレスに関連することがあります。例えば家の外で、発情している一匹の猫がいたとします。不妊処置を行っていない場合、交尾したいという欲求は時として強いストレスとなります」(増田先生)

そもそも動物にとってペットとしての生活は、自然な状態とは言いにくい。その特殊な環境にストレスなく順応するための手段の一つとして、避妊・去勢手術の検討も有効と言えるのだそうだ。また、一般にストレスというと心理的なものを連想しがちだが、増田先生によると長期間の痛みを持ち続けることもストレスとなるのだという。痛みや病気などから心理的なストレスばかりでなく物理的なストレスがかかり、病気の悪化や治療の改善を遅らせる場合もあるというので注意が必要だ。

■不安はストレス


「犬や猫には『分離不安』というストレス行動を起こす性質があります。これは飼い主の留守中に、ペットシーツをびりびりにしたり、わざと粗相をしたり、大声で吠えたりする問題行動をとってしまうことを指します。飼い主がいないと不安になってしまい、その勢いで困った行動に出てしまうというものです。この場合、飼い主が日常的にペットにわかるように外出する『サイン』を出していることが多く見られます」(増田先生)

飼い主にもよると思うのだが、ペットに留守にすることを分からせるためにあえて「行ってくるね。お留守番よろしくね~」と頭をなでて家を出る人もいるかもしれない。だがどうやらそれがペットたちの分離不安を引き起こしているというのだ。

「対策としては、出かける前後には声をかけるなどの折衝はなるべく避け、外出する格好のまま日常生活をするなどして、よそ行きの格好をすることが必ずしも留守になると思われないようにする、といった行動療法で改善が期待できます」(増田先生)

大事なペットにできる限りストレスを感じずに楽しく暮らしてほしいというのが、飼い主の共通の想いだろう。だが時として人間の気遣いがペットに不安を与えてしまうことにもなる。もし上述したように外出をペットに周知するような行動をしていたら、ぜひ今から改めてみてはいかがだろうか。

「教えて!goo」では「あなたのペットがストレスを感じていると思ったのはどんな時?」ということで、みなさんの意見を募集中だ。

●専門家プロフィール:「ますだ動物クリニック」院長 獣医師 増田 国充
静岡県で動物病院を開業。漢方や鍼灸をはじめとした東洋医療を獣医療に取り入れ、鍼灸や漢方に関する相談受付やメディカルアロマテラピーなどにも注力している。

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