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確か日本赤軍と連合赤軍があったと思いますが思想的に何がどう違うのでしょうか

A 回答 (2件)

 まず日本を革命するために軍を作り武装闘争をするべきだという赤軍派がS44に誕生します。



 武装闘争のための後背地を海外に作るため(彼らの用語では国際根拠地建設。武器の調達や兵士の訓練をおこなうものとされた)、S45にハイジャックで北朝鮮に入ります(よど号事件)。金日成を説得して国際根拠地を作るはずでしたが、そんなことが出来るわけもなく、北朝鮮入りしたメンバーは”主体思想”にくら替え。以降金氏朝鮮の手先としてヨーロッパでの日本人拉致事件などを引きおこします。

 国内に残った赤軍派の中から同じような理屈で、今度はパレスチナ奪回を目指すPLO(パレスチナ解放戦線)と提携しようと現地に入る者が現れます。S46に現地入りした彼らは訓練を受けることができ、日本赤軍としてテロルを行います(テルアビブ空港乱射事件、ダッカ事件など)。

 さらに国内に残った赤軍派はS46末、日本共産党から親中国(=親毛沢東的)として脱退・除名者などからなる京浜安保共闘と合流、連合赤軍を結成。翌47年までにかけて凄惨な「総括」大量殺人と同年のあさま山荘事件を引きおこします。

 思想的な違いですが、よど号犯は北朝鮮の手先なので全く違います(左翼的と言えるかすら怪しい)
 日本赤軍と連合赤軍の違いは海外に出たか否か位の差異です。また連合赤軍は京浜安保共闘と合流する際、野合するための妥協策として彼らの奉じていた毛沢東主義の再評価ということを行っています。この辺が違いと言えば違いなのでしょう。
 些細な違いと思われるでしょうが、彼らの世界は一寸の違いのために人が簡単に死ぬところです(いわんや敵に於いておや)。
 また、連合赤軍や日本赤軍の辺りに来ると活動家の単位は10のオーダーでしかありません。インターパーソナルな関係で決まっている側面もあるといえるでしょう。

 参考URLは赤軍派などの系統図です。かように些細なことで習合離散しているわけです。

参考URL:http://marukyo.cosm.co.jp/KEIZU/BUND-keizu.html
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思想的にはあまり変わらない極左暴力集団と思います。


海外に活動の場を求めたのが「日本赤軍」で
国内に残った森恒夫の率いる「赤軍派」と永田洋子の「京浜安保共闘」と手を組んだのが連合赤軍です。
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