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御前にも聞こし召して笑わせ給ふ。
という文の「に」は敬主格らしいのですか
御前が〜と訳すのですか?
にの後のもが気になります…

A 回答 (3件)

>「も」と訳しても主格の意味を成せるのですか?


前回会等の口語訳の通り主語が複数あり、主たる主語がすることと同様のことを副たる主語「も」する、と言うような場合は「も」が「が」に代わって主格を表します。
なおこの時代には、特に高貴な身分の場合、この「格」を格助詞で直接表現することは避ける傾向があります。というより「誰が誰を」と言わず、敬語を用いて身分関係から「誰」の部分を間接的に推測させるという表現法を用います。例えば「笑はせ給ふ」という最高敬語によって天皇か中宮が「主格」であることが分かります。「が」は明確な主格の格助詞ですが滅多に使われることはなく、伊勢物語の「昔、男」で始まる文章は印象的です。「男、散歩します。」という感じですが、「私、行きます。」のような「が抜き主語」は今でも見られます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!助かりました!

お礼日時:2018/05/16 17:30

「に」は本来場所を表すのですが、主格の人物につけてその人物に敬意を表します。

「御前におかせられては」のような形で使います。普通は「には」になることが多いのですが、この場合は同じ係助詞でも「は」でなく「も」を使って、外の人と同様にという「も」本来の意味を生かして使っています。
 別の例で、近・現代でも過去には「陛下におかせられては」のように使われましたが、最近はほとんど使われません。
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この回答へのお礼

ありがとう

回答ありがとうございます!「も」と訳しても主格の意味を成せるのですか?すごくためになる知識をありがとうございます!

お礼日時:2018/05/14 22:07

「が」ではなくて「も」が良いと思います。

「御前」以外に敬意を表現すべき人物が同席・登場しているはずです。

(中宮定子のみならず、)天皇もお聞きになってお笑いになる、と言うような感じでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとう

回答ありがとうございます!
「も」と訳しても主格の意味を成せるのですか?

お礼日時:2018/05/14 22:06

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