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「馬や牛は顎が弱いから木の葉を食べても根っこまでは食べませんが、羊と山羊は根っこまで食べるので土地の再生が難しくなる。人口が増えてどんどん焼畑農法をし、材木を伐って燃料にして、そのあとに羊を放すと乾燥が大いに進む。」

ある本で読んだんですが、正しいですか?

A 回答 (2件)

>羊と山羊は根っこまで食べるので土地の再生が難しくなる。



 山羊はブラウザーと言って、主に枝の先の葉
しか食べません。羊はグラウザーといって
地面から直接生えている草を食べるんですが、
止めないといつまでも食べているんで、
草がなくなってしまいます。
羊には上の前歯がないので、草を
食べるとき噛み切らないないで、
引きちぎるんです。ですから根の浅い
草は引き抜かれてしまいますが、根っこまで
食べようとしているのではなさそうです。

>馬や牛は顎が弱いから木の葉を食べても根っこまでは食べませんが

 牛、馬は丈夫で大きな歯があるんで、
草をすり潰して、噛み切っているんです。
ですから根っこまで引き抜く確率が低く
なる。馬は硬いにんじんなんんかぽりぽり
食べますが、羊、山羊はそうは行きません。
馬や牛は顎が弱いからというのは
変だと思いますが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
私は農業に関してはまったくの素人ですが、なんか変だなと思い質問してみました。
ちなみに、作者は堺屋太一さんで、「文明を解く」です。

文明先進地域で森林が減少した主たる原因は羊だと、書いてあります。

お礼日時:2004/10/21 22:00

山羊、羊、牛いずれも上顎の前歯はありません。



山羊は元々山岳に生息し、粗食に耐える動物です。そのため木(葉、小枝、木の皮)も好んで食べます。これをブラウザー(brawser)といいます。羊は平原から山岳に生息しますが、どちらかというと草を食べるグレイザー(grazer)です。

草の食べ方は、
牛は、舌で口の中に巻き込み下顎前歯と上顎(歯床板)に挟み首の動きで引きちぎるため、草が比較的長く残ります。
羊の場合、口を地上に近づけたまま草を唇で口の中に引き込み、下顎前歯とよく発達した上顎の歯床板で食いちぎるため、地上2,3cmまで食べることができます。
山羊の場合は羊に近い食べ方です。

羊を高い密度で放牧すると草の生長する部分(成長点)より下まで食べてしまうことがあり、草の再生が悪くなることがあります。これを“根っこまで食べるので土地の再生が難しくなる。”と表現したのではないでしょうか。
また、山羊は苦みをあまり感じないので木の根も積極的に食べるかもしれませんが、羊は牛と同程度にしか好まないのではないかと推測されます。

ちなみに馬の顎の力は結構強いものです。噛み癖のある馬では大けがをすることもあります
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