あなたの習慣について教えてください!!

プロスタグランジンは幾つか種類があり、それぞれの受容体への親和性もわかっていると思います。ただ、受容体とリガンドの結合の特異性はそんなに高くないとも聞いたことがあります。そこで、各受容体に対するリガンドの親和性の一覧表みたいなものを見たいのですが、そんな便利なものはありますでしょうか?

A 回答 (1件)

勉強お疲れ様です。



ご所望のような情報源は、滅多に出回っていないと思います。(出回っていても注意書き付きです)
↓のページに、EC50の具体値でなく順序だけですが、各受容体に対するリガンドの効力順序の一例が記載されています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Prostaglandin_rece …
http://www.guidetopharmacology.org/GRAC/ObjectDi …
http://www.guidetopharmacology.org/GRAC/ObjectDi …
http://www.guidetopharmacology.org/GRAC/ObjectDi …
http://www.guidetopharmacology.org/GRAC/ObjectDi …
http://www.guidetopharmacology.org/GRAC/ObjectDi …
http://www.guidetopharmacology.org/GRAC/ObjectDi …
http://www.guidetopharmacology.org/GRAC/ObjectDi …
http://www.guidetopharmacology.org/GRAC/ObjectDi …


私も、プロスタグランジン以外にも薬理学で登場する膨大な数のリガンド―受容体の親和性の一覧を、
教科書や論文を片っ端から漁ってまとめようと挑んだことがありますが、早々に断念しました。汗

この手の情報源は、絶対的とは限らず、
「ある実験者」が「ある実験条件」で実施した「当時」の実験データを基にした結果です。
開発初期に先駆的に研究していたグループの論文が最も正確な場合もありますし、
あとから計測技術が進歩して、より正確な分子間相互作用計測が行われる場合もあり、
どの論文がもっともらしいのか、分からなくなります。笑

一方、薬理実験でなく量子化学や分子動力学のようなシミュレーションから得られた「数値計算結果」は、
計算誤差を含んでおり、あくまで「推定結果」であり、「真の値」とは限りません。

実際に薬学研究室や製薬会社が、ある受容体に高親和性で結合する新規低分子を探索しようとする際などは、
過去の実験データを参照して分子設計すると思いますが、基本的には自分たちで改めて親和性を再測定し、
先人でなく自分たちの実験データを信用して研究を進めると思います。
(実験者や、実験日、手順、器具、試薬、解析方法などの条件が変わるので、結果も変わると思います)

・・・なので極端を言えば、研究者が変わると親和性の順序は変わり得るのです。
しかし、後から学習する立場としては、そのような「真理をまとめた情報」があると助かるので、
上記のような個別の情報源を勉強ノートにまとめておいて、絶対視しない程度に把握しておけば良いと思います。

正解はなく悩ましい話ですが頑張ってくださいー
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