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ポーランドホロコースト法案にイスラエルとアメリカ怒
ポーランドにあるアウシュビッツ収容所をポーランド収容所と発言しただけで禁固刑
イスラエルとアメリカはポーランドを非難?
ナチスポーランド収容所と言えば無罪?
どうゆう事?

A 回答 (2件)

ポイントは3つあります。



①ポーランドの反ユダヤ主義の黒歴史。
②ポーランドでは、アウシュビッツは「ユダヤ人の悲劇の場所」という教え方はしていない。
③国民国家史は、通常の歴史とは違い、民族の名誉を守るための歴史でもある。






①の説明

実は、ポーランドはかつては、反ユダヤ主義の国であるという歴史があります。
これは、ポーランドの黒歴史です。

興味があるのでしたら、郵便学者・歴史学者の内藤陽介氏が解説している『きちんと学ぼう!ユダヤと世界史』という動画をオススメします。ただ、長いのでポーランドの話を探さないといけません。昔全部見ましたが、私も忘れました。

ポーランドの話で反ユダヤの説明もされていますが、長いので何話か忘れましたが、初回は42話()でした。
その後も、ちょくちょく出てきます。




②の説明

アウシュビッツ強制収容所は、日本人は「ユダヤ人が大量虐殺された場所」と覚えている人が多いと思いますが、実は非ユダヤ人のポーランド人も沢山殺されている施設です。

そのため、ポーランドではアウシュビッツを「ユダヤ人が虐殺された施設」という教え方はしません。
③の説明にかぶりますが、その様に教科書で教えている中、「実はユダヤ人の虐殺に加担していた」という表現は、ポーランド民族の名誉に関わる問題になって行きます。

「加担していた」というのは共犯を意味します。つまり、ナチスと同罪という不名誉を意味します。当時のポーランドは、ナチスドイツに占領されていました。ユダヤ人の迫害も、ナチスの占領下では強制されます。しかし、当時の反ユダヤ主義のポーランドでは、必ずしも強制されてユダヤ人を迫害したわけではないという側面もあり、ポーランドではユダヤ人迫害の問題はすべてナチスのせいにすればうまくいきますが、実は非常にセンシティブな問題でもあります。第二次世界大戦後の一般的なポーランド人は「ナチスはとんでもない連中だったけど、ユダヤ人がいなくなってよかったね」という人も少なくなかったといわれます。


ポーランドは、第二次世界大戦で最も悲惨な目にあった国でもありますが、積極的にユダヤ人を迫害した黒歴史もある複雑な歴史を持っている国です。




③の説明

歴史とは真実と向き合うものですが、国民国家史は必ずしもそうではありません。
民族の不名誉となる歴史は、国民国家史では教えない事もあります。

自虐史観の日本の教科書では考えられませんが、世界ではポーランドのように自国民に誇りを持てるような歴史にするのが普通です。中国や韓国の国民国家史はやりすぎですが、方向性でいえば正しいです。日本以外は、どこの国でも自国の有利になるように歴史を教えています。それが国民国家史です。



要するに、この法案の効力は、ポーランド人が自虐史観に傾向するのを防ぐ意図があります。

特に、①で紹介した動画を見ればわかりますが、ポーランドにとってユダヤ人の迫害の問題は、パンドラの箱になりえるほど、センシティブな問題という側面もこの法案の成り立ちに影響していると思います。
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この回答へのお礼

ありがとう

それで謎は解けた!ポーランドもナチスの文字が入れたかった。イスラエルもアメリカもそれで何も言えない。興味深い。

お礼日時:2018/06/06 18:50

アウシュビッツの名は世界的に知られて


いますからね。

それがポーランドでは、まったく別のモノだ
という認識になりかねません。

つまり、歴史の風化を怖れているのだと
思います。

ユダヤ人は、永遠の被害者で居続けたい
のでしょう。

それが何かと利益になるのです。

イスラエル建国にしたって、世界世論の
同情無しには成り立ちませんでした。
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この回答へのお礼

なんだかポーランド右翼がホロコーストはなかった!⬅この発言がポーランドポピュリズム政党に広がり。政権がこの法律を作ったらしい?でもイスラエルとアメリカの圧力があれば内政干渉じゃないのですか?
そこが不可解です。

お礼日時:2018/06/06 17:31

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