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明治維新を成し遂げたのは言うまでもなく薩摩藩と長州藩ですが、両藩の主君筋に当たる島津家と毛利家については明治維新後にどうなったのかよく分かりません。

維新の元勲の主君にあたる人達ですから、明治時代も一定の尊重はされていたはずと思いますが、歴史の表舞台にあまり出ていないように思えます。

勝てば官軍、負ければ賊軍の時代、勝ち組の最たる者のように思えますが、恵まれた境遇に置かれていたのでしょうか?
歴史の表舞台に出ていないということは、政治や実業に関心がなかったということでしょうか?

A 回答 (4件)

毛利家は維新前は萩本家、小郡、長門、徳山の四家と岩国の吉川家で成り立っていました。


尊王攘夷、本家、長門、徳山の毛利家はイギリス艦隊にぼろ負けした挙句、有能な志士を池田屋事件や蛤御門の変で多数失ったことから、幕府に降伏し、責任を周布政之助を筆頭に小郡の毛利家の重鎮を粛正しました。
しかし、薩長同盟が成立し、高杉と伊藤が奇兵隊で決起した際に後の山縣有朋が小郡の毛利の当主に、高杉たち奇兵隊を小郡の領地に入っても危害を加えず、小倉まで行かせてくれれば、坂本龍馬やイギリスの援軍があるから幕府を倒せると説き伏せ、当主も本家には二年前に自分の祖父や家臣を多数処刑された恨みがあるので、これを許すどころか自身も小郡藩として決起し萩本家を攻め込み、藩主敬親を幽閉し、その足で長門の毛利家を降伏させました。
この小郡藩主の動きがあったから長州藩は幕府に勝つ事ができました。
その後は長州藩は京都に攻め上がりますが、薩摩が島津久光の威光があるのに、長州藩は山縣などの下級武士では大将は務まらないし、家臣が付いてこないとなり、鳥羽伏見の戦いから小郡藩主が新政府軍の総大将として会津戊辰戦争まで指揮をとりました。
近藤勇が野山獄に囚われたとき、西郷などは切腹を進言しましたが、池田屋事件で家臣を多数殺された藩主は切腹は許さず、処刑にさせました。
さて、維新後、長州藩は山口県になり幽閉された毛利敬親が初代県知事になり現当主は萩には住まれておらず、陶芸を嗜まれています。本家ですが目立たれることを嫌い静かに暮らされています。
長門はお家取り壊しで廃絶。
徳山藩主は土地成金として山口県でも有数の資産家になりましたが、先代が相次ぐ事業や投資の失敗がたたり、今はマンションを数棟持つだけになっています。現当主は格闘家として活動したあと、今は筋肉ジムを開設しています。
吉川家は現当主は吉川晃司さんのお兄様が継がれて、有名な錦帯橋のある岩国城の敷地内に今も住まわれてます。
さて、小郡藩主は現在どうされたんでしょうか?
じつは、小郡藩主は廃藩置県後、長門と同じ、領地取り壊しの道を取ります。
維新の立役者ですが、旧幕府軍や新撰組の残党などの怒りや怨みを一手に買って命の危険があったため、歴史からすべてを消し去り、自分の名前や系譜なども消し去りました。これもひとえに元就公の遺言である家を絶やしてはならないという言葉を守るための藩主のとった選択でした。
藩主は領地を返上し、自身は隠居し息子を◯◯家の入り婿とし、毛利の名は消えても毛利の血は絶やさずの遺言を守り、その血は脈々と受け継がれています。
子孫は短命で、旧幕府軍や会津の呪いだと言われたりもしました。
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明治17年に華族制度が制定されます。

毛利本家(敬親)、島津本家(忠義)、玉里島津家(久光)は「国家に偉功ある者」(明治維新)として最高爵位の公爵に叙爵されます。この他分家が男爵などに叙爵しています。

昭和天皇の皇后香淳皇后は忠義の孫です。
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毛利家の家訓、三子教訓状に天下を目指してはならない。


天下を争う戦いに加担してはならない。
政治は民であろうと能力あるものに任せ、主君はそれを見出せ。
領地を広げようと思わず、常に周りに気を配り、家臣に配慮し統治以外に考えてはならない。
謀りごとに長け、謀りごとに勝り、血を絶やさないこと。

…しかしながら、孫の輝元は家訓を破り関ヶ原の西軍大将になり、結果、元就公が一代で築き上げた莫大な領土の大半を失ってしまいました。
それ以来、本家をはじめ毛利は武士や農民問わず、明倫館などの学びの場を作り、能力のある人材を家柄や家督にこだわらず重宝してきました。
毛利家は維新後は子爵になりましたが、家訓を守り政治家や実業家にはなりませんでした。
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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%B6%E6%B4%A5 …

ここに島津久光についてのウイキ有ります、同じく長州藩主についてもウイキで見て下さい。
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