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芳香族化合物の命名法においてベンゼンをベンジル、ベンズ、ベンゼンの接頭語に分ける基準を教えてください

「芳香族化合物の命名法においてベンゼンをベ」の質問画像

A 回答 (2件)

接頭語云々ではなく、それらの意味することが違っているので、それを認識するのが先決です。


あず、ベンズアルデヒドの「ベンズ」というのは、慣用名の一部なのであまり真剣に議論すべきではないでしょうけど、C6H5C=Oの部分構造を意味すると考えるか、あるいは安息香酸(の誘導体)と考えるのが妥当なところでしょう。慣用的な用法なのでその辺りが曖昧。
ベンジルはC6H5CH2-の炭化水素基を表す。その炭化水素基にOHがついたのがベンジルアルコール。これも寛容名なので曖昧さが残る。
ベンゼンというのはC6H6で表される化合物のこと。
あなたは、ベンゼンスルホン酸とかニトロベンゼンのベンゼンはC6H5ではないかと思うでしょうけど、そういったものは「置換ベンゼン」としての命名法であり、ベンゼンにニトロ基とが「加わった」という意味ではなく、ベンゼンの水素がニトロ基などで置換されたとみなす命名法です。たとえば、クロロエタンとかであればエタンの水素が塩素で置換されたとする命名法であり、それと同じことです。スルホン酸に関しても順番が違うだけで同じことです。なのでベンゼンといえばC6H6と決まっているんです。なんでスルホン酸は後になるかといえば、スルホン酸というのが接尾語で表すべき官能基であるからです。それに対して、ニトロ基とかは接頭語で表すべき官能基であると命名法の規則で決められています。
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現在命名法は「正しい構造を示し、矛盾がないならどの様な方法でも良い」ことになっています。

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