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海に面して建てられた鳥居はどちらが外でどちらが中なのでしょうか?
何者かを召喚する装置と言って良いでしょうか?

A 回答 (6件)

#4です。

お礼ありがとうございます。

>普通は鳥居の中も陸地、外も陸地ですが、なぜ海に向けているのかなって。

元々鳥居というのは「外から入ってくるもの」を通すためのものです。では何を通すかというと基本的には神様と人なのですが、場所によっては太陽を通すために真南や真東に向かって建っているものもあります。

有名なところでは日光東照宮の本殿と鳥居を結んだ線の先に江戸城があり、つまり徳川家康の魂は江戸と東照宮を行き来きできるようにしている、という解釈もあるわけです。

では海に向かって建っている鳥居は「何を迎えているのか?」といえば「マレビト」だとされるのが一般的です。
もちろん神社すべてではありませんが、海に面して建っている鳥居や海の中に立っている鳥居はほぼすべて「マレビト」を迎え入れるものだと思っていいです。

「マレビト」というのは(稀人・客人)と書くこともあり、その元々の意味は「閉鎖的な集落に時々やってくる外界の人」なのことで、彼らが集落に恩恵を施すこと(DNAが豊かになるとか、金銭的な恩恵があるとか)が多々あるので、客人として丁重に扱ったことから「異界からくる人たちを大切にする」という信仰が生まれました。

ただ、この信仰が進むとマレビトは必ずしも生きている人だけでなく、死んだ人も含まれるようになり、特に漁村は「溺れて死んだ外界の人」が流れ着くことが起きるので、それを「マレビト」として丁寧に扱うようになりました。

このような死者を丁寧に葬ったりすることで「海に出ても無事に戻ってこれる」とか「大漁に恵まれる」と考える信仰があったのです。

また、江戸時代になると廻船が日本中を回るようになりました。当時の船は嵐に合うと遭難するので、すぐに「安全な港」を捜すのですが、その目印になるのが「海中の鳥居」でもあったのです。

鳥居があるということは漁村があり、船を泊めても安全ということだからです。そして嵐が収まるまで漁村に乗組員が滞在し、食事などでお金を落してくれるし、珍しい品物を買えるかもしれない、ということがありました。これも漁村のひとたちからみれば「マレビト」だったわけです。

そういう様々なマレビトを迎えるのが海の中に立つ鳥居なのです。
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この回答へのお礼

すごく辺鄙で閉鎖的な漁村とかで、
外部(海)から訪れる誰かを招くとか、導くとか、
そう言う機能もある訳ですね。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2020/05/19 22:37

鳥居の先に陸が見え、その先を進めばやがて社殿に至るはず。



だから、海側が外、陸側が中というか内側。

「何者かを召喚する装置」

こういういい方はふさわしからず。
「神様のお通りになる、神霊を招き入れる入り口」とでもいうべきかな。
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この回答へのお礼

仕事で津波被災地を廻りましたが小さな漁港でも鳥居があります。
陸地側に気が付かない祠とかあるのだと思います。
呼ばれて来る、と言うのが召喚かなって思ったのですが。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2020/05/16 23:03

鳥居は神聖な場所と世俗を区分けする「門」なのですが、同時に「神聖な場所を守る結界の一部を解放して出入りができる場所」でもあります。


なので、基本的には「社から見えるほうが内側」ということになります。

たとえば一番有名な宮島の厳島神社は、海側から見ると、鳥居の後ろに社殿がみえます。そして海側から見える鳥居(外側)には「厳島神社」という名称が書かれた扁額(ヘンガク)がかかっていて、外から来た人(と神さまたち)を迎え入れています。
ただ、厳島神社は内側にも扁額があって「伊都岐島神社」と書かれています。

他の神社は「扁額があるほうが外」だと思っていればよいとおもいます。

その中で面白いのは佐賀県にある大魚神社の海中鳥居、これは扁額が岸側を向いていて、神社の社殿は岸の奥にあります。つまり扁額が社殿側から見えるわけです。これは理由があってこの神社の御神体が「海の大魚」だからで、社殿はあくまでも「人間が集まって神に祈るための施設」神さま自体は海の中なので、海中が内側になります。
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この回答へのお礼

普通は鳥居の中も陸地、外も陸地ですが、
なぜ海に向けているのかなって。
大魚神社は特殊例として。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2020/05/16 22:53

海に面するほうが外。

扁額は海を向く。召喚という語感かどうかは分かりませんが、神域と俗界を隔て鳥居だけが出入りを許されるということでは無いでしょうか。
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この回答へのお礼

その語感を使いたかっただけです、

神域は陸地、俗界が海、
逆のような気もします。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2020/05/16 22:45

陸地の方にお堂や神社があるので、そちらが内側でしょう。


鳥居は神域と俗域の境界であり、結界でもあります。
神社には既に神様がいて、何者かを召還する必要はないので、そのための装置ではありません。
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この回答へのお礼

お堂や神社が近くに見えないことが多いので、

ではその海から(外から)鳥居をくぐるのは何者か?漁師さんか?

どうもありがとうございました。

お礼日時:2020/05/16 14:28

社殿側が中

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この回答へのお礼

建物が無くて鳥居だけがポツンとある場合があります。
ずーっと陸地側に祠みたいなのがあるのかな。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2020/05/16 14:24

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