遅刻の「言い訳」選手権

禅というのが昔からあると思うのですが
あれは正座をしてただ座っているだけなのでしょうか?
心を無心にするのが修行なのでしょうか?

禅について詳しい事を知っている人がいましたら、
簡単に説明をお願いします。

A 回答 (4件)

禅は禅宗という宗教です。


>あれは正座をしてただ座っているだけなのでしょうか?
 坐禅ですね。正座ではなくあぐらに近い(結跏趺坐といい、仏像などと同じ足の組み方です。)です。ちなみに立禅というのもあるそうです。

 坐禅は代表的な修行の方法であり、瞑想です(瞑想ではないと言う方もいるそうですが・・)。

 最終的な目標は「悟りを得る」事のようですが、坐禅する事により、さまざまな思いやわだかまり(色)から開放される事を目指すようです。

また坐禅では呼吸が大切であり、ヨガの呼吸法と同じなので、肉体的な効果というのもあるそうです。

玄侑宗久さんの「実践!元気禅のすすめ」という本をお勧めします。 宗教色がなく、フロイトやユングを引用したり、大脳生理学を引用した説明で宗教に興味がなくても判りやすかったです。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796642 …
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この回答へのお礼

わだかまりから開放する瞑想だったんですね。
有難うございました。

お礼日時:2005/02/10 14:00

ただ座っていることの難しさ。


座禅した後のすがすがしさ、なんであんなことを気にしたのか?
なんて悟ることもあります
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この回答へのお礼

すがすがしい気持ちになれるんですね。
有難うございました

お礼日時:2005/02/13 23:40

 禅はインドのサンスクリット語のdhya<長音>na、パーリ語のjhya<長音>naを音写した「禅那」の略称です。

仏教における精神を統一するための修行のひとつで、心静かに瞑想し真理を観察するので「禅定」ともいいます。
 禅にはさまざまな方法がありますが、ご質問の禅は「座禅」ですね。この座禅を中心に行う宗派を「禅宗」といいますが、支那の老荘思想の影響を受け「無」を重視します。
 またdhya<長音>naを音写する際に用いた“禅”という文字が、支那では「神を祀る」という意味もあるので音写に留まらない宗教的意味が生じました。

 なお、インド思想に近い真言宗や天台宗・華厳宗などでの禅定は、老荘思想の影響の強い“無の境地”よりも、真理を象徴する対象を視覚・聴覚などで観ることが重視されます(「観法」といいます)。
 初歩の段階では、仏像や仏画、または自然や天体を見たり、真言や念仏(これも本来は仏を念じるという瞑想のひとつでした。その方法のひとつとして“仏の名を口にする”という口称念仏、それも阿弥陀如来に対してのものが主流になりました)を誦して瞑想し、真理と一体となり心の散動を鎮めます。これをサンスクリット語でsama<長音>dhi、音写して「三昧(さんまい)」、「三摩地(さんまじ)」といいます。
 禅宗寺院が簡素なつくりが多いのに対し、密教寺院が仏像の建立を重視したり、曼荼羅を掲げたりするのもこういった点からです。

 ですから「禅」といってもその方法はさまざまであり、そのうちの禅宗が“座禅”や“無”を強調するのです。宗派によって「禅」の方法・考えも異なります
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この回答へのお礼

いろんな流派があったんですか・・
有難うございました。

お礼日時:2005/02/10 14:01

>正座をしてただ座っているだけなのでしょうか?


これは座禅です。
禅の修業の一つです。
ただひたすらに座って何か一つ己の内に真理を見出すのが目的です。しかしそれを掴む方法は座禅に限りません。労働を通じてでも、武道、芸道を通じてでも良いのです。
それによって、かけねなし、ぎりぎりのところの真実を掴むために、彼らは正念工夫します。

>心を無心にするのが修行なのでしょうか?
確かにそうとも言えますが、「無心にする」という事にとらわれるとそれはもう無心ではありませんね。
絶対的な「無」こそが禅の境地です。

私の好きな禅問答に「放下著(ほうげじゃく)」というのがあります。

厳陽善信(げんようぜんしん)が、まだ修行中のこと。じょう州和尚に尋ねた。

「私は、今、一切を捨てつくして何も持っていません。さあ、私は、どうするべきなのでしょうか」

「放下著(捨ててしまえ)」

「捨ててしまえといわれても、もう、何も持っていないのです。何を捨てるのですか」

「その、捨てるべき何もないというものを、捨て去るのだ」


もし興味があるのでしたら禅に関する本を読む事をオススメします。
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この回答へのお礼

簡単なようで難しそうですね。
有難うございました。

お礼日時:2005/02/13 23:43

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