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基本、エンジンブレーキと前輪ブレーキと後輪ブレーキを全て同時にかけるのはわかるのですが、
乾いた路面で急ブレーキをかけるときは前輪7割、後輪3割くらいだと思うのですが、理由としては、慣性で後輪の設置面積が減るからということで正しいでしょうか?

また、ほとんどのバイクが、前輪がディスクブレーキ、後輪がドラムブレーキなのですか?

また、ディスクの方が高価で水に強いと聞きますが、制動力もドラムブレーキより上なのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

確かに接地面積は変わるでしょうが、影響が大きいのは、荷重移動といわれる現象です。


全体の重心位置はタイヤの接地面より上ですね。
接地面でマイナス加速度(ブレーキによる)が加わると、重心に働く走行方向に働く慣性運動により、重心に前輪を沈み込めるモーメントが発生します、この力で前輪に大きな荷重がかかり、摩擦が大きくなります、これが主な原因です。
ドラムブレーキのシュー、通常はリーディングシューとトレディングシューがあります。
リーディングシューはセルフエナージャンシーと言って、シューとドラムの摩擦で発生する力が、シューをよりドラムに押し付ける力に変換されます。
ブレーキ性能に関して言えば、負のスパイラルではなく、正のスパイラルです、小さい力でよく効きます、だからバイクでは前輪にはツーリーディングが採用されているのが多いです。
ディスクブレーキにはこの効果はありませんが反面加えた力に比例した制動力が得られます。
ドラムでは同じ力でも速度が落ちるほどに急激に効きます。
制動力というよりパッド、シュー部分の摩擦がいくら大きくても、タイヤがスリップしては制動力は得られません、タイヤと路面の滑り摩擦如何になります。
>前輪7割、後輪3割
バイクは後部の重量があり、そんなもんかもしれません。
自転車の場合は前輪10で後輪が浮き上がって停止も可能です、もちろんハンドルがとられないようにする必要があります。
昔は自転車の前輪ブレーキは厳禁みたいなこと聞きましたが、製造の精度が悪い?でハンドルがとられるではなく後部が振れたのですね。
重心に働く慣性運動の力が正確に前輪にかかれば前輪10も可能かも。
でもあまりに急だと、とんぼ返りも・・・・・。
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>慣性で後輪の設置面積が減るからということで正しいでしょうか?


基本的には間違っていませんが、ブレーキ率は前後比で10ではなく、前10、後10と解釈するのが正しいです。
この場合、後ろの入力を減らすのは荷重が抜けてロックするからです、荷重を抜かなければ10を入力しても良い理屈です。

>後輪がドラムブレーキなのですか?
一部の低排気量車がそうですが、最近は後輪もディスクが多いです。

>ディスクの方が高価で水に強いと聞きますが、制動力もドラムブレーキより上なのでしょうか?
オフロードを経験するとわかりやすいですが、明らかに水中はディスクの方が有利ですし、単純な制動力も圧倒的です、オフロードの場合、私はフロントブレーキ操作は人差し指1本でした。
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>理由としては、慣性で後輪の設置面積が減るから



 おしい!ちょっと違います。接地面積が減るのは結果論です。
 後輪のブレーキが小さくても(弱くても)よいのは、制動すると後輪の荷重が前輪に移動して、後輪の荷重(接地圧)が減る為です。

 摩擦力の式は中学?で習ったと思いますが、F=μWです。μは実験的に求まる摩擦係数で、荷重や速度では変わりません。とすると、摩擦力Fは荷重Wに依存しているワケで、Wが減ると摩擦力が減ります。
 制動時に荷重が『抜ける』後輪は、摩擦力が減るため強力にブレーキを効かせると、すぐにロックしてスリップしてしまいます。

>乾いた路面で急ブレーキをかけるときは前輪7割、後輪3割くらいだと思うのですが、

 ハードにブレーキをかければかけるほど後輪の荷重が抜けるので、レースでは前後のブレーキ比は『10:0』と主張するレーサーもいます。

>また、ほとんどのバイクが、前輪がディスクブレーキ、後輪がドラムブレーキなのですか?

 バイクによります。ドラムブレーキの方が製造コストが安いという事があり、あまり速度が出ずハードなブレーキングはしないとか、また後述するブレーキのコントロール性を重視しなくてよいバイクでは、ドラムブレーキを使用しています。
 またヤマハSR400の様に、見た目でドラムブレーキとディスクブレーキを使い分けるケースもあります。

>ディスクの方が高価で水に強いと聞きますが、制動力もドラムブレーキより上なのでしょうか?

 ディスクの方が高価で水に強いのは確かですが、制動力自体はドラムブレーキの方が大きくなります。

 ディスクの方がドラムより優れている点は、主に2つです。
 この2つの為に、バイクでもクルマでも、現代ではディスクブレーキが主流となりました。

①熱に強い
 ブレーキは、走っているクルマが持つ『運動エネルギ』を、熱エネルギに変換し、大気に捨てる装置です。
 この熱が問題で、ブレーキはあまりに発熱すると、ヴェーパロックやフェードという現象を起こし、効かなくなります。(長い峠の下り坂でトラックやバスが暴走する事故が時々発生しますが、あれはブレーキをずっと掛けながら峠を降りてきて、熱でブレーキがダメになるからです。)
 鋳鉄製の『ナベ』みたいなものの裏側で制動力を出す(発熱する)ドラムブレーキは、通風性が悪い為に放熱が悪く、フェードやヴェーパロックが発生し易いですが、ディスクブレーキは『制動力を出す部分=発熱する部分』が走行風に暴露されており、良好な放熱性でフェードやヴェーパロックし難いと言えます。

②ブレーキペダルやブレーキレバーを操作した量に対して、制動力がリニア
 ドラムブレーキは、ペダルやレバーを動かしていくと、ある所から急激に効き、いわゆる『カックンブレーキ』になりやすいです。 
 ディスクブレーキはペダルやレバーの操作量に対して制動力がドラムよりも比例的に出て、ハードなブレーキングでタイヤがロックする寸前がコントロールし易くなります。
 故にレース用バイクや高い速度が出るスポーティなバイクでは、前後ともディスクブレーキとなっています。
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…設置面積じゃない。



 接地面積、でもなく荷重が減るから。制動力の比率は荷重の比率が基本。後ろが重いスクーターなら急制動時でも半々くらいって事もある。

>また、ほとんどのバイクが、前輪がディスクブレーキ、後輪がドラムブレーキなのですか?

 いいえ。スポーツ系の車種なら前後ディスクが普通で、カブ等前後ドラムも珍しくない。

>また、ディスクの方が高価で水に強いと聞きますが、制動力もドラムブレーキより上なのでしょうか?

 単純には言い切れないが、制動力はドラムの方が稼ぎやすい。大型トラックがほぼドラムブレーキを使っているのがその証拠。それだったら新幹線なんかがディスクなのはどうしてって事になるが、ドラムは放熱性やコントロール性で不利なため。
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設置面積というより、加重だと思いますが、急ブレーキでそんなに冷静になれないと思いますので、前後ともマックスだと思います。



ディスクブレーキとドラムブレーキは、制動力の差というよりは、見た目とか、熱などの問題だと思います。
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