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低圧スコットトランス(210/105-105V(単相3線式))の中性線の接地について教えて下さい。
(高圧6600V受電で予備発電機を使用しており、停電時に切替盤により切替をして使用しております)
1 中性線の接地は必ず実施しないといけないのでしょうか?
2 接地をするとした場合、何種の接地にしたらいいのでしょうか?
3 1と2に関して規定として記載されている部分はありますか?

私としては、中性線の接地は必ずしも必要でない。保護の為にELBを動作させる必要がある場合は接地をする、接地をする場合は特に何種と言う規定はなく接地してあれば良い(A・B・Dどれでも
いい)と考えています。
(最終的には、主任技術者に確認し指示に従います)
とある管理している方から、低圧スコットの接地は必ずB種が必要、D種ではダメと指摘を受けました(この時は、中性相をケースに接地しました。ここの設備はA・D共用になっています)。B種の目的は、高圧と低圧の混触をした際の保護(150V以下にする)が目的なので、低圧の場合は
これに該当しないのでは(必ず、B種にする必要はないのでは?)?と考えています。その管理している方に、勉強の為に教えて下さいと聞いた所、明確な回答が返ってきませんでした。それとも、特に決まりはないが一般的には低圧用機器(ダウントランスやスコットトランス)の中性線を接地をする場合、B種に接地するとかあったりするのでしょうか?

電気に詳しい方、ご教示頂けないでしょうか?

宜しくお願い致します。

質問者からの補足コメント

  • 解説ありがとうございます。すいませんがもう少し教えて下さい。
    要点だけ抑える様な形で、「ELBを動作させたい場合、低圧スコットトランスの中性線の接地は、何種でも良いから接地すればいい」と、とらえていたのですが、根拠として考えた場合、2級保護接地抵抗(接触電圧50V)で考えた場合、動作感度整定電流500㎃の時100Ωあればいいと記載がありました(教えて頂いた資料を確認させて頂きました)。これは、言い方を変えると感度電流500㎃までのELBの場合、100Ω以下の接地であれば問題ないので、A種(10Ω以下)D種(100Ω以下)B種(100Ω以下のB種)どれでも良い=何種でもいいから接地していればいいと言う解釈でよろしいのでしょうか?
    宜しくお願い致します。

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2021/05/10 23:22
  • 大変解かりやすい回答ありがとうございます。
    最初の質問から少しそれてしまうのですが、もう少し考えを聞かせて下さい。
    漏電遮断器が保護されている回路と保護されていない回路は、同じD種接地線で共用しない様にする
    など、内線規程や高圧受電設備規定などにも勧告と言う表現で記載されている部分があります。
    私が現場で見ている限り、漏電遮断器保護のD種接地は決まりで無いせいか、ほとんど気にしてない様な印象を持っています。実際、管理されている方に確認しても、共用でいいと回答が来ます。
    勧告の部分に関しては、どのようにお考えでしょうか?
    決まり事として実施するべきなのでしょうか?
    話しがそれて、申し訳ありませんが、考えを聞かせて頂ければ助かります。
    宜しくお願い致します。

    No.6の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2021/05/12 22:59

A 回答 (7件)

一次側が高圧電路又は特別高圧電路であればB種接地工事が必要です。


質問の場合は、一次側が低圧電路なので中性線には、電技・解釈の第19条による接地工事が必要です。
第19条の接地工事は【保安上又は機能上必要な場合における電路の接地】で、漏電遮断器を設置する場合などに使います。
最大値は500Ωで、ほとんどの場合は、D種接地工事で大丈夫です。
詳しくは、内線規程の資料番号1-3-9【漏電遮断器を取付けた場合の接地抵抗値】に載っています。
この回答への補足あり
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>勧告の部分に関しては、どのようにお考えでしょうか?


内線規程や高圧受電設備規程では、その内容の規定を
①義務的事項
②勧告的事項
③推奨的事項
に分けて定め
①は、規程上の義務ですから、守る必要があります。
②は例外があってもよいことを示しており、本来は①として順守を期待しているが、ある程度の応用が認められていることを示しています。
③は、お勧(すす)め事項です。
これらは、各規程の前文の「読み方」で説明しているので、参照してください。
②の事項の採否については、各事業場の電気主任技術者の判断が重視されるものと、考えています。
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・補足コメントについて-2


また、漏電遮断器で保護されている回路と、漏電遮断器で保護されていない回路は、同じD種接地線で共用しないように内線規程で勧告しています。
これは、漏電遮断器で保護されていない回路で漏電した場合、接地線の電位が上がり、接地線が接続されている機器の金属の外装の電位が上がって、感電の危険が生じるからです。
この回答への補足あり
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・補足コメントについて


>何種でもいいから接地していればいいと言う解釈でよろしいのでしょうか?
結論から言えば、その通りで、その抵抗値以下であれば良いのですが、各種の接地工事は、接地抵抗値だけでなく、その種類により接地極の深さなど施工方法なども定められています。
従って、工事費も大きく変わってきます。
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疑問点があれば、どうぞ。

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私も質問者様と同様の考えです、後学の為にとすこし調べましたが明確な答えは分かりませんでした。

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「電気設備技術基準」によると、変圧器2次側の接地はB種接地になります。



変圧器の高圧側、または特別高圧側の電路の1線地絡電流のアンペア数で150 (変圧器の高圧側の電路または使用電圧が35,000V以下の特別高圧側の電路と低圧側の電路との混触により低圧電路の対地電圧が150Vを超えた場合に、1秒を超え2秒以内に自動的に高圧側の電路又は使用電圧が35,000V以下の特別高圧側の電路を遮断する装置を設けるときは300、1秒以内に自動的に高圧側の電路又は使用電圧が35,000V以下の特別高圧側の電路を遮断する装置を設けるときは600) を除した値に等しいオーム数以下…となっていて、一般的に150を1次側の一線地絡電流で割った値がB種接地の接地抵抗になります。

ただし、高圧巻線と低圧巻線との間に金属製の板を設け、変圧器内部故障の際に、高圧が直接低圧巻線に侵入しない構造をもった混触防止板付変圧器を使用し、なおかつ混触防止板をB種接地すれば、低圧電路を接地しなくても構いません。

いずれにしても中性線の接地か、金属板の接地(いずれもB種接地)が必要です。
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