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先日"「真実」の反対語は何でしょうか?"という質問をついて、延べ23名の識者から、貴重なご回答を賜り篤く感謝しております。
最多数の反対語は、虚偽(嘘も含め)でした。
ずーと、そのご回答を咀嚼していますが、疑問も残っています。

反対語の組み合わさを分類します。
1、2者のいずれかであること、いずれか一方のみを否定することはできない。(その中間がない)                                   例 裏と表、午前と午後
2、2語の両者を互いに近づけて行くと中間(並み、普通、中央、現在、現地)がある。 
例 長いと短い、好きと嫌い、将来と過去

質問は、反対語といわれる真実・虚偽とは、どういう関係なのでしょう?

A 回答 (6件)

反対語ではなく、対義語に関して回答します。



対義語とは、二つの語がそれぞれ示す概念空間が重複せずに成立している場合で、なおかつ二つの語を止揚する上位概念が存在する場合です。

真実、虚偽の場合、真実でありかつ虚偽である例が無い。かつ真実を虚偽を止揚する上位概念(真偽)が存するので、対義語である。

猫とはさみの場合、猫でありかつはさみである例はない。しかし、猫とはさみを止揚する上位概念が存しないので、対義語ではない。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
私は、対義語と反対語との区別が分かりませんでした。
さすが哲学の分野では、精密に両者を区別しているのですね。脱帽です。
<対義語とは、二つの語がそれぞれ示す概念空間が重複せずに成立している場合で、なおかつ二つの語を止揚する上位概念が存在する場合です。>ですね。
机と椅子との関係では、上位概念として家具があるので、両者は対義語として認めるのですね。

お礼日時:2021/05/18 13:35

★ (№2お礼欄)


私が知りたいのは(疑問なのは)、今、真実と虚偽はどのような土俵にいるのか?ということです。

☆ 
1. 《〈事実〉を認識する》という土俵にいます。

1-1. 《事実》とは 起こったことのすべてです。

1-2. 実際には――《起こった》と言っても――つねに事態は 進行中です。

1-3. そういう場合には 何らかの・ただし一定の主題や目的を取り上げて そこに一般に価値を捉え この価値創造がひとまづ終えられたと見なしたとき あとは割り切って 《過ぎ去った出来事》と捉えます。

2. 主題の追求また目的の達成あるいは価値創造が すでに過ぎ去っている〔と見なした〕その事実について認識するとき 寄り切られる・または土俵の土がつくなら それは 《虚偽》です。

3. 規則に違反した認識が 虚偽です。



4. 互いに共通のそしてすでに取り決められ共有している規則にのっとって 認識したものは おのおの人によって異なっていてもそれぞれが主観真実です。

5. 真実である主観の中で 《事実にもっとも近い〔と大方の人によってみとめられた〕主観認識》が 共同主観として 常識または定説であると見なされます。



6. すべての認識は 事実がじっさいには事態として進行中であるからには 相対的で可変的である。

7. 《規則――経験合理性にのっとり判定すること――》すらが 細則においては 変更されうると見るとき 真実か虚偽かも 相対的であり 時には可変性のもとにあってひっくり返ることすらがあり得ます。

8. そういった土俵の上にあるのが 反対語のペアです。

9. 意味が互いに反対(対極)だということですから これは 対義語と言うのが ていねいな命名でしょうね。ほとんど差はありません。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
質問およびお礼が拙く、私の真意をうまく伝えられませんでした。(申し訳ありません)
土俵というのは<《〈事実〉を認識する》という土俵にいます。>云々というような高尚な意味ではなく、「真実」と「虚偽」という言葉が載っている(対峙している)低次の土俵のつもりでした。

お礼日時:2021/05/19 09:11

近現代西洋哲学が基礎となった学問という土俵の上で、「真実」と「虚偽」が対義語の関係であるということです。

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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございました。
質問およびお礼が拙く、私の真意をうまく伝えられませんでした。(申し訳ありません)
土俵というのは学問云々というような高尚な意味ではなく、「真実」と「虚偽」という言葉が載っている(対峙している)土俵のつもりでした。

お礼日時:2021/05/19 09:07

真実というのは現実であり、虚偽というのは人間が認識を誤るという事です



現実には何の虚偽もありません。
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この回答へのお礼

ご尤も

お礼日時:2021/05/19 08:56

真実は一つしかない。



しかし、虚偽(嘘)はその真実を取り囲むように十方に広がる。

それはあたかも星の様にあるかも知れないけれど、太陽が昇った瞬間に全ては消えうせる。
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この回答へのお礼

ご尤も

お礼日時:2021/05/19 08:56

木造さんの定義は正確な感じがします。

具体的な例に当てはめて少し考えてみると勉強になるでしょう。

私はもっと単純に理解していました。対義語とは、ペア(対)と認識されているもので、反対語とは意味が逆になるもの、と。だから、反対語の場合は、必ずしも存在するとは限らない、と。

対義語にしても反対語にしても、これは学問的定義であり(幅はあるでしょうが)、そこには基盤となる哲学が存在するはずです。
つまり、言葉自体の定義と、「対」「反対」という概念の定義がすでになされている、ということです。

そのことに、つまり、学問の基盤になっている哲学に対し懐疑的であるということなのだと思います、parkさんは。

真実の反対語が「虚偽」であるならば、真実とは「虚偽のないこと」となるでしょう。
真実を「真理」の延長線上に考えている場合、これは納得できないと思います。

これは、カント以降の西洋の近・現代哲学の考え方で、「真理」というものを考えないで、認識したものを「事実」「真実」としよう、というものであると思います(この辺は今勉強中です)。

回答は、「真理」というものを考えない場合、世の中の常識に照らし虚偽のないものを真実とするということは「正しい」と思います。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
次の1と2は、新たに知ったことです。

1<.対義語とは、ペア(対)と認識されているもので、反対語とは意味が逆になるもの>と。
2.<「真理」というものを考えないで、認識したものを「事実」>ですね。「

3.<「真理」というものを考えない場合、世の中の常識に照らし虚偽のないものを真実とするということは「正しい」と思います。>ですね。
3についてですが、真実と虚偽は反対語になりますね(条件としては、<「真理」というものを考えない場合、世の中の常識に照らし>)。
私が知りたいのは(疑問なのは)、今、真実と虚偽はどのような土俵にいるのか?ということです。Mokuzo100nen様によれば、その土俵は、反対語の両方が含まれる<上位概念>だそうです。すなわち、<上位概念>の基で、両者の関係が明かされる、ということだそうです。

お礼日時:2021/05/18 18:15

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