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7馬力と4馬力の耕運機ですが、エンジンオイル、ギヤーオイルの交換時間は取説にありますが、
使用期間(年又は月とか)についてですが、どの位の期間を見込んで交換したらいいでしょうか?
目安等について教えて下さい。

A 回答 (4件)

プロファイルのような者です。


自動車や航空機のエンジンの研究開発や、試験・評価的なものですが、その運用支援なんかもしてきました。

その経験上言えることは、使用者の立場に対しては、エンジン・トランスミッションの使われ具合で判断でいいと思います。
潤滑剤と言う意味で、オイルの目的や劣化の観点はエンジンとトランスミッションで変わりはないですが、温度や機械的現象が違うので、それぞれのそういう点で寿命を考えることにします。

エンジンで一番考えないといけないのは燃焼熱です。
そして、その熱で熱いエンジン各部の潤滑を行うのがエンジンオイルで、潤滑相手の摩耗による汚れと熱により酸化が劣化の大きな要素です。
自動車や航空機のエンジンの場合、多くは毎日結構長い時間動かします。

たとえば車の場合、ウィークデーは通勤の往復で毎日2時間、週末は遠出や買い物で1日当たり5時間ぐらいエンジンは回されるとします。
すると、エンジンオイルは、週当たりは20時間、半年25週では500時間、熱や摩耗にさらされることになります。
一般の車のエンジンオイルは、これに安全を見越した余裕を含め、劣化しても必要な特性が半年ぐらいは得られるように作られています。

この期間はエンジンの大きさとはあまり関係ありません。
エンジンは運転すると温度が上がりますが、その温度はどんなエンジンでもあまり変わりません。
ここまでと言う温度はどのエンジンでもほぼ同じなのです。
そうなるように冷却系統が設計製作されていますから。

エンジンが大きくなればそれだけオイルはいっぱい入っています。
極端に言えば、エンジンの大きさでオイルの何が違うかはここだけです。
なので、オイルの交換周期を左右する主要因は運転時間となります。

これは言い換えると、エンジンをそんな長く使わなければそれだけ劣化しないので、交換周期期は長くできるということです。

耕運機の場合、ある時期一日中使うかもしれませんが、そうでないときもあるでしょう。
車のような時間にはならないのではないかと思います。

エンジンが運転されて熱い状態と冷たい状態では酸化の進行は全く違います。
エンジンを動かさない冷たい(常温の)状態であれば、エンジンオイルの酸化はほとんど気にしなくて構わないと思います。
なので、一声、500~1000時間をひとつの目安に考えられてはいかがでしょう。
これが2000時間ではダメかと言われるかもしれません。
それへの答えは、現実には2000が3000でも問題ないです、としていいと思います。
今日のオイルはそれほど良くできていますし、エンジンもそれで破滅的になるようには出来ていませんから。

それ以上に気にしたほうがいいことは、しばらくエンジンを回さないで放置したときの潤滑の問題です。
エンジン内のピストンとシリンダーの間やバルブ類、それらを駆動する軸のベアリングやチェーン、ギア、タペットなどについていたオイルが流れ落ちてしまっているからです。

とくに長く放置したような場合、燃料コックは開ける前に、閉じたままで手回しやスターターでエンジンを数秒間回すのを2~3回してやって少しだけでもオイルを各部に回してやり、そのうえで燃料を供給して始動します。
その時でもいきなりスロットルは開かず、アイドリングのままで少なくとも数分、出来れば10分以上は回してやってください。
エンジンが温まるとともにオイルも温まり、それによってオイルはサラサラになり、細部にもオイルが巡るようになるからです。
エンジンを何か月も回さなかった場合は特にこれをしてください。
シリンダーなんかの表面に錆が出来たりすることが合ったり、オイルが固まって流路が細くなっていたりしますから。
放置期間の目安は1~2ヵ月以上ならこれをした方が良いですが、3か月以上ならぜひしていただきたく思います。

車でも同じです。
車のように燃料コックがない場合はいきなりエンジンをかけることになりますが、まず10分はアイドリングさせるとエンジンが劣化せず、長持ちします。

それからトランスミッションオイルです。
このオイルの劣化要因は金属摩耗分の増加だけと思っていいです。
気になるようなら、年に一度ぐらい、汚れ具合を見てください。
普通は透明ですが、微小な金属粉が見られるようなら交換、と言う具合です。

こちらは馬力が大きくなればギアにかかる負荷が大きくなりますから劣化(摩耗粉の量)はひどくなります。
しかし、熱は摩擦熱だけなのでほとんど気にしなくていいですから酸化は気にしなくていいと思います。
これも車で言えば10年以上持ちますから、その期間の運転時間を考えれば1万時間なんてなります。
ですから、耕運機なら交換はまず要らないのではと思います。

言い忘れましたが、エンジンオイルも、ときどき色は見てやってください。
エンジンの様子によっては汚れて交換した方が良いことはあるでしょうから。

エンジンオイルの色では黒くなるという事もポイントです。
黒くなる場合、ピストンリングの摩耗のようなエンジンの劣化で、オイルが燃えたり燃焼ガスからのススがクランクケース内のオイルに入って来ています。
その場合はエンジンが寿命かメンテが必要かもしれません。

ほかに、トランスミッションと同じように金属粉にも注意します。
こんなので汚れた場合は単に交換するだけです。

すごく大雑把な考え方ですが、私はこれでいいんじゃないかと思います。
細かなことを言えば他にもいろいろありますが、命を預けるのでもレースをするわけでもないですから、こんなんでどうでしょう。

耕運機たちを大事に使ってやってください。
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この回答へのお礼

大変詳しい解説をありがとうございました。
おおいに勉強となりました。 一年を通じての取扱いについて
学びました。今後取扱には注意をしていきます。
返事がおくれて大変申し訳なく思っています。
また、お世話になります。よろしくどうぞ。失礼します。

お礼日時:2021/06/09 10:14

どんなエンジンオイルも添加剤がなくなるのは約3か月です。

私は走行距離の少ない自家用車は6か月、ミニバイクは1年で交換しています。利用時間が少ない耕運機であれば、1年に1回でいいでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。 長く使えるよう注意していきます。
返事が遅れて申し訳ございません。今後ともよろしくお願いします。

お礼日時:2021/06/09 10:16

使わなくとも徐々に劣化していきますが、使用状況や保管環境で全く異なります。


気温、湿度、風雨etc
ただ、使用時間に満たない程度であれば、2、3年ぐらいは問題ないであろうと思います、たぶん。
10年はさすがに苦しいかもしれませんが、屋内で良い環境保存なら、それでも使えなくはないと思いますよ。
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この回答へのお礼

お礼

ありがとうございました。 長く使えるよう注意していきます。
返事が遅れて申し訳ございません。今後ともよろしくお願いします。

お礼日時:2021/06/09 10:16

耕運機は使用期間長く使用してください。

寿命まで使えば大丈夫です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。 長く使えるよう注意していきます。
返事が遅れて申し訳ございません。今後ともよろしくお願いします。

お礼日時:2021/06/09 10:17

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