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研究室の設備について。
大学の研究室の設備なのですが、自分の行っている研究室は設備がちゃんとしていると思いますか?
ゴム手袋などの使い捨て用品の価格高騰のため、極力節約してつかう。
試薬の濃度が薄いものしかなく、濃いものを自分達で微調整しながら蒸発させて使わねばならない。
温度管理が大切な実験をするのに、別部屋にできず人の出入りがおおい部屋に装置を設置して工夫して温度を自分で調節せねばならない。(恒温槽などはなし)
掃除機や文房具がない。(自前ホッチキス)
パソコンの性能はあまり良くなく、皆んなデスクトップパソコンではない。
試薬は何個も買えない。
消耗品は大切に使えと言われて、試料作りに失敗してると注意される。

友達のところはお金があるらしく上記のことを言うと設備がちゃんと整ってないし、そんな環境できちんと結果だせるの?って言います。
自分は当たり前だと思っていたことが他の研究室では違うらしくて驚いてます。
自分のところの研究室は貧乏なのでしょうか?
どうか教えてください。

A 回答 (2件)

私はプロファイルに書いたような在米の年寄です。


昨年の夏に定年・隠居し、いまは現役ではありませんが、それまでは研究者として、主に日米で大学や業界団体、国の機関などと仕事をしてきました。

最近では日本の大学の研究も、大学から経済的に自立が求められてきていると聞いています。
しかし、私の経験から思うに、社会のシステムには旧態然としたものが多く残っていることで、なかなか企業などとの協調も大変なのが現実ではないでしょうか。

それがあなたの研究室の状態を作っているように思います。

研究の経済学には、分野や研究内容、教員の人的ネットワークの強さなど、いろいろの要素があると思いますが、当地の場合はそれがかなり大きな力になっています。

ウチの子どもたちは地元の州立大の大学院に居ます。
教授や研究室の出身者が研究にお金を呼び込んでいるので、研究にはかなりいい環境が出来ています。

当地では高校までが義務教育です。
高校を出たあと、進学するにせよ社会人になるにせよ、その暮らしは自力でしていくのが当地の『普通』です。

まぁ、大学を出るまでは『親からお金を借りて・・・』という姿が少なくないのはこちらも日本と似てはいますが、さすがに大学院から先となると『自力で』が普通です。

学費は国公立に相当する州立でも安くはありません。
生活費も入れれば年額400万円はかかります。
ウチの子は、研究にスポンサーをつけ、学費と生活費に相当する額の一種の給料のようなのを、奨学金のような名目でもらい、それで勉強しています。

大学院になるとほとんどの時間を研究に費やすことになります。
勉強のほかにアルバイトをするという考えもあるでしょうが、勉強に専念できるこういう仕組みはとても助かっているようです。

スポンサーは、企業、国、国・州の研究機関、財団で、研究にかかる様々な費用や学会活動の費用、パソコンなどの機材の費用、スパコンなどの利用費用なども負担してくれています。

直ぐにそういう姿にするのは難しいでしょうが、あなたが苦労した経験は、あなたが社会に出たらそう言う『助ける側』に立って活動されるきっかけ・エネルギーにしてはどうでしょう。

そういう人が現れ、増えないとそれは実現しないように思います。
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最初のご回答のように,それはお金の問題です。

科研費をとれない先生とかではないのですか。ただし

> 掃除機や文房具がない。(自前ホッチキス)

文房具くらいは自前でも当たり前ですね。研究室に金が無いなら。

> パソコンの性能はあまり良くなく、
> 皆んなデスクトップパソコンではない。

ノートPCの方が便利ではないですか? 実験室でデータ入力して,それを先生の部屋に持参して見せられる。実験室で数値計算しないのであれば,単にスプレッドシートを使うだけなら性能って・・・???

研究の精度が出ないから,さらに科研費が当たらない・もらえない。悪循環のような気がしますね。論文は毎年出版なさっているのでしょうか。あとは,安全管理もおろそかになっているかもしれないのが,一番まずいことですけど。薬品の管理や廃液の処理はきちんと法律通りになってますか。
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