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パルスオキシメーターで毎日酸素飽和度を測っています。
毎回、朝イチは92-94%でして、朝起きてからしばらくすると96%くらいになります。

朝イチはこのように低いものなのでしょうか?

A 回答 (1件)

新型コロナウイルス感染症の広まりとともに、一般家庭でも購入する方々が急増したパルスオキシメーター。

あさイチはちょっと低いようです。

・体の酸素が不足すると数字が低くなる器械。
・数字が低いと状態が悪化している。

とおおざっぱに理解されていることが多いようです。

パルスオキシメーターは簡便で便利です。
ポイントは「正しく測定できているか」
計測の原理を知ることで、正しく測定できているかのヒントになります。
ポイントは「正しく測定できているか」

パルスオキシメーターはとても優れた医療機器です。
誇らしくも、日本人が発明したものなんだよ、と医学生のころに教わりました。
生命危機があるかどうかを知るための重要なバイタルサイン(体温、血圧、心拍数、呼吸数、酸素飽和度)の項目のひとつです。

「指にはめ込むだけで、簡単に酸素が計測できる器械」
体温測定のように、とても簡便な検査で誰でも簡単に操作できるメリットがあります。

簡便な検査ではあるので便利です。
ポイントは「正しく測定できているか」です。

正しく測定できていないパターンとしては

・手足が冷えているときに計測
・測定中に指先を動かしてしまう
・測定中にお話ししたり息止めしてしまう
・マニキュアした爪で計測
・過度に瘦せているため、指にはさんだだけで血流が止まってしまう
などが挙げられます。

「指先の血流」「血液の赤さ」をみている

上記のようなパターンがなぜ測定が不正確なのか。
それはパルスオキシメーターは「指先の血流」をみることで数値を表示しているからです。

つまり指先の血流がきちんと計測できない状況では数値が不正確になります。

指先の血流をみているのですが、正確には指先の血流の「血液の色」をみています。

「指先の血液の色がどれだけ赤いのか?」
を計測している。
これだけ理解しておくだけでもかなり役に立ちます。

指先が冷えている状態では正しく測定できていない可能性が高いです。
末梢の血流が不足しているので血液の色を正しく測定できないからです。

パルスオキシメーターの原理をかんたんに理解すると

少し踏み込んだ話をしますと
酸素を多く含んだ血液は真っ赤(明るい赤色)です。
よくイメージする真っ赤な血液は動脈です。
たっぷり酸素を含んでいます。
そのため鮮やかな真っ赤な色をしています。

一方で、静脈はどす黒い色(黒っぽい色)をしています。
静脈は身体に酸素を渡し終わった血液です。
なので血液に酸素が含まれていません。
そのため黒っぽい色をしています。


・酸素が多い血液は、真っ赤(明るい赤色)
・酸素が少ない血液は、黒っぽい(暗い赤色)

身体の酸素が多いかどうかを調べたい。
ならば、血液の色をみて「色がどれだけ明るいか」をみれば酸素が多いかがわかる。
どれだけ色が真っ赤なのか、黒っぽいのかを調べよう。

という経緯で発明されたのがパルスオキシメーターなのです。
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