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DNA鑑定を行う場合、特定の番号の染色体を利用するのですか。それともゲノム全体を使用するのですか。

また、聞きかじりなのですが、鑑定に用いるのは遺伝情報を持ったDNA断片でなく、遺伝情報を持たないDNA断片だ、とも聞いたことがあるのですが合わせて教えていただけますか。

A 回答 (4件)

遺伝情報が載っていない部位で、単純な反復が繰り返される部位があります。

マイクロサテライトと呼ばれていますが、個体識別や親子鑑定ではこのような部位が用いられます。

染色体という区分はせず、唾液サンプルなどを用い(唾液には頬の粘膜細胞が含まれているためDNAが豊富なのです)、PCRという手法である一定の配列を持ったDNAの断片を増幅させて使います。

遺伝情報が載っていない部分を使うのは、突然変異が保持され易いためです。必要な遺伝子に傷が付いたら、生き残れませんが、不必要な部分で突然変異が起きても生き残れますから、変異の量が格段に違うのです。

この回答への補足

個人差を発現する遺伝子より、突伝変異を保持しているマイクロサテライトの方が個人差(塩基配列)が多きいのですか。
またマイクロサテライトというのはイントロンと同意語ですか。

補足日時:2005/04/01 07:44
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マイクロサテライトは、たとえばCとAの繰り返しの配列です。


この反復の前後に機能のある配列があればそれは個体間で保存されてますので、そこを足場にしたPCR反応をし、得られた断片の長さ=反復の数を元に個人を特定することができます。
マイクロサテライトがある部分は何万箇所とあるらしいので、複数箇所の反復数を見れば何十億人から一人を特定するのは可能になります。

そして、マイクロサテライトとイントロンは違うものです。
イントロンは、染色体のDNAから転写されたmRNAのうち、スプライシングという過程で取り除かれる配列のことを指します。
ですから、イントロンは必ず転写の開始位置と終了位置の間、もっと厳密に言えば最初のエクソンから最後のエクソンの間にしか存在しません。
マイクロサテライトは、遺伝子と遺伝子の間にも、イントロンの中に存在するようです。
定義上違うものですが、重なる部分もあるということです。

参考URL:http://www.tjnsrl.co.jp/041_dna_oyako/dna/kensa. …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
マイクロサテライト、イントロンの違いがはっきりと理解できました。

お礼日時:2005/04/08 12:46

 昔、詳しい人に「君にもわかるように」とごく簡単に教えてもらったのですが、古い知識かもしれません。


 細胞を破砕、核を分離、薬品処理して繊維状のDNAを取り出し、複製させて増量する。
 特定の部分を切る酵素で処理してできたぶつ切りの比率を電気泳動で調べる。
 塩基配列などは調べないので完全ではない。とのことでした。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
私は漠として、ぶつ切り切片の長さ比で個体認識するというような話は聞いていたのですが、具体的な部位が解らず質問しました。
DNAの全部の断片でも理論的にはできそうな気がしますね。

お礼日時:2005/04/08 12:41

人の場合どう呼ぶのか忘れましたが、確か遺伝子と遺伝子の間に見られる意味のない反復配列の繰り返し数や分散のパターンで判定したと思います。


遺伝子は生きるために必要な機能を持っていますからどんな人でもほぼ同じ配列ですが、機能を持たない配列は人によって大きな違いがあるので、遺伝子以外の部分を比べた方が精度よく個人を判定できるわけです。
具体的にどの染色体のどこを使うかは分かりませんが、よく使われる部分は大体決まってると思います。
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この回答へのお礼

早速、回答頂きましてありが等ございました。
自分はてっきり「親の得意な形質」を探して比較しているのかな?と思っていました。

お礼日時:2005/04/01 07:39

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