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四ヶ月ほど前に、ここで質問をした者です。
「星新一、筒井康隆と来て、読みたいと思う本が無くなった。おすすめがあれば教えてください」と聞いたのですが、
予想以上に大勢の方からアドバイスをいただきました。
小躍りして、早速お薦めされた本を片っ端から読破してきました。
レーモン・クノー、ミロラド・パヴィチ、イタロ・カルヴィーノ、中上健次、井伏鱒二、内田百閒・・・。
おかげで、あれから、非常に濃密な読書の時間を過ごすことが出来ました。
(前回の質問)http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=76640

フランスやイタリアには、僕の好きな筒井康隆と同じようなことをしている作家がいるんだな、と思って死ぬほど嬉しく思っておりました。
ところが僕の浅学では、実験小説といえば筒井康隆かウリポしか分かりません。
まだ世界のどこかには、驚喜するべき小説があるのかと思うけれど、
どうして調べればいいものやら分からず、またアドバイスを伺おうと思いました。

いわゆる「平凡ではない小説」で、おすすめがあったら、是非教えてください。

A 回答 (3件)

いやあ、全部絶版でしたか。

失礼しました。

実験小説という区切りではもう思い出すものもないのですが、お茶を濁す程度のものをいくつか御紹介させて頂きます。

「二十四粒の宝石 超短編小説傑作集」講談社文庫 割と有名どころの作家が揃ってます。1971年刊だから、これも廃盤かなあ。

SFバカ本シリーズは御存知ですか?数冊シリーズで出てますが、どれも10人前後の作家のアンソロジーです。「リモコン変化」「彗星パニック」「SFバカ本だるま篇」「SFバカ本たいやき篇プラス」「SFバカ本ペンギン篇」などなど、廣済堂文庫というところから出てます。タイトル通り、くっだらねーという作品も多いのですが、思わぬ拾い物も少なくありません。かんべむさしさんの作品が載ってるのがキモです。

私は、海外の小説は「翻訳家の文章ではないか」という偏見が拭えずにいて親しみが薄く、筒井康隆さんの作品についても虚構船団あたりからついていけなくなってますので実験小説ということでyudohuさんが求めておられる作風がどんなものかも解らずに回答させて頂いております。筒井康隆さんの作品が難解になって以降、わたしはかんべむさしさんが一番筒井氏にイメージが似ていると思ってます。文体等から受ける雰囲気は随分違いますが、清水義範さんも面白くて独自の作風だと思います。筒井さんはパロディーと言い、清水さんはパスティーシュといってますが、着眼点の面白さは共通だと思います。

きっと的はずれだとは思いますが、いろんな作家の作品にふれてみるという意味では短編のアンソロジーも利用価値があるのでは、と思った次第です。
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この回答へのお礼

またまたご回答いただきありがとうございます。

SFバカ本というのは名前だけかすかに聞いたことがあるような・・。
かんべむさし氏の著作は書店で見かけないから、稀少ですよね。

海外の小説が「翻訳家の文章ではないのか」と思うのは、
じつは僕も同じです。
だから、よほど読みやすい翻訳か、
興味のある作家でないとまず手にしません。
ひたすら、日本の作家ばかりを追いかけてきました。

短篇アンソロジー探してみますね。
ありがとうございました。

お礼日時:2001/09/15 18:31

実験的かどうかは分かりませんが・・



ジェイムズ・ジョイス
トマス・ピンチョン
ルイス・キャロル
ロブ=グリエ
クロード・シモン
高橋源一郎
蓮實重彦
金井美恵子

あたりなんかはどうですか。

と書いたあたりで前回の質問を読み直してみたら、
ヌーボーロマンはもう挙がってるし
柳瀬直紀は好きじゃないとのことなので、
ほとんど意味をなさない回答になってしまいました。

ジョイスやキャロルは柳瀬訳が嫌なら、いっそ原文で読んでみては如何でしょう。
フィネガンズ・ウェイクはそれ用の辞典も出てるし、まあ自己流でも結構楽しいですよ。疲れますが(笑)。

蓮實重彦の名が出てなかったので、この中では彼がお勧めですかね。一冊しか出してませんが。個人的には高橋源一郎もお勧めしたいですが嫌いな人も結構いますからね。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございます。

蓮實重彦は「小説から遠く離れて」という評論を読みました。
小説も出しているとはしりませんでした。

ジョイスを原文で・・というのは・・・大変なことですね。
僕なんかに出来るのかと思ってしまいます。

トマス・ピンチョンは面白そうだけれど重層感があって、
読むのをためらっております。
この際、チャレンジしてみようかなあ・・

高橋源一郎は全く気にしていなかった作家なので、
今度本屋で立ち読みして様子を見ようと思います。

お礼日時:2001/09/07 05:07

筒井康隆・選 「実験小説名作選」 日本ペンクラブ編


 
というのがあります。私の持ってるのは集英社文庫からでているものです。

純文学作家のものからSF作家のものまで(中村誠一の作品もあります)17作品が収録されてます。面白かったですよ。
筒井康隆・編では「ネオ・ヌルの時代」1.2.3(中公文庫)というのもあります。一般人の作品ですが、面白い構成のものも散見できます。筒井氏の寸評が楽しいです。

同じく筒井氏の編で「日本SFベスト集成」というのも沢山の作家を知るキッカケになると思います。60年代版、70年、71年、・・という形で数冊出てます。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございます。
前回のQ&Aでも、アドバイスをいただきましたね。

「実験小説名作選」は昔から読みたい読みたいと思っているのですが、
すでに絶版で売ってないんですよね・・。
「ネオ・ヌルの時代」「日本SFベスト集成」とも絶版で・・。うう。

古書店で見つけたら買いますね。

お礼日時:2001/09/07 03:48

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