プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

先日、10年来の友人が胃がんで亡くなってしまいました。
診断からわずか1ヶ月余りの死でした。
外出先で倒れ、そのまま入院、その時点でカメラを飲むために
胃に空気を送っても、堅く萎縮していてほとんど膨らまない状態だったそうです。
最終的な死因は肝臓に転移したためだそうです。

胃がんは死ぬような病気ではないのに、なぜ・・・という
思いが頭をめぐり、どうにも整理がつきません。
考えても仕方のないことでしょうが、いったいいつガンは出来て、
どのくらいの早さで進行したのか、いつの段階までだったら
助かる可能性があったのかが気になって仕方ないのです。
というのは友人は、倒れる半年強ほど前に、腸の調子がおかしいと
内科を受診し、腸カメラ検査をしているそうです。
結果、異常なしで、その他の検査をしなかったそうなのです。
この段階で、もし胃の検査をしていれば・・・と悔やまれてなりません。

進行速度というのは、個人差もあるし、年齢にもよるとは思うのですが
一つの例としてでもいいですので、専門家の方、ご意見ください。
友人は女性32歳でした。

A 回答 (2件)

お友達を急なご病気で亡くされたとのこと、ご心痛のことと心よりお見舞い申し上げます。



胃がんの進行速度は、「分化度」というものである程度決まってきます。
胃がんの場合、高分化のがんというのは本来の胃の組織としての働きを残しているがん、そして未分化のがんというのは、胃の組織としての性格を全く残さず成長してゆくがんです。ですから高分化のがんより未分化のがんの方が悪性度が高い、つまり進行が早かったり、転移しやすかったりするのです。

No.1の方が書いておられますように、胃がんの中で未分化なものをスキルスと呼び、これは粘膜の下を這うように急速に広がり、早期に転移を起こします。どのくらいの悪性度かと申しますと、見つかった時点で手術ができるような状態である確率は4割以下、運良く見つかったとして全て手術で摘出されたとしても5年生存率は2割以下というご病気です。また、統計的には若い女性に多いとされています。

このようなスキルスがんを早期発見するのは非常に困難です。上部消化管内視鏡(胃カメラ)で見たとしても粘膜表面に異常のないこともあり、胃透視(バリウム検査)でふくらみが悪いことも、一度だけでは個人差もあり評価できず、経過を追ってゆかないと判りません。

それでは早期発見できていたとしたら・・・、それでもがんの悪性度は変わらなかったことでしょう。その時点ではたとえお元気でおられたとしても入院を余儀なくされ、手術や化学療法などで不自由な生活を送られることになったと思います。また、手術や化学療法で延命が期待できたかどうかというのも個人差があり、かえって治療によって寿命を縮める場合もなくはありません。

最期まで外出されたりしてごく普通の生活を送られ、苦しい治療が一ヶ月くらいで済んだこと、それがその方の選ばれた生き方(運命というのでしょうか)だったのだと・・・私は思います。
納得できるのには時間がかかると思いますが、少しでもshima99manさんや周りの方々のお心が救われますこと、いつまでもお祈りしています。
    • good
    • 25
この回答へのお礼

そんなに恐ろしい病気なのですね・・・
彼女が亡くなったことはとても辛いことですが、それと同時に、どうしてそこまで進む前に病院に行かなかったんだ、どうして俺はもっと身体を大事にしろと言わなかったんだという怒りにさいなまれていました。
悲しさ、辛さは消えませんし、たぶん一生納得などいかないとは思いますが、mhougaさんの回答を読んで、怒りは和らいだ気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/08 09:16

胃癌にもいろいろあって、あっという間に進行するスキルス癌というのがあります。

この方も多分そうだったのでしょう。面白まじめのアナウンサーの逸見さんもこれでした。

大腸内視鏡検査と、胃の内視鏡検査は別、大腸の検査では胃癌は発見できません。

スキルスになると、1年に一度の検査でも、間に合わないことがあります。でも、そうなる可能性は、ほんのわずか、運が悪いとあきらめるしかありません。

35歳すぎたら、1年に一度は、胃癌の検診を受ける人が増えています。以前より楽になりましたから、モニタで直接見ることができる内視鏡の検査がお奨めです。

胃の内視鏡で、食道(この癌も手術が結構大変です)、胃、十二指腸が検査できます。万一ポリープがあっても、検査の途中でつまみ取って、それを、顕微鏡で覗いて、「癌でしたがきれいに取れました」というケースもあります。癌が胃の粘膜層にとどまる初期であれば、簡単に処置ができますので、実際にはそんなに心配することはありません。

ピロリ菌が作用して胃潰瘍になりやすくなるというのも最近わかってきました。必ずしも胃潰瘍が胃癌に進行するわけではないのですが、これも検査で、除菌ができますので、心配の材料を除去しておきましょう。
    • good
    • 19
この回答へのお礼

そんなに進行が早いものなのですね。
詳しいご回答感謝します。

お礼日時:2005/04/08 09:07

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!