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リンパ腫と白血病の違いって病理的に何ですか?

A 回答 (1件)

どちらも血液腫瘍の一種です



白血病は骨髄の造血系細胞のがんです
元は一つの造血幹細胞が分化・分裂して様々な血球になっていきますが
そのうちの「どの過程の」「どの種類」の細胞がガン化したかによって
多くの種類に分類されます
特定の臓器や組織にガン化した細胞が見られるわけではなく
血液中(や骨髄)にガン化した血球が増えます

悪性リンパ腫は、リンパ球のガンです
リンパ球もたくさん種類があるので
どの種類のリンパ球がガン化したかにより多くの種類に分類されます
白血病と異なり、リンパ節などの組織にガン化した細胞がみられます

以前は、悪性リンパ腫とは別に
白血病の一種としてリンパ性白血病という分類もありましたが
最近、分類方法が変わってきたようで
骨髄に多いものを白血病
組織に多いものをリンパ腫とされています
※知識が古いので、このあたり詳しくなくてすみません

どちらも正常血球とは異なった特徴のある血球が出現しますので
血液・骨髄塗抹標本やリンパ節組織標本をみれば
種類を判別することができます
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