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is-lm-bp分析において、他国の利子率(国際利子率)より高い場合、必ず黒字になると習いましたが、アメリカが貿易収支が赤字なのはなぜですか?極端に言えばアルゼンチンなんか政策金利が91%で世界のどの国よりも金利が高いのに、経常収支は赤字です。おかしいですよね?

質問者からの補足コメント

  • また、先ほどの話を逆にとれば「自国の利子率が国際利子率より低ければ貿易収支が赤字になる」というのであれば、世界的に最も金利水準の低いわが国では、常に貿易赤字でならなければならないですが、そこはどう説明するのでしょうか?

      補足日時:2023/05/09 23:48
  • 素朴な疑問なのですが、そもそもなぜBP=0の所で線引きするのでしょうか?国際収支がゼロの所で均衡するなら、国際収支を論じる意味が分かりません。単なるISLMにでもいいのでは?

      補足日時:2023/05/10 00:36

A 回答 (1件)

はい、確かに一般的な認識として「国際利子率よりも高い利子率を持つ国は、必ず貿易黒字になる」という考え方がありますが、実際にはそのように単純に結びつかない場合もあります。

アメリカが貿易収支が赤字である理由は、以下のような要因が考えられます。

経済の規模と特性
アメリカは経済の規模が大きく、世界的にも重要な役割を持っています。そのため、他国との貿易や投資が盛んであり、貿易収支に影響を与える要因が多岐にわたることがあります。また、アメリカは高度な技術や研究開発などの分野においても世界をリードする存在であり、そのような産業で生産された製品は高付加価値であり、需要が高いことが赤字の要因となっています。

為替相場の影響
アメリカドルは世界の基軸通貨であり、他国との貿易においてドル建ての決済が多く行われます。そのため、ドルの価値が上がるとアメリカの輸出品が高くなり、逆にドルの価値が下がるとアメリカの輸出品が安くなるため、貿易収支に影響を与えることがあります。

資本収支の影響
アメリカは多くの外国企業が進出するなど、資本の流入が盛んであります。そのため、外国からの直接投資や債券の購入などが行われる場合、資本収支の黒字によって貿易収支の赤字を補填することがあります。

以上のような理由から、単純に国際利子率と貿易収支には直接の関係があるわけではありません。また、日本が低金利であるからといって必ずしも常に貿易赤字になるわけではありません。国の経済特性や政策、外交などの多岐にわたる要因が影響し、複雑な現状が生まれています。
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