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私は仏教のことは何も知らないものですが「色即是空、空即是色」とこの言葉を何とはなしに思い浮かべていましたら、ふっとこの反対は何になるのかなあと思いました。そこで、どなたかか色即是〇、〇即是色の〇のところに「空」の対立語(反対語)を入れていただけませんか、その結果出来あがる言葉はお釈迦さんのおっしゃる事と全く反対の意味内容になるのだと思うのですが、
教えて下さい宜しくお願い致します。

A 回答 (4件)

「色即是空」「空即是色」は空と色は反対語ではなく、色と空とが本来ひとつであるということです。

誤解されているようですが、「五蘊皆空」のひとつとして「空」を挙げているのですから(※五蘊・色受想行識の五つの集り)、その後に「受想行識も是の如し」と続くように、心経本文では省略されていますが、「受即是空」「空即是受」、「想即是空」「空即是想」…となります。
 なお、以上の境涯は「般若波羅蜜多心」、つまり「ギャテイ ギャテイ ハラギャテイ…」の般若の咒を誦するという観法(瞑想)の実践によって得たものであって、単に文字面だけで理解するものではありません。観自在菩薩は観法自在なる修行者(菩薩)のことであり、般若波羅蜜多咒による念誦行によって最終的に五蘊皆空と照見されて「一切の苦厄を度した」のです。ですから「般若波羅蜜多(ギャテイ…)」の咒は「一切の苦厄を度」するから唱えられるのですね。

 あと、龍樹は大乗における空観の大成者であって、心経を翻訳されてはいません。「般若心経」は異訳を含めて、さまざまな形のものがありますが、現行の『仏説摩訶般若波羅蜜多心経』は鳩摩羅什訳だと考えます(一般には玄奘訳とされていますが、玄奘訳は『般若波羅蜜多心経』(略称、「般若多心経」です。その当たりは村岡空著『般若心経秘鍵入門』で説明されています)。

参考までに
『密教21FORUM』より
http://www.mikkyo21f.gr.jp/
「『般若心経』のほんとの意味(宮坂宥洪)」
http://www.mikkyo21f.gr.jp/hannya_honto/concept_ …

『般若心経秘鍵入門』(村岡 空・大覚寺出版部)
http://www.sagagoryu.gr.jp/jpn/shop/hiken01.html

参考URL:http://www.mikkyo21f.gr.jp/hannya_honto/concept_ …http://www.sagagoryu.gr.jp/jpn/shop/hiken01.html
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この回答へのお礼

分かりやすくお答えくださり有難うございました。
#3さんへのお礼の中でも書きましたが#1さんから#4のyuhkohさんまでの回答を読ませて頂き多くの子とを知る事が出来ました、そしてお陰さまで私の疑問に対する答えを引き出せました(と思っています)。
すなわち実相は空でもなく色でも無い、空でもあり色でもある。だからそこには一切の対立概念そのものが存在し得えないです。これで良いのでしょうか、
ところで大般若心経の奥義を会得するにはその意味解釈では不可能で大般若を念誦する事による経文の持つ力によるほか無いということをはじめて耳にししっかりと心にとめさせて頂きました。これからも初歩的な質問を色々させて頂くかもしれませんがどうぞ宜しくお願い致します。
サイトのアクセスエラーばかりで大変お礼を申し上げるのが送れました悪しからずお許しください。

お礼日時:2005/05/21 23:30

参考に


般若心経を訳した方はナーガールジュナ(竜樹)さんですね。竜樹さんは南方インドの方で中国の方ではないですね。中国語を学んで中国語的に般若心経を訳した際に空と色を持ち込んだわけですね。空と色のほうが竜樹さんの悟りを表現しやすかったのでしょうね。それまでの訳ですと無と有でしたね。つまり無即有、有即無ですね。無は何にもないと考える解釈になりやすいので、あるのだけど見えないものを空としたのでしょうね。また有(う)というのは永久に固まったものという意味がありますから、それを避けて、移ろい行くの意味を含めて色をつかったのでしょう。色はあせるものですからね。つまり空の反対は、見えないし何にも無いという「無」ですね。色の反対は、固まって変らないという意味の「有(う)」ですね。無即有、有即無、つまり死んだら何にも無くなるといって霊界や魂(空=転生輪廻)を否定する考えかたなんです。それが釈尊の教えを否定する考えですね。竜樹さんのころもそのように解釈する坊さんが増えてたのでしょうね。そこで竜樹さんがそれは違うといって持ち込んだのが「色即是空、空即是色」ですね。竜樹さんは立派なお方なんですね。それから般若経は釈尊がシャーリープトラ(舎利子)というお弟子さんに観自在菩薩という境地の認識力についてお話になったことですね。
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この回答へのお礼

分かりやすい解説有難うございました。
すなわち空とは無いようで在ること、無とは文字通り無い事。色とは生成変化する事象、有とは絶対不変の事象なのですね、よく分かりました、
話は戻りますがmimkyさんの御回答を色即是空の対立観念として色即是〇に当てはめますとに色即是無、無即是色となりこれではやはり有即無、無即有と同じく現世と来世の関係のみを論じているだけのことになってしまいますね、
現世の生活の拠り所を説いていると思われる色即是空・・の対立語にはなりませんね、
そうした中で#4さんの解説により色即是空・・は一切すべてを包含してしまう言葉だから反対観念なるものは存在しえないのか・・・・と思われてきました、そして、ならどうして自分は「空」の対立語は何かなどという疑問、質問を発したかについて考えました、そしてそれは「空」を「空しいもの」「夢のごときもの」とこだわって捉えた為でした。だから「空しくないもの、確かなもの、すばらしいもの」なる一語があるはずだと考えたからでした。しかし色即是空・・・の言葉に対しては反対語、対立語は存在しえない事が今分かった思いでいます。そしてこれが正解かどうか分かりませんが一応結論が出た気がしています。

お礼日時:2005/05/21 18:01

 「色即是空、空即是色」は般若心経の一節ですね。


 この「空」の反対語は「色」です。「色」は「実体」とか「存在」とか「形あるもの」などと訳します。
 
 それから,般若心経に書かれていることは,お釈迦様が説かれたのではなく,観音さん(観自在菩薩)が説かれたとのことです。

参考URL:http://www2.inforyoma.or.jp/~chance/kannon/singy …
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この回答へのお礼

御回答有難うございました。
私が「空」から連想するのは#1の方に申し上げた通りです。すなわち今の形態、状態は何も永久不変のものではなく、今だけのものである。実装なるもの仮の姿である。という事ぐらいです。それと「空しい」という感じです。
だから「色即是空」がすんなり、心地よく入ってきます。しかし、ひよっとしたらこの言葉とまったく逆のこれと劣らぬ非常に強力な言葉があるのではないかと思いまして投稿させて頂きました。その結果は教えてくださった「色即是色」「色即是色」なのですね、これでは救いにはなりませんね、やはり「色即是空」「空即是色」だからなんともいえない心に染み入る言葉なのですね、これからは般若心経を読んで実際の意味を深く知りたいと思います。有難うございました。

お礼日時:2005/05/21 01:29

色=物質的存在 空=実体がないこと


つまり色と空は反対語になっていると思われます。
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この回答へのお礼

御回答有難うございました。
そうしますと「色即是空」⇒「色即是色」、「空即是色」⇒「色即是色」と成るわけですね、我々人間としてはどちらを取るか信じるかですね、
たしかに諸行無常、すべては移ろいゆく、という限定した意味では現実生活から「色即是空」は真理だと理解できますが、私が信じる事ができるのはこの範囲の事ぐらいです、現実私が「色即是空」によって慰めを感じることが出来るのは、あまり恵まれているとは思えない自分から非常に恵まれた生活をしている人々を想うときです、その人たちと「色即是空」を重ねたときです。しかし自分の生活にこの言葉を重ねても何ら慰めにもなりません。辛い事は辛いままです。
御礼のところに取り留めない上低級な事を書いてしまいましてすみません。有難うございました。

お礼日時:2005/05/21 00:48

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