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データハウスのフットワーク出版社などの
いわゆるコミック研究本、謎本ですが
著作権者に連絡、また許可などはとっているのでしょうか?

ま、明らかにとってないんでしょうが、
であればなぜこの2社だけが突出して
このジャンルを出し続けているのか?

それを知りたいです。

A 回答 (1件)

まず、著作権法では、必要最低限の分量の引用であれば、著作権者の許可を得る必要はないとされています。


ですので、法的に連絡をとる義務はありません。

また、いわゆる謎本の中には、著作者が他のメディアなどで行ったインタビューの引用などはされていますが、その本を作成するためにインタビューを行っているような事例はないようです。
また、中には謎本の作者がシリーズをきちんと読んでいないのではないかと思われるようなものもしばしば見られます。
例えば、フットワーク出版の「ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーン・オーシャン 超常心理分析書」などは、著者が第5部以前のジョジョを読んでいないらしく、スタンド、DIO、といった基本的な内容について根本的に誤った記述をしているトンデモ謎本として知られています。
著作すら読んでいないのに、著作権者にコンタクトしているわけがありませんし、著作権者にコンタクトするシステムになっていればこんなことが起こるはずもありません。

謎本出版が偏っている理由ですが、まずひとつは先行した会社に謎本を書くシステムが出来上がっているということがあります。
上述のストーンオーシャン超常心理分析書の執筆者は他にも多数の「分析書」をフットワーク出版から発行しています。
つまり、なんとなく売れている漫画(おそらく書店売り上げ情報)からその謎本を出版しようという意思決定が日常的に行える会社の社風、実際に読んだことのない本であっても仕事を引き受けてくれるライター、出版した本を出荷するためのルート、これらが確立しているから発行が出来ますし、まっとうな出版社であれば社内企画で潰れるか、ライターが見つからずに頓挫するでしょう。
また、謎本の分野が、ベストセラーとまでは行かなくとも、そこそこの市場規模があるということが二社寡占を支えているのだろうと思います。
どこかの出版社が新規に参入しようとした場合、おそらく謎本市場は三社を支えることはできないでしょう。
かといって、内容を充実させるとか、著作権者のコメントを載せるとか、内容を向上させるために現在よりもよけいなお金をかけることも許さない程度の規模なのではないでしょうか。
この結果、新たな参入企業もなく、寡占二社はたいした努力もせず、だらだらと出版され続ける、というビジネスモデルが確立しているのだと思われます。
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