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今年の試験問題についてですが、以下2つの選択肢はいずれも誤りであると思われますが、どこが間違っているのかわかりません。おわかりになればお教えください。
1.韓国の大統領は、国民の直接投票によって選出されるが、各地域の政治的対立を前提とした選出方法が採れられている。選挙は道や特別市を単位とする選挙区ごとに行なわれ、人口に比例したポイントが最多の候補者が大統領となる。この選出方法は「地域主義」を加熱させるという批判があり、選挙制度の改正が議論されている。
2.いかにエスニック紛争を食い止め、社会秩序を維持することができるのかを、先端的ゲーム理論を使って、検討する最近の研究によれば、集権的で国家主義的な制度的メカニズムは、個人の情報を広く行き渡らせることができるため、様々なエスニックグループに属する個人間の相互作用を活発にし、彼らが略奪や暴力行為などの機会主義に陥ることを防ぎ、紛争を緩和するという。

A 回答 (3件)

1.韓国の大統領選挙は選挙区に分かれていません。

これは自信があります。ノ・ムヒョン大統領は、地域対立を克服するための政策をとってはいますが、ノ氏の得票はキム・デジュン氏の基盤であった全羅南道の方が多くて、地域対立はなお解消できていません。地域対立の歴史は新しく、軍事政権の大統領が出身地である慶尚北道を優遇したことが起源です。

2.集権的で国家主義的な制度メカニズムは、情報も国家が管理する志向がある、のが第一。第二に、それはエスニックグループといった、地域的ないし部分的な利益に対応することが充分にできないため、紛争要因をつくりだしやすい、ということなのではないでしょうか。具体的には、経済的に豊かな地域・民族が搾取されたり、逆に貧しい地域・民族が置き去りにされたり、といったことです。また、支配民族による文化的抑圧も生じやすい、ということは言えるのではないでしょうか。
実際に、ゲーム理論を用いて分析した論文を読んだことがあるわけではないのですが、旧ユーゴスラビアやインドネシアを見ているとそう思います。多極共存型デモクラシーが安定していることも、それとは逆を示すと言えるのでは?
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この回答へのお礼

お答えに納得しました。本当にありがとうございました。感謝します。

お礼日時:2005/06/16 01:07

私も聞きかじり程度の知識しか持ってないので裏は取れてませんが・・・


1、は各党の大統領公認候補者選出の過程であって、国民の直接投票の過程ではないと思うのですが・・・しかも前回の大統領選挙はノ=ムヒョン大統領(与党ウリ党、旧民主党)は野党ハンナラ党の根拠地である慶尚道出身で、旧来の地域間対立とはあまり関係なかったみたいです。
2、についても確かな情報は持っていませんが、#1さんと同意見です。集権的な制度的メカニズムは、個人の情報を停滞させ、個人間の相互作用を不活発にさせるのでは?
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この回答へのお礼

本当にありがとうございます。感謝しております。

お礼日時:2005/06/16 01:08

直感的なお答えです。

確実には裏を取っておりませんのでご容赦を・・・;

1. 全国一律実施の選挙で、ポイント制ではなく単純に得票の積上げなのではないかと・・・?

2. 集権的ですと、個人の相互作用は活発化しにくいのではないかと・・・?
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。感謝します。

お礼日時:2005/06/16 01:10

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