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紫外吸収スペクトル(UV)、赤外吸収スペルトル(IR)、核磁気共鳴スペクトル(NMR)、質量分析(MS)、ラマンスペクトル、旋光度測定(CD、ORD)、X線分析法、で測定後、回収が可能なのはどの測定法でしょうか。MS以外は回収は可能かなと私は思うのですがどうなのでしょうか。

A 回答 (4件)

1.「回収可能」を"物質"レベルで考えた場合(つまり形態は変わっても全量が保存され成分および成分比が保たれる場合)、例えば溶媒に溶解したものを分析後に溶媒分離して元の物質を100%"回収"できるかどうか



 → 溶解・粉砕等以外の物質を変化させる前処理が入れば全て"不可"(混合物の場合に"単離"をどう考えるかは微妙)。それがなくても、MSは破壊分析なので"100%回収"は基本的に不可。その他は、照射光エネルギー(esp.UV、X線、ラマンのレーザ)で試料が変化しなければほぼ"可"。

2.「回収可能」を固体試料の"物体"レベルで考えた場合、例えば"未知生物のヒゲ"をそのまま分析し、100%そのままで次の解析に回せるか

 → 試料表面の測定で、前処理なしでUV・IR・ラマンが反射法で測定可能なら"可"(ただし、試料/測定領域の大きさによっては大型試料室や顕微分光アクセサリが必要)。他はほぼ"不可"。
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あなたの判断どおり、MS以外は回収可能です。


ただ、その容易さは、どのように試料を調製したかによるでしょう。
NMRなどでは、単に希釈しただけですので、試料の沸点が低い場合を除けば、濃縮することによって簡単に回収できます。
他の方法の多くでも、測定に用いたセルなどの洗液ごと濃縮すれば回収できますね。
ただ、たとえばIRにおいて、KBr法を用いたり、ヌジョールを用いた場合には、回収がやや面倒でしょう。また、 NMRでも、DMSO-d6などの高沸点溶媒を用いた場合には、少々面倒ですね。
回収が必要な場合には、できれば、回収しやすいように測定試料を調製しておくのが好ましいでしょう。
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「試料」について定義していないと各種の判断が出ます。


#2のお答えが適切だと思いますが、「未知生物のヒゲ」でも固体に使うMAS(マジックアングル回転法)ならNMRも可能、X線は回折でほぼ非破壊、反射でなくても透過部分があればUV、可視、IRも可能。

天然物有機化学なんかMS以外は全部回収してサブマイクログラムで全分析しますもんね。
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「回収」「可能」のいみが不明に付回答不能。


前処理.こうろ確保の関係で非破壊とはすべて呼べない分析になる場合があります。
例.発掘人骨のとうかがた分光
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