今日マルホランド・ドライブを見ました。
最初からよく場面が切り替わり、
意味がわからなかったのですが、
最後まで見ればわかるかと思ってました。
しかし!見終わっても意味がわかりません・・・
どなたかわかる方説明して下さい。。。

A 回答 (8件)

何度も済みません。


昨日書いた「青い箱」の説明が
ちょっと変な文章というか説明不足になっている点が有りましたので
少しだけ訂正及び追加させて下さい。

えっと、まず
◆「青い鍵で青い箱を開けた瞬間に」なんて書いてしまってますが
あれは「開けようとした瞬間」と書いたつもりが
「開けた瞬間」となってしまった物です。。済みません。
ちょっと違うだけで意味が変わって来ちゃいますもんね^^;

それに少し説明不足な所を併せて追加させて頂きますと
「青い箱」が出て来た時点で
もうダイアンは、自分の死体が眠る部屋へと戻り
今度は自力で現実を思い出して行く夢の世界へと
入らなければイケなくなった事を知らされているワケなので
それでカミーラよりも先に、あの場から消えてしまったのです。

そしてその後、カミーラが「青い鍵」を取り出し
「青い箱」を開けた瞬間に消えたのは
あの「青い鍵」は
現実では「カミーラ殺しの成功の証」として登場した物でしたので
その「カミーラ殺しの成功の証」で有る「青い鍵」が
「ダイアンの部屋」を意味する「青い箱」に差し込まれ
(これは現実で部屋に鍵が届けられた時の事を連想させています)
「青い箱」が開いた事により
そのカミーラにとっての現実(死んだという現実)
を知らせる「青い鍵」が意味を持った事により
カミーラの出番はここで終了し姿を消したのです。

その後、何も無くなった部屋を「叔母」さんが覗きに来る場面が入りますが
あの時の叔母さんの仕草や表情で
2人が無事、前半の夢の世界から抜け出る事が出来たのかを
確かめている映像だという事が解ると思います。
この事によりあの「叔母」を演じていた女性の役割も見えて来ると思います。

***********
以上が「青い箱」についての
訂正及び追加です。

本当に説明下手の為に大変長くなってしまい申し訳ございませんでした。
この映画に関しては、全ての場面に説明が必要だったりするタイプの物なので
上手く要点だけをピックアップしてサラリとお伝えする事が難しくて
こんな読む側からすれば、迷惑にもなりかねない
長い文章になってしまった次第です。。
どうかお許しを・・・
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この回答へのお礼

5度目の回答ありがとうございました!
みなさんからの回答をもう一度しっかり読み直して、
あらためて見直してみようと思います。
それで自分なりの解釈もできればなぁ・・・
(まだまだ先になりそうですが)
なんて思っています。ありがとうございました!

お礼日時:2005/08/28 19:27

#4#5#6です。

度々失礼致します。
昨日は説明が途中になってしまい申し訳ございませんでした。
よく見返すと脱字も多くて恥ずかしい限りです。。

********
早速ですが、続きを書かせて頂きますね。

主人公が「ある事件」で亡くなった事により
この映画はその主人公が
うっすらと残っている生前の記憶を辿りながら夢の世界へと入り込み
徐々に現実を思い出して行くお話
である所までご説明させて頂きましたが
それだけのストーリーでは腑に落ちない
「奇妙な謎の場面」が幾つか有りましたよね?

実は、それらの奇妙な場面の数々は
この映画が「ただ夢の世界を描いただけの物では無い」
という事を教えてくれる為の
これも言わば監督からの親切なヒントの様な物なのですが
これ等のヒントが却って
この映画をややこしくしてしまっている原因ともなってしまっています(笑)。

何故そんな回りくどい描き方をしてしまったのだろう?
とさえ思ってしまいますが
ここは「そんな簡単に解られてたまるか」という監督の意地と
やはり自分の作品を何度も繰り返し見て楽しんで欲しいという
監督の気持ちが込められている様な気もします。

****************

全てを説明してしまうと、また果てしなく長くなってしまいますので
この映画を観た人で有れば
恐らく印象に残っているで有ろう主な「謎の場面」を
幾つかご説明させて頂きます。

◆「サンセット大通りを筆頭に所々に秘められた過去の作品へのオマージュ」

冒頭事故の現場から下りてカミーラが逃げて来た場面で
「サンセット大通り」の「標識」がわざと大写しにされ
この作品が「サンセット大通り」へのオマージュとして捧げられている事を
アピールする物となっていますよね。

しかし、注意して頂きたいのは
この作品が必ずしも「サンセット大通り」を忠実に再現した物では無いという事。
この作品は他にも「ギルダ」や「イヴの総て」等々
多数の作品からヒントを得て作られている物なので
あまり「サンセット大通りへのオマージュ」に拘り過ぎると
話の本筋を見失ってしまう事になりかねません。。

他にもリンチ監督自身の過去の作品を思い起こさせる様な場面が
所々に散りばめられていますので
粗方のストーリーを把握出来たら、次はそういった
過去の作品へのオマージュ的な場面を見つけて行くと面白いですよ。
より深くストーリーを掴む為のヒントにもなっていますし(笑)。

◆「ウィンキーズで会話をする2人の男」
劇中何度か出て来るダイナー「ウィンキーズ」
特にこの2人の男が話をしている場面は奇妙で印象に残っていると思います。

ここでの2人の会話は一見、訳の分からない
変テコな会話に聞こえてしまいますが
ゲジゲジ眉毛の青年「ダン」のセリフをよく聞いてみると
話している内容は「ダイアン」の経験なのです。
そして実は、その話を聞いている相手の男性の置かれている立場が「ダン」。

後半の回想シーンで
「殺し屋にカミーラ殺しを依頼する場面」が有りましたが
あの時にダイアンは途中
レジに立ち会計をして貰っている青年ダンと目が合うのですが
殺しの依頼をしている最中のダイアンの殺気立った顔を見て
ダンが一瞬怯えた様な表情になりました。
この時の記憶が前半の夢では立場を置き換え(人間も置き換え)
この様なややこしい場面となって現れているのです。

◆「ウィンキーズの裏に居る謎の人物」
店で会話をしていた2人の男は席を立ち
ウィンキーズの裏に本当に恐ろしい顔をした男が居るかを確かめに行きますが
先ほども説明しました様に
この青年「ダン」は実は「ダイアン」で
もう一人の男性が「ダン」という設定になっているので
その「ダイアン」である「ダン」が確かめに行く
相手の男性が怯えていた「ウィンキーズの裏の恐ろしい顔の男」とは
実は、あの時に(カミーラ殺しを依頼した時に)
ダンに見られてしまったダイアンの「殺気だった表情」が
どれだけ恐ろしい物で有ったのか?
を自分で確かめたかったから・・・だったのです。

ですから、あの時突然出て来た「恐ろしい顔の人物」は
よく見ると実は男では無くて女で有る事が解りますよね。
そして何となくダイアンに似た人によって演じられていました。

青年「ダン」がその「恐ろしい顔の人物」を見て
倒れてしまったのは夢を見ているダイアン本人のショックが
大きく現れています。
なので、夢自体も音声が途絶えて行き中断してしまいますよね。

この「ウィンキーズの裏の謎の女」は
「ダイアンの悪の化身」として描かれているのですが
この映画の最後の方に、もう一度出て来る場面では
もうすぐ夢から覚めようとしているダイアンには必要の無い存在として
夢の世界から要らなくなったゴミ達と一緒に捨てられ
行き場を与えられたダイアンからは置き去りにされてしまうのです。

◆「赤いカーテンの裏の部屋の小人」
これは「ツイン・ピークス」を思い出させる様な場面でも有りますが(笑)
昨日の色の説明で書きました様に
「赤」は「ダイアンの死体が眠るベッドのシーツの色」を意味しますので
その「赤いカーテンの裏の部屋」とは
「シーツの中に眠るダイアンの声(夢)を聞き取る場所」を意味しています。
だからあの小人は、いつも耳に何かをはめて
色々と聞き出そうとしていたんですね。

この事から前半の夢の世界が
ダイアン一人で自力で見ている物では無く
誰かの助けを借りないと見る事が出来ない状態で
小人によってそれを物語として完成させ
「夢の演者を使い再現して見せて貰っている物」
である事が解ると思います。

途中、「女はまだか?」と電話で探す場面が有りましたが
あれは、ダイアンが
例のウィンキーズの裏で自分の悪の化身を発見してしまったショックで
夢が中断してしまった事により
ダイアンからの声が聞こえなくなってしまった小人が
一生懸命ダイアンの居場所を探している場面になるのです。
しかし、その後ダイアンにしか思い出せない電話の場面の映像が出て来て
そこへ電話が繋がった事により
中断していた夢が再び始まる事を知らせています。

あの場面を時空を超えて電話が繋がった
等と解釈される方がいらっしゃいますが
これはあくまでもダイアンの夢の世界の再開を意味する為の物で有ります。

◆「謎の老夫婦」
映画の冒頭のジルバ大会でダイアンの横で微笑む「謎の老夫婦」
この老夫婦は、前半の夢が再開される時や
一番ラストにも出て来ますが
この2人は恐らくダイアンの両親もしくは
育ての親だったのではないかと考えられます。
夢の中での描かれ方を見ていると
この2人が一番ダイアンに期待を掛けていた人物で
それがダイアンにとってはプレッシャーだった事が窺えます。

◆「部屋に飾られたベアトリー・チェンチの肖像」
この絵は前半の夢の中の部屋の場面で
何度も映り込む少女の肖像画なのですが
この絵のモデルとなったベアトリーチェは
年頃を迎えた頃から父親に強制的に関係を持たされ
ついには
ベアトリーチェは父親を事故に見せかけた殺害を計画する事となり
同情した叔母達が手を貸し実行されました。
この絵は、その罪により牢獄に入れられたベアトリーチェの
処刑直前の姿をモデルに描かれたと言われている物です。

少し設定は違えど
このベアトリーチェの絵からは
ダイアンの夢の中で置かれている立場や
(夢の中で裁きを受けようとしている事や)
ダイアンに手を貸した(部屋を貸した)「叔母さん」は
亡くなった本当の「叔母」だったのではないか?という事
カミーラも冒頭に有った様に
何らかの事故に見せかけて殺されたのかも知れない・・・
等々、色々な事を教えてくれている様な気がします。。

◆「アダム監督にキャスティングを迫る2人組の男」
会議室の様な所でアダムに執拗に主演女優のキャスティングを迫っていた
2人組の男が居ましたが、あの場面には
後半の回想シーンに出て来るダイアンのセリフや仕草等が
あのコーヒーを飲む男や写真を差し出す男によって再現されています。

あのエスプレッソを飲む男は
実は後半の回想シーンでのパーティー会場に出て来る
アダム監督が前の奥さんとの離婚を成立させた時の「判事」で有り
そのパーティーの席で彼はアダムから特別なコーヒーを振る舞われるのですが
その時に後ろの方で小さな声でしかその判事の声が聞こえないので
あまり気づいていない人が多いかも知れませんが
そのコーヒーがどうも口に合わなかったらしく
怒りながら「最低だ!!」と言い放っていたのです(笑)。

ですから前半の夢の中で彼にエスプレッソを振る舞う時に
「今度は気に入る筈」と言うワケなんですね。
その後、この男は奇妙な「エスプレッソの飲み方」をしますが
あれはパーティー会場でカミーラとアダム監督の結婚話を聞かされた時の
ダイアンの状況を再現している物です。
あの時ダイアンは涙を流しながら体を震わせていましたよね
きっとコーヒーもまともに飲む事が出来なくて
吹き出してしまったのではないでしょうか。

会議室を出た後にアダム監督が
2人組の男達が乗って来た車をゴルフクラブでボコボコにするシーンが有りますが
これは、あの「判事」のせいでアダム監督が前の奥さんと離婚をし
カミーラと婚約する事になってしまった・・・
というダイアンの恨みも込められている場面になります。

会議室に居る時からアダム監督がゴルフクラブを持っていたのは
現実では、あの「判事」を度々ゴルフに接待して
自分に有利になる様に工作していた事を表している物です。
その接待ゴルフの場が言わば「秘密の会議室」の様な物だったのでしょう。

◆「アダム監督の行動」
アダム監督がキャスティングを断った事について、
あの赤いカーテンの裏の小人達が慌てていましたよね。
この事により、彼がただの夢の中の登場人物では無く
本物が連れて来られている事が解ると思います。

アダム監督が登場する場面で
ダイアンの記憶の再現が一切使われていない場面が幾つか有るのですが
これは夢の筋書き通りに動かないアダムに対して
裏方達が何らかのアクションを起こそうとしているシーンなのです。
ですから、その場面だけはダイアンの夢から離れています。

あのホテルの「16号室」の場面もダイアンの夢の世界では無く
あの「16」という数字が示す通り
夢の世界で反抗しようとするアダム監督を戒めようとする場面になります。

◆「カウボーイ」
アダム監督を戒めようとする場面で初めて姿を現す「カウボーイ」
彼はこの映画では
「水先案内人」としての役割と「死神」としての役割を受け持っています。

ですからアダム監督に対して
言う通りにすれば「もう一度会う」
上手く出来なければ「もう2回会う事になる」
と脅しているのですね。

夢の中に連れて来られては居ますが
アダム監督はダイアンやカミーラと違って
まだ生きている人間なのです。
ですから、その死んでいないアダム監督が
元の場所へ戻して貰うだけなら
カウボーイと後1回会うだけで済むのですが
更にもう一度カウボーイと会うという事は「死」を意味するのです。

そして、後半の回想シーンでのパーティー会場でも
何故か、カウボーイは姿を現しています。
これは何を意味するのかと言えば
もうあのパーティーの晩の時点で「死神」である「カウボーイ」が
「死」の臭いを嗅ぎ付けていたから・・・・
と言えます。

◆「スペイン語の舞台」
何故あのステージがスペイン語だったのか?ですが
それは、あの部分だけカミーラが主役になって見ていた
夢の世界になるからなのです。
それを解らせる為に、わざわざスペイン語になっていたんですね。
カミーラはラテン系の女優さんでしたしね(笑)。

何故、ここで夢の主役が変わってしまうのかと言えば
その前のシーンでのダイアンへの優しい心遣いから
カミーラはもう全てを思い出せる状態になっている事が感じられ
彼女の夢の終わりが近づいたからです。

あの場所へ行く前のカミーラの寝言からも解ります様に
最初は、一人でこのスペイン語の舞台の夢を見ていたカミーラですが
途中でダイアンに起こされ、
その夢の世界へとダイアンを連れて行く事となりますよね。

ですから、あのステージ上で司会の男は
スペイン語だけでは無く英語を交えながら
改めて2人に夢の種明かしを見せようとしているのです。

この時、舞台を見て頂くと解るのですが
幕の色が「赤」で有る事が解りますよね。
という事はあの「赤い幕」の裏には・・・
きっとあの小人が居るのでしょうね(笑)。
この事により、あの小人の裏方としての役割と
それを再現して見せて行く表舞台との関係が見えて来ますよね。
司会の男のセリフも、そのカラクリを説明する内容になっていますので
一言一言よく注意してお聞きになってみて下さい。

舞台上では司会の男がカラクリを説明した後
「赤い幕の裏」から「LAの泣き女」に扮した歌手が出て来て歌い出しますが
この時の女性の格好は、まるで
「パーティーの晩のダイアン」を再現しているかの様な衣装でしたよね。

そして彼女はスペイン語で
ダイアンがカミーラとケンカ別れをしてからずっと涙に暮れていた事や
電話で久しぶりに声を聞いた時の気持ち等々
を切々と歌って聞かせます。

これを聞いて全てを感じ取る事が出来たカミーラは
この後の場面で出番が終了となります。

◆「青い箱」
色の説明にも書きましたが
「青い箱」は「ダイアンの死体が眠る部屋」を意味しますので
その現実へと誘う「青い箱」が出て来た事で
ダイアンが、あの自分の死体が眠る部屋に戻り
今度は現実を思い出して行く夢の最終段階が近づいている事を知らせています。

ですから、この時カミーラが「青い鍵」を使って「青い箱」を開けた瞬間に
先にダイアンが消え、あの死体が眠る部屋へと戻されるのです。
そしてその直後にカミーラが消えるのは
もうカミーラの夢(出番)が終わった事を告げています。

この映画の最後の方の場面で
要らなくなった夢のゴミの中に「青い箱」も捨てられていましたが
その時には開いていた筈の「青い箱」の蓋は閉じられ
ダイアンの悪の象徴で有った「ウィンキーズの裏の女」が
幾ら開けようとしても、その中には入れなくなっていましたよね。
この事で、もうダイアンの邪悪な心が切り離された事を意味しています。

そしてあの後、箱が入っていた袋から
慌てて老夫婦が出て来たのは
一度は捨てられたけれど「もう一度出番が出来たから」
なんですね。
あの老夫婦には最後にダイアンの部屋の扉をノックする役割と
本来の老夫婦としての役割との2つが未だ残っていたのです。

◆「最後の言葉」
最後の最後に、あのスペイン語の舞台が映し出され
女が言いますよね「お静かに(静粛に)」と
この言葉により彷徨える罪深き2人の女性ダイアンとカミーラの魂が
無事に夢から覚め居場所を与えられた(天に召された)
事を示しています。
この事は、その直前にうっすらと映し出される
ダイアンとカミーラの幸せそうな映像からも感じ取れますよね。

************
以上、大変長くなってしまいましたが
なかなか何度も見なければ解明出来ない様な謎の部分を
ピックアップして説明させて頂きました。

これに昨日説明させて頂いた
「大まかなストーリー」を併せて考えてみると
少しはこの映画の世界が掴めるのではないかなと思います。
もちろん、もう一度作品を観てみるのが一番ですが(笑)

では、本当に長くなってしまい申し訳ございませんでした。
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この回答へのお礼

4度目の回答ありがとうございました!
本当に詳しいですね!
何度ぐらい見られて、ここまで理解されたのでしょうか・・・

お礼日時:2005/08/28 19:24

3度失礼致します。

続きになります。

先ほどの説明を読んで解ります様に
既に主人公は亡くなっている状態なので
この映画は、その主人公が見る夢の世界として始まります。

それを物語るかの様に
いきなり始まるダンス・シーンでは
全く同じカップルが同じ画面に2重3重に映っている
変テコな映像になっていますよね。
そしてそれがダイアンがの一番の栄光で有った
ジルバ・コンテストでの優勝の場面で有る事から
この夢を誰が見ているのかも教えてくれているのです。

もうこれだけでも充分なヒントなのに
その直後の映像ではダイアンの死体が眠るベッドを映してみたり
その死体が夢を見ている事を表す為に寝息まで響かせたり
これでもか!というくらいのヒント映像を見せてくれます(笑)。

この事からも解ります様に
この作品は実はよく見ると親切すぎるくらい
クドい説明的なヒントが盛り込まれて行くのです。

但し前半の夢では登場人物の名前が現実とは違って
ゴチャゴチャになってしまっているので
その辺迷わされない様にしてくださいね。

**************
という事で、この作品は大まかに説明すると
「ある事件」で自殺を遂げた女性ダイアンが
うっすらとした記憶の中で夢の世界へと入り込み
前半の言わば本当の意味での「夢の様な世界」から
後半の現実を徐々に思い出して行く
「リアルな夢の世界」へと入って行くワケです。

*************

ただ、これだけだと
腑に落ちない場面が幾つも残ってしまいますよね。

例えば
◆「赤いカーテンの裏の部屋の小人」
◆「カウボーイ」
◆「スペイン語のステージ」
等々・・・

まずそれらの説明の前に
◆「色の意味」を頭に入れておくと話が解りやすくなると思いますので
そちらの方を先に説明させて頂きます。

●「赤」=「ダイアンの死体が眠るベッド」
ダイアンの死体が眠るベッドに敷かれていたシーツの色が赤でしたよね。
この事により前半の夢に出て来る
赤いカーテンの裏側と表側の関係が見えて来る様になります。

●「青」=「ダイアンの死体が眠る部屋」
ダイアンが自殺を遂げる前
稲光が光り部屋の中が青く照らされていましたよね。
その記憶が前半の夢の中では「青い箱」となって出て来て
その「青い箱」を開ける事により
彼女は現実を思い出していく後半の夢の世界へと入るワケです。
あの不思議なステージ上でも青い光が使われていましたよね。

●「赤×黒」=「華やかな女カミーラの色」
ダイアンから見てカミーラはいつもこの色のイメージだった事が
前半の夢を見ていると解ります。
途中ダイアンがこの色を身に付けている場面が有りますが
それはカミーラの夢の中に連れ行かれた場面で有り
ダイアンがパーティー着ていたドレスも
カミーラが恐らくその色を着て来るものと考え合わせたのでしょう。

●「グレー」=「冴えない女ダイアンの色」
後半の現実の夢を見れば解りますが
彼女はいつも地味なグレーの衣装を身に付けています。
前半の夢でも最初の方は色味がかった服を着ていましたが
核心に迫るにつれ、彼女の動揺が現れているのか
グレーっぽい色の物を身に付ける様になってしまいます。

●「ピンク」=「憎しみの対象(嫉妬の色)」
これは後半の現実を回想する夢のシーンに出て来る
パーティーの席でカミーラと口づけを交わす女性の
「パール色の口紅」が「真っ赤な口紅」を付けたカミーラと
キスをした瞬間に「ピンク色」に変わるのですが
その瞬間を見ていたダイアンの記憶が
前半の夢の中では「憎しみの対象(嫉妬の対象)」
として現れているのです。

ですから、
あのアダム監督が妻の浮気現場を目撃した時に
憎しみのあまり宝石箱を染める色としてピンクが出て来たワケなのですね(笑)。

**************

続きを書いていたら少し時間がなくなってしまいました
またこの続きは明日にでも投稿させて頂きたいと思います。
大変長くなってしまってゴメンなさいね。

私の回答は後から読んで頂いても構わない様な内容なので
もしお急ぎで有れば
締め切って他の方にポイントを差し上げてくださいね。
本当に説明が長くなってしまって済みません。。
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この回答へのお礼

3度目の回答ありがとうございます!
なかなか理解できない私ですが、
ここまで丁寧に書いてくださったので
やっとわかりました!
それぞれの色にそんな意味があったなんて!
ちょっとすっきりしました☆

お礼日時:2005/08/28 19:15

#4の者です。


自分の回答を後で読み直してみると
少し不親切だったかなぁ・・・と思われる点が有りましたので
少し補足させて下さい。

まず最初に他の方が紹介されているHPに関して書いた文章は
決してそれを否定する物では無く、
むしろそのHPを見て頂きたいくらいに思っている事だけは
解って下さいね。

************

あと#4の回答では
細かい部分のヒント的な事ばかり書いてストーリーに関しては
触れず終いになってしまいましたので
少しだけ大まかにストーリーの説明もさせて頂きますね。

まずこの映画は早く言えば
◆「ある事件が起こり、そこから生み出されるストーリー」
なんです。

ただ、そのキッカケで有る
「ある事件」が冒頭で説明される事無く映画が始まってしまいますので
見ている者からすれば混乱を起こしてしまう事になるのです。

その「ある事件」ですが
これに関しては「青い箱」を開けた後の後半部分で
主人公が見る「現実を回想するシーン」によって語られています。
そう、キッカケの説明が後になっちゃってるんですね。

ですので、その後半のシーンから思い出して考えてみると
粗方のストーリーが読めてくる様になる訳なんです。

*************
その後半のシーンから読みとれる
そのキッカケとなった「ある事件」ですが

3人の主要人物が居ます。
◆主人公で売れない女優のダイアン(金髪の女性の方)
◆売れっ子女優のカミーラ(ブルネットの女性の方)
◆映画監督のアダム

ジルバ・コンテストでの優勝をキッカケに女優を目指し
田舎から出て来たダイアンは
オーディションで知り合ったカミーラと仲良くなり
同性愛的な関係となります。

半同棲的な生活を送る2人ですが女優としての境遇は正反対の物で
カミーラは、自分の魅力を存分に生かし女優として成功する一方
ダイアンは、いつまでもジルバ大会での栄光が忘れられない
田舎娘から抜けきれずパッとしない女優。
時には汚い手を使ってまで役をモノにするカミーラに
ダイアンは嫉妬心を抱きつつも
カミーラのコネが無ければ役を貰えない状態です。

でも私生活の面では、そういった立場とは関係無くお互い愛し合い
特にダイアンのカミーラに対する愛情は
自分に女優としての希望の光が少ない分、
彼女を生き甲斐として深く注がれて行きます。

しかし、その2人の前にアダム監督が現れてから
2人の関係は徐々に壊れて行く事となります。
役の為にアダム監督と仲良くなったカミーラ
コネでダイアンもその映画に出演する事となりますが
アダム監督とカミーラは、そのダイアンの前で
わざとキスをしたり仲むつまじい姿を見せつけます。

その事をキッカケにダイアンとカミーラはケンカ別れをしますが
ある日、ケンカ別れをしてからずっと離れていたカミーラから
ダイアンの元へパーティーに誘う電話が入ります。

カミーラと別れてから、ずっと涙に暮れていたダイアンは
受話器から聞こえるカミーラの声の懐かしさに思わずOKをしてしまい
パーティー会場へと向かいます。

美しいドレス姿のカミーラに迎えられ
パーティー会場へと招かれたダイアンですが
そのパーティー会場でカミーラがダイアンに見せたかった物とは
アダム監督との「結婚話」
まだカミーラへの愛情が残っていたからこそパーティーに出席したダイアンは、そのカミーラの心ない仕打ちに
その時出されたコーヒーカップを手に打ち震えながら涙を流します。

その怒りはおさまる事無く
ついには、殺し屋にカミーラの殺人を依頼する事となるのですが
この時、殺し屋は成功の証として「青い鍵」を渡す事を約束します。

そして、その「青い鍵」がダイアンの元へ届いた事によって
カミーラ殺しの成功を知ったダイアンは
その時になって自分の犯した罪の大きさに気付き
誰かの訪問に怯えながら
大好きなカミーラを失ってしまった悲しみと
自分に期待を掛けてくれていた人達への申し訳無さで混乱し
青い稲光の入り込む部屋の赤いシーツの引かれたベッドの上で
自殺を遂げる事となります。

*********************
以上の事件が起こった事により
やっとこの映画が始まるというワケなので
この事を頭に入れて置いてから、もう一度映画を見直すと
見えて来るものが沢山出て来ると思いますよ。

***********************

ちょっとキッカケの部分の説明だけで長くなってしまったので
一旦、投稿してから
後の部分の説明をさせて頂きますね。
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この回答へのお礼

2度目の回答ありがとうございます!
ストーリーはなんとなくわかりました。
つまり最初のカミーラが突然車を止められて
銃を向けられるのはダイアンが殺すように
頼んだ結果ということでしょうか??

お礼日時:2005/08/28 19:11

おはようございます。



既に回答が得られていますが、少しだけ補足させて下さい。
まず他の方が貼られているURLの先の解釈に関してですが
とても読み物としては面白いのですけど
よく読んで頂けると解りますが
未だ全てを把握した上での解釈とは言えないですよね。
ですので全てを鵜呑みし過ぎない様に
気を付けながら読んだ方が良いと思うんです。

ただ、この映画を観る上での一つの考え方としては
とても面白い物で有りますし
質問者様が謎としている部分に関して
恐らく大きいヒント的な物を与えてくれる事になるのは
間違いないと言えると思います。
ですので、決して完璧な解釈とは言えませんが
これを読んで「なるほど~」と
これから謎を解いて行く上での良いキッカケには
なるんじゃないでしょうか。

恐らくこのHPでレビューを書かれている御本人も
今現在の時点で、この映画について解釈を書かれたので有れば
もう少し違った見方も出来たのでしょうが
未だこのレビューが書かれた時点では
そう何度も繰り返し作品を見ていなかった為に
数少ない手がかりからの解釈になってしまったのだと思われます。
ですのでもう一度、今現在の時点で書かれた物を
読んでみたいな~なんて私はちょっと思ってしまうんですけどね。

*******************
と言うわけで粗方のヒントはそちらにお任せするとしまして
私から少しだけアドバイスさせて頂くとすれば・・・

この映画は難解だと言われていますが実は
一つ一つのセリフや場面に監督からの親切なヒントが
これでもかというくらい(全ての場面と言って良いくらい)
詰め込まれている物で
それを一つ一つ発見して組み合わせれば
キチンと一つのストーリーが仕上がる様に作られています。

ただそれを全て見つけるのに時間が掛かってしまう為に
人によって違った解釈が生まれてしまう訳で・・・
監督の公開前のインタビューや
あの事前の中途半端なヒントの出し方(笑)からして
それが監督の狙いでも有るのでしょうが
よく細かい所まで見てみると
とても親切に作られている作品だと気付かされ
その暖かみに感心させられる作品でも有ります。

この事から
「いい加減に観た人には不親切」
「愛着を持って(興味を持って)何度も観てくれた人にはとても親切」
な映画だと言える様な気がします。

どうしても意味が掴めない部分は
「これは別に大した意味の無い場面なんだ・・・」
と片づけてしまいたくなりますが
この作品の場合は、そういった無駄な場面が一切有りません。
ですので、隅々までよくご覧になられる事をお薦め致します。

************************

私からのヒントと言うか謎解きへの第一歩としては

◆「衣装や小物の色が示す事」
特に「赤」「青」「ピンク」「グレー」
この色が一致する物を全て挙げてみて考えて行くと
面白い結果が得られます。
あの一見意味が無さそうに見える
「宝石箱」をピンクに染める行為も
大変意味の有る行動だった事に気付く筈です。

◆「壁に飾られた絵」
これもとても重要で、
前半及びこれから始まる世界が
どういった世界なのかを教えてくれている物であり
中でも一番よく画面に映りこんでいる少女の絵
「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」からは
主人公の置かれている立場や、周りの人達との関係
等々が窺い知る事が出来て面白いと思います。

◆「印象に残る場面に潜む細かいヒント」
この作品は全てのセリフや場面に2重3重の意味が込められている
と言っても良い作品なので
どうしても表向きな物に目を囚われがちな
派手で印象に残る様な場面では特に注意が必要です。

例えば前半の世界でのリタがその名前を名乗るキッカケとなる
「鏡越しにリタ・ヘイワースのポスターを見るシーン」
でも見ているものには、それを見てリタと名乗る所から
その名前の部分にしか興味が行かなくなってしまいますが
実はあのポスターの映画自体も何かを意味する物で有りますし
またあの場面から幾つかの作品を想像出来る様にも作られています。

ですので、こういった一見
一つの事に囚われがちな場面でも
やはり他の場面やセリフと同様
2重3重の意味を込めて作られていますので
細かい部分までよく見る事が大切です。

後は「数字」や「小道具のデザイン(形や柄)」等々
何かヤケにクローズアップして写しているなぁ・・・
と感じた物って大抵は何かを意味していますので注意が必要です。
特に「数字」は色々と分析してみると面白いです(笑)。

*********************
どうしてもストーリー自体を説明してしまうと
「ネタバレ」及び「長文」になってしまう為に
私からは僅かなヒントしか差し上げられないのですが
この作品の本来の楽しみ方は、その「謎解き」に有りますので
あまり深く知るよりも、そのヒントとなる部分を教えて貰って
再度、映画をご覧になられる方が面白いと思うのです。

ですので皆さんが挙げられているHPの解釈を読んで
ある程度この映画の世界を把握されてから
もう一度、この作品を楽しんで欲しいなぁというのが
私の気持ちです。

でももし、色々な解釈を読んでみて
未だ今一つ理解出来ない部分が有る様でしたら
その時は、その解らなかった部分をピンポイントでお教え頂ければ
お答え致しますので、補足でお願いします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました!
すごく丁寧に答えて下さってうれしかったです。
特に「数字」や「色」にまで意味があったなんて。
ピンクのペンキにも意味があったというところが
一番の驚きでした。
皆さんの回答を読んであらためて見てみようと思います。

お礼日時:2005/08/28 19:04

♯1です。

おお♯2さんと偶然にも同じURLを貼っていた。マルホランド効果ですかね(意味ないけど)。
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この回答へのお礼

再びありがとうございます!
たぶんマルホランド効果です☆

お礼日時:2005/08/28 18:58

こんばんは。


 
 以前全く同じご質問に回答して良回答を頂いた者です。
参考URLをご覧頂ければ何かのヒントになると思います。
失礼しました。

参考URL:http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1153829
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました!
同じような質問をされた方がいらっしゃったんですね。
みなさん意味がわかっているのかと思ってたので
ちょっと安心しました(笑)

お礼日時:2005/08/28 18:55

かなり記憶が薄いですが、かなりおもしろかったと思います。

意味という意味はないのだと思います。たとえばそれは「ピカソの絵」と同じでピカソの絵を「意味がわかんない」というのに近いと思います。まあマルホランドドライブにはピカソほど歴史的価値はないんですけど、いわゆる一般的な映画と比べて非常に「ピカソ的」な楽しみ方が要求されるでしょう。
要するに主人公は話の途中でなぜか別人に変身してしまう。それだけのお話ですよね。まるでカフカの「変身」のようになんの説明もありません。とにかく、変身しちゃう。しかも、それはその街にはじめから実在する人物です。しかも最初の主人公と会ったりしている。そんな「時空の理由なきねじれ」を描きたかったんだと思います。ほれ、ピカソだって正面から見た顔と横からみた顔を合わせたような「ねじれ」を描いたでしょう?。だからピカソに似てるんです。
デビッド・リンチはこれの前にも「ロスト・ハイウェイ」という映画を撮ってるがこっちも全く同じ手法です。なのになぜかこの時は誰も無視してましたね。

参考URL:http://www.tcp-ip.or.jp/~iwamatsu/seefilm/50on/m …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
この監督の映画は初めて見たので、
ちょっとびっくりしました。
参考URLかなり詳しくて「なるほど!」でした。
まだ完全に理解できたわけじゃないですが、
ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/28 18:52

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