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イタリア・ルネサンスが起きた理由として経済的発展があげられ、東方貿易で富裕となった大商人・都市貴族・教皇が芸術家の文芸活動を支援したから。
         とあるのですが、ルネサンスとはヒューマニズムを重視した運動で、カトリック的な世界観からの人間精神を解放しようとする動きですよね? だったら教皇が芸術家を支援するのは自分を苦しめる事になり、得をしませんよね。

私は教皇がルネサンス支援するのは変だと思うのですが。
ただし、私の学校のプリントについての質問なので、
この事実が存在していたか分かりません。(すいません)
浅学で申し訳ないですが、よろしければ質問にお答えください。
もしこの教皇が支援した事実が存在しないなら、
それもお教えいただければ幸いです。

A 回答 (1件)

答えは簡単です。


ルネッサンス期の教皇というのは
世俗化していて、普通の諸侯と変わらないからです。

妻帯者や子供がいるものもおり、
イタリアの覇権を巡って戦争を起こしたりと
現代の教皇とは全く違います。
実際に、メジチ家から選ばれたりしていますから
他の君主がすることと変わらないことをしてます。

彼らにとっては精神文化面よりも
ミエと体面、自身の栄光を後世に残すことが
重要だったので、芸術家に自分と教会の威光を
示す作品を作らせました。

またルネッサンスの作品には宗教を直接扱ったたり
批判したりしたような内容のものはありません。
芸術対象を神から人間に移したことも
ほとんどは宗教画や神話(歴史)画の様式を保って
名目上は変わりません。

ヒューマニズムを扱ったのは、エラスムスなど少数です。
イタリアルネッサンスにはそういう要素はほとんどありあません。
宗教裁判にかけられないように芸術家も慎重でしたし、
ほとんど依頼製作なので、芸術家は自由に創作していたわけではありません。
芸術家が自由に創作活動ができるようになるのは19世紀以降です。
それまでは彼らの地位は低く、名誉だけでした。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。
もやもやしていたものがはれました!

お礼日時:2005/09/23 19:58

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