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グラム染色法で若いときは陽性だった細菌が陰性になるわけを教えて頂けないでしょうか?

A 回答 (2件)

図書館で調べた限りでは、グラム陽性に染まる細菌の細胞壁を構成しているペプチドグリカンが立体的になっていてルゴールと反応して水に溶けにくくったゲチアナヴァイオレットが、グラム陰性菌に比べて大量にペプチドグリカンの網目に保持されているので、アルコールによって全部が溶出されるには長時間を要すると書いてありました。

グラム陽性菌でもアルコールで脱色しすぎるとグラム陰性のようになってしまいますが、古い菌ではペプチドグリカンが部分的に分解しているので色素の保持量も減り、又アルコールが浸透しやすくなるので、色素が抜けてグラム陰性に染まってしまうそうです。
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます。やはりペプチドグリカンが何らかの影響で減少するからですね。もし分かったら、どうして部分的に分解するのかについて、教えて頂けないでしょうか?

お礼日時:2005/09/29 19:04

細菌は、自分の細胞壁を分解する酵素を持っていると書いてあります。

この酵素は細菌が細胞分裂するとき。一旦細胞壁を壊さないと分裂できないからだそうです。条件が悪くなって死にかかっている細菌などでは細胞分裂とは関係なくこういう酵素が働いて細胞壁が崩れてしまうようです。
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この回答へのお礼

なるほど。わかりやすく説明ありがとうございます。

お礼日時:2005/10/01 03:46

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