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私は学校でカビの培養をしています。
培地にカビ(?)が出てきはするんですが、本当にカビなのか、細菌なのかよく分かりません。
何か見分ける方法というか、見た目に違いはあるんでしょうか。顕微鏡などで拡大したときではなく、培地に出てくる目に見えるときのことです。

A 回答 (2件)

こんにちは。

細菌を中心に真菌類も扱ってる者です。
表現型(いわゆる見た目の特徴)だけで、細菌が真菌かを見分けるのはとても難しいと思います。
それというのも、見た目は微生物それぞれですし、培地の種類によっても変わります。
No.1の方の捕捉なんですけれど、細菌でも外生胞子をつける分類群、主には放線菌と呼ばれる細菌はコロニーが毛羽立っていて、真菌にとてもよく似ています。
ですので、ツルツルしたコロニーが細菌というのは、グラム陰性細菌の主な特徴になるかと思います。
その原因はグラム陰性細菌の膜構造にありますので、興味があれば調べてみてください。

一方、真核生物である酵母のコロニーは見たことがありますか?
とても細菌のコロニーに似ていて、ツルリと丸い形をしています。一見、細菌のコロニーのようです。
大きさもそんなに大きくはありません。

また、コロニーの形は様々で、運動性(主に鞭毛を持つ細菌に多い)を有する細菌のコロニーは、周囲の形が不均一です。Undulate, Laboteなどと呼ばれるmarginを示します。

以上のようなことから、見た目で細菌か真菌か見分ける方法というのは「これ!」というのはないかと思います。光学顕微鏡があれば、区別できます。
また、これはちょっと質問の趣旨から外れてしまうかもしれませんが、抗カビ剤を入れた培地に植え継いで、生育を見てみることで判断するのはどうですか?
あるいは逆に抗生物質を使って、細菌が生えない培地で生育するかをみてみるとか・・・。
そうすれば、気になるコロニーが細菌か真菌かをDNAとか調べたりしなくても、寒天固体培地だけで見分けられるかもしれません。だた、どのような細菌または真菌を標的に培養しているのか詳しく書かれれていないので、うまく条件があわせられれれば・・・・ということになります。
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目で判断して100%ということはないのですが、総論で。



細菌は、ツルツルしたコロニーを形成し、
そのコロニーは培養し続けても直径数ミリくらいにしかなりません。
コロニーは円形です。

カビは、ボアボアと綿毛っぽいコロニーを形成し、
放っておくとシャーレ一面に増えます。
必ずしも円形ではありません。
胞子を出すと粉っぽく、色が変わるものもあります。

増え方(広がり方)はカビの方が早いでしょう。

ツルツルコロニーを形成しない細菌もいますので、あくまでご参考までで。
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