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南京の紫金山は鐘山とも呼ぶそうですが、それ以外にも異称はあるでしょうか?

A 回答 (1件)

南京市の東郊外に聳える紫金山。


その正式名称は「鐘山」かもしれません。
しかし、現地の人々は「紫金山」と呼んでいます。

中国には、南京以外にも紫金山の愛称で親しまれている山が存在します。
例えば安徽省の淮南市、福建省の上杭県、湖南省の炎陵県と衡山県など、
それらと区別して「南京紫金山」と呼ぶこともあります。

さて、紫金山の主峰は北高峰、第2峰は小茅山、第3峰は天堡山です。
最高峰で448.9mですから、朝登り始めて昼過ぎに下山できます。
解放以来の緑化運動で豊かな森林が展開する中を
革命歌を高らかに歌いながら登山するグループもあります。
その山頂に立って眼下を見渡すと南京の町が広がり、
長江が滔々と流れています。
山麓には「中山陵」「明孝陵」「鐘山国際ゴルフクラブ」があります。

中国の古都・南京・・・東呉の孫権が遷都して以来、
歴史上10の王朝がここに都を置いています。
紫金山は兵法の戦略要地であり、仏教の聖地でもありました。

【紫金山◆名称の歴史】

1.春秋・戦国 → 「金陵山」
  埋蔵金伝説から。
  埋蔵主は楚の威王か秦の始皇帝か定かではありません。

2.秦(?)・漢~ → 「鐘山」
  蜀相・諸葛亮が下記のように賛嘆したことから、
  山は天下に名を馳せました。
  「鐘山龍蟠」(鐘山には神龍がどくろを巻いている)

3.三国(東呉)~ → 「蒋山」
  呉の孫権が「蒋山」と改名し、蒋侯神(蒋子文)を祀りました。

4.東晋~ → 「紫金山」
  夕暮れ時、山全体に紫気が漂い、頁岩が陽光に反射して黄金を
  放った情景から称されました。

5.南齋~ → 「紫金山」 別称「北山」
  山が城北に位置していました。

6.明~ → 「紫金山」 別称「神烈山」
  明の太祖・洪武帝の陵墓が建造されました。

紫金山の里には、現在も「紫龍伝説」が語り継がれています。
そこにはもっと情感溢れる愛称が存在するのではないでしょうか。
歴史の流れとともに紫金山の名称は生まれては消えていくのでしょう。
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