10秒目をつむったら…

外国人が毎日のように買い越している為、8月以降の株高が現在まで続いている、と報道されていますが、なぜ、外国人が、買っているのなら、円高にならず円安になっているのでしょうか?

素人考えでは、外国人が、日本株を買う場合、自国通貨をまず、日本円に換える必要がある為、当然、円高になると思いきや、実態は逆で、円安ですよね。

せっかく、年初から、株が、10%、20%とあがっても、円安が、10%、20%と進めば日本というトータルでこれを外国から見れば、ほとんど、価値は増加していないことになるし、実際、いま現在において、株高の効果が円安によって、打ち消されていると思いますが、この現象は、一体何を私達に明示しているのでしょうか?

わかりやすく、ご教授いただければ、幸いです。

A 回答 (6件)

日本の株式市場と為替市場がまったく別物(当たり前ですが)であり、それぞれの市場が別々の理由で動き、また規模にも圧倒的な差があるので、


株が上がる→円に換える→円高
という図式が起こっていないと思います。

規模でみると、日本の株式市場は全体はわかりませんが、東証でもたぶん5000~8000億円くらいではないでしょうか。
それに対し、為替市場の1日の平均取引高は1兆ドル(概算114兆円くらい?)を超えています。
円を含む主要通貨がUSドル、YEN, EUROと大きく3つに分かれてはいますが、為替取引の円に絡む取引もかなり膨大な金額が動くと思います。

ですので規模的に日本の株式市場の取引高、とくに外国人取引は、為替相場にそれほど大きな影響力はないのではないでしょうか。


また、日本の株式市場が上げるニュースや材料と、為替が反応するものが異なります。

株式市場は、企業の売り上げや配当、新製品開発など企業のニュースに反応しますが、
為替は政治的なニュースの裏に見える、金利や債権市場絡みの材料に反応します。

たとえば現在ドルが強いのは、ハリケーンの打撃によるドル安ではなく、ハリケーン後のインフレ懸念への金利上げ政策に反応しているからです。
まだ利上げをするといわれていますので、ドル高円安はつづくでしょう。

あと、円高になると原材料輸入コストが下がる、円安はコスト増になるので、その原材料に依存する企業の株価に影響するという説明がありますが、これも今はちょっと怪しいです。
円安とオイル高に見まわれた日本企業がばたばた倒れたかというと、逆にポリ袋メーカーや化学メーカーは業績が上がっています。
これは、為替予約、テクノロジー、営業努力、マーケティング、コスト意識が昔に比べて格段に進化しているので、すぐに原材料高の影響を受けなくなったからだそうです。
1070年代の高度成長期の頃の、原材料:企業への影響を、1:1とすると、今は0.3:1くらいまで小さくなっているという学者もいます。

ですので、株式市場と為替、また原材料の商品市場などの関係は、今はそれぞれ別物と捉えたほうがいいかもしれません。
実際、過去の株高と円の関係をみると、株高と円高がリンク(連動)は半分くらいではないでしょうか。
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最近日本円の価値はとても下がっています。


メキシコペソより弱いです。
アジア最弱通貨です。

詳しくは
これを参照にしてください。

来年は120~という人(為替王)
から
再び100円目指すという人がいます(外国人投資家)

長期を当てるのはまず不可能です。

参考URL:http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/50076 …
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ご質問の件について同じように不思議だと感じてる人は多いです。

ぼくも株高なので円高だと予想していたので円安は意外です。
「髪の黒い外人」では無いかという一説があります。つまり国内資金がオフショア経由で還流しているのではないかという説です。
現在の日本株市場で本当に外国資本の買いが優勢であるなら、ヘッジという説明にも合点がいきません。フルヘッジでも買っただけしか売らないのですから、ヘッジはスクウェアの要因になったとしても円安要因にはなり得ないはずです。
真相は常に藪の中なのですが。
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怒涛のような外人の日本株買いにも円高が進まないのは、


(1)外人が日本株を買うときに為替をヘッジする比率が高くなってきているからです。これだけ金利差が大きくなってくると、円売りで相当のプレミアムがあります。外人の日本株買いも、額面どおりの円需要にはなっていないのです。
(2)個人の投信などを通じた外債投資が拡大しています。投信の残高ランキング、純増高ランキングをみると、グロソブを代表として毎月分配型の外債投信が上位をほぼ独占しています。
(3)実態はよくわかりませんが、外為証拠金取引を利用したキャリートレードも拡大しています。

日米金利差がいろんな形で現れてきています。外人が日本株を買うときに為替ヘッジするのも、外為証拠金取引を利用したキャリートレードが増加しているのも、ドル金利のほうが円金利よりもはるかに高くなってきたからです。金利が変わってくると、いろんなものが変わってくるのです。

ドルベースでは、年初来で、NYダウは-5.1%、独DAX指数は+3.9%、日経平均は、+5.0%、TOPIXが+9.7%。一応、日本が一番です。
さらに、上述したように、外人は日本株を買うとき為替ヘッジして購入している部分も多いので、円安の影響はあまり受けていないかもしれません。むしろ、ヘッジしているので、その分利回りは株価上昇以上になっているかもしれません。

なお、一般に通貨安はその国の企業収益を押し上げます(トヨタ等は円安のほうが企業収益はよい)ので、株高要因です。株価にとっては円安のほうがいいのです。円安で株高が相殺されるとは一概に言えません。外人は、円安だから日本株を買っている面があることを忘れてはいけません。
但し、円安→輸入物価高→インフレ→金利上昇→企業の支払い金利上昇→企業収益低下、また債券に比べて株の魅力低下→株安というパターンになったら、円安は株にとってマイナスです。
要は、単純ではないということです。
とても、ここには書ききれません。
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確か日経に書いてあったと思うんですが、外国人投資家が日本株を買うと同時にヘッジで金利の高い外貨を同時に買い進めているので、株価が上がっているにもかかわらず、円安が続いているとのことだったと思います。

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円安の原因は、日本の外債投信による外国債への大幅な資金流入があると言われています。

また、欧州圏通貨に対して米金利先高感や米資産還流減税などが原因でドルの買い越しがあるようです。これらのドル高要因が円への需要を上回っているということだと思います。

しかし、日本株高のテンポのほうが、円安よりも急なので、日本株資産は米国からみても上昇しています。

円安は多分、一過性の現象で、将来的な日本金利の上昇、米国貿易赤字の継続で円高への反転が予想されます。一方株高は、日本経済回復基調によるもので長期的トレンドなので、今後相殺はされていかないと思います。

参考URL:http://finance.yahoo.com/q/bc?s=EWJ&t=6m&l=on&z= …
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