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旗本は御目見え以上、御家人は御目見え以下と言いますが、旗本でも御目見え以下の役職に就いていた人もいるのでしょうか?

旗本でも小普請組や下級職だと、生涯将軍に拝謁できなかったのでしょうか?

A 回答 (4件)

旗本でお目見え以下の役職につくことはありません。

プライドが許しませんし、親族や周囲も許しません。逆にお目見え以下の家柄から以上職につくことはかなりありました。
旗本は将軍にお目見えする資格があるというだけで、小普請にいては拝謁の機会はありませんし、下級職では拝謁といっても大きな部屋の末席のほうで遠くから将軍の姿をちらりと見ることができるかできないかといった程度のものでしかありませんでした。
布衣以上になれば就任の申し渡しも将軍の前でおこなわれますから、このクラスであれば拝謁できたという感じになるでしょう。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
そういう事例はなかったのですね。
上方在番の大番士は揃って将軍に拝謁・挨拶したそうですが、布衣でもない中下級旗本が将軍家の尊顔を拝する機会など滅多になかったのでしょうね。

お礼日時:2005/10/15 17:16

 江戸時代の社会というのは、ふつう、石高、役職(つける役職の範囲)、家格・身分(お目見え/お目見え以下)が連動してうごくようになっています。

つまり、家格、石高からいって不相応な役職につくことはほとんどなく、あるとすれば降格か出世であり、その場合には石高自体に増減があって、連動してお目見え/お目見え以下の身分にも変動が生ずるわけです。
 小普請に入ろうと入るまいとお目見の資格はいっしょです。旗本は三千石を基準にして、無役の場合、それ以下が小普請組、それ以上が寄合に入りますが、どちらであってもお目見えの資格そのものを失うものではありません。また、小普請には御家人もいますが、こちらはお目見えはかないません(役付きの御家人も同様)。
 ちなみにいうと、お目見とは、将軍家の正規の行事の際に参列できる資格のことで、ただ単にお目にかかる(拝謁)するだけならば、将軍のお声がかりさえあればだれでも可能です。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
御目見え以下でも、将軍家のお声がかりさえあれば拝謁する事が出来たのですね。

お礼日時:2005/10/15 17:09

旗本(「御目見以上」)の息子は、いくら旗本の家柄といってもはじめは「御目見以下」の資格・役職からスタートするのが普通だったそうです。



以前(いつだったっけ?ああ、あったあった↓)#1さんが回答されていた中にある御庭番:川村壱岐守修富は56歳の頃に痔や胆石で欠勤が続き「御役御免 小普請支配」とされる寸前まで行ったそうです。
因みに彼は、
19歳で「御目見以下」で初出仕し、
31歳で御目見を果たし、晴れて御目見以上:旗本となれたのだそうです。
結局はリストラも免れ、最終的に「西丸御廉中様用人」(次期将軍夫人の用人)にまで出世したのだそうですが。
彼はまた、リストラ危機の直後に「永々御目見以上」なるものを仰せつかります。(長年の功績が評価された?)これはただの「御目見以上」と違い、その跡継ぎは初めから「御目見以上」でデビューできる特典があったそうです。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1591014
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
親が諸太夫だと、嫡男は部屋住みでも書院番士になれた気がするのですが、例外的な事だったのでしょうか。

御家人から廉中用人まで累進したという事は、能力が評価されての事なのでしょうね。

お礼日時:2005/10/15 17:14
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
拝見させて頂きます。

お礼日時:2005/10/15 17:15

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