「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

狐が人を化かすという内容のお話はたくさんあると思うのですが、北海道が舞台になっている話で、狐が人に化けたり、人を化かすという話があるかどうか知りたいです。
本の形になっていなくても、こういう伝承がある、という情報(ある程度信頼のできるような)でもけっこうですので、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

北海道では、キタキツネだけでなく全ての動物がカムイ(神)としてアイヌに敬意を払われているので、お化け・妖怪の類としては扱われません。



それよりも、実は化かす「狐」はキツネではないのです!
もともと化かすといわれたり稲荷の使いと言われたモノは、インド神話でダーキニーという「人間の肝を代償に利益をもたらす鬼」の化身とされたインドジャッカルです。
その信仰が「荼枳尼天」として仏教にとりこまれて中国に入ったとき発音に「野干」の字があてられ、その後仏教が伝えられた日本にはジャッカルが居なかったため「野狐」とされてしまった、という経緯があるのです。
(ちなみに狸は中国ではもともとヤマネコの事だった)
また、もともと日本の稲荷(ウカノミタマ)には鼠の天敵であり水神である蛇(宇賀神)があてられていたのですが、仏教伝来後はダキニの福神的側面が反映されて、いつのまにかほとんどがキツネということになってしまいました。

そういうわけで、キツネが化かす話というのはほぼ江戸時代までに作られたものであり、明治期に屯田兵が持ち込んだ出身地の伝承を除き、開拓以前の北海道にアイヌ伝承以外のキツネの話はない、ということになります。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
動物はアイヌでは神なのですね。
しかも、人を化かす存在はもともとは狐ではなかったとのこと。初耳です。
とてもわかりやすい解説、どうもありがとうございました!

お礼日時:2005/10/30 21:50

アイヌの伝承歌らしきものにこんなの↓があるようです。


http://www.interq.or.jp/snake/apple/haikun-j1.html
これを見る限り、悪事はやるようですね・・・ただ化かさないというか、神に諭されて悪事そのものを控える事にした、という印象を受けますがどうでしょうか。
人に化けるかどうかは浅学にしてわかりませんが、人格をもち言葉を発し、権利を主張するという伝説はあるようです。(「きつねのチャランケ」なる題で諸方面に取り上げられています。)

ちなみに近所のロシアでは、キツネは森の他の動物をだましたりする知恵者ですが、人に化ける事はないと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ありません!!
そんなお話があるのですね。化かす、というのとはちょっと違いますが、参考になりました。
どうもありがとうございました!

お礼日時:2005/10/30 21:52

自分も興味があり調べたことがあります☆


化けるとか化かすとかあんまり響きがよくないですが(汗
あるサイトをリンクさせて頂きます。(ある程度信用できると思ったので)
ご覧下さい。
有名な『日本霊異記』では「狐が女性に化けて人と結婚して子を生む」という話が出てきます。
このリンク先には「美女」と書いてますがどうだったかな・・・

あと中国の『抱朴子』っていう書物にも化け狐が出てきます。
でも狐狸っていう名前なのでこれは狐じゃないかも・・・

いかがでしょう?

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%90

この回答への補足

回答有難うございます。
当方が求めているのは「北海道」が舞台のものです。
「ホンドギツネ」ではなく「キタキツネ」がいたずらをしているという内容の伝承なり書籍が存在するか否かです。
質問のしかたがわかりづらかったら申し訳ありません。
お答えいただいたリンク先には本州、中国のものしかのっていないように見受けられます…

もし、「そんなものはない」のなら、その根拠も教えていただきたいです。

引き続き回答受け付けますので、よろしくお願いします。

補足日時:2005/10/22 20:23
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