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漢文の返り点についてなのですが、

□(下) □(二) - □  □(一) □(中) □(レ) □  □(上)

をどういう順番で読むかという問題がわからないでいます。
(□の中に数字を入れる問題です)

私の解答は

8(下) 4(二) - 5  3(一) 7(中) 2(レ) 1  6(上)

でしたが、正解を見てみると

8(下) 2(二) - 3  1(一) 7(中) 5(レ) 4  6(上)

でした。

つまりどこを最初に読むかでつまずいたようですが、
その問題には特に解説はなかったので、理解できていません。

「返り点のないものから読む」のがルールかと思っていましたが、
この問題では、なぜ何もついていない、下から2番目の升目ではなく
「一」のついた、上から4番目の升目を最初に読むのでしょうか?

どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (13件中1~10件)

説明の都合上,アルファベットに置き換えます。


A(下) B(二) - C  D(一) E(中) F(レ) G  H(上)

>私は、「返り点のないものが最初」が大原則と思っていたので、
確かに,熟語を示すハイフンがなければ,そのやり方でも正解になります。
つまり,
A(下) B(二) C  D(一) …… H(上)
となっていれば,「返り点のないC」から読み始めて,CDB…HAという順序になります。
しかし,ご質問の問題では,B-Cとなっている以上,BCという順序はもう決まりですね。
そして,そのハイフンには「二」がついている以上,Bの前に,対応する「一」のついているDを読まなくてはなりません。

質問者さんの回答でどこがまずいかというと,2から3にもどるところです。
下から上に戻るためには,何らかの返り点が無くてはなりません。
返り点の指示がなければ,上から下に進むことになります。
GからFに戻るのはレ点の指示によるものですが,Fからどこにジャンプせよという指示を出している返り点はありません。
したがって,次は下に降りて,Hに行きます。

これを一言で言えば,No.5さんの書かれている,
「『あとまわしにしろ』という記号がないのを上からよむ」+
「『あとまわしにしろ記号』は、対応する『あとまわしでない記号』に続いて読む」
というルールになります。

>つまり、セオリーとしては
>「前に『二』があった場合は、
>何もついていないものよりも先に『一』を読む」
>ということなのでしょうか。

そうではありません。
もしそうだったら,ハイフンのない「B(二) C  D(一)」も「DBC」とかになってしまいますよ?

>下に「何もついていないもの」があったとしても、
>「一二点」は先に解決して進むべきなのですか?

「記号が付いているかいないか」という発想を捨てましょう。

要するに,
 「この文字は,この文字の次に読むんだ」というつながりがあれば,それに従って読む。
 なければ,上から下に読む。
それだけです。

以下の説明では,「この文字(△)は,この文字(○)の次に読むんだ」というつながりのことを「○→△」と書くことにします。
また,その場合は○を読み終わるまで△は読まないことになります。これを「△を保留する」ということにします。

次の問題を見てください。
【例題1】
A(二) B C(一レ) D(二) E F(一)
最初から一文字ずつ見ていきましょう。
A(二)は,「C→A」というつながりを示していますので,Aは保留。
Bには,「○→B」というつながりを示す記号はないので,まず読みます。
C(一)は「C→A」,C(レ)は「D→C」を示していますので,Dを読み終わるまで保留。
ところが,その次のDにも(二)があるので,「F→D」となり,Fを読み終わるまでDも保留。
Eには,「○→E」がないので,読みます。さっき読んだBに続けてですので,「B→E」となります。
その次がF。「○→F」はないですから,Fを読みます。つまり「B→E→F」となります。
ここで一気に保留文字が解消します。つまり,保留した時点で出てきた「F→D」「D→C」「C→A」が順次適用されます。
よって,BEFDCAが答え。

【例題2】
A(二)-B C(一レ) D(二) E F(一)
こんどはハイフンを入れてみました。
同様にやってみましょう。
A(二)により「C→A」。A保留。
(|)Bにより「A→B」。B保留。
C(レ)により「D→C」。C保留。
D(二)により「F→D」。D保留。
Eには「○→E」がない。読む。
Fには「○→F」がない。読む。
保留していた条件により,F→D,D→C,C→A,A→Bが順次適用され,EFDCABとなる。

【例題3】
A(二)-B C(一) D(二) E F(一)
こんどは,ハイフンはそのままで,一レ点のレを外しました。
やりかたは同様ですので説明は省きますが,CABEFDです。
「返り点のないもの(E)から読む」ではありません。
「○→C」となる記号がないので,最初に読むのはCです。
それに,もしEから始めると,Dの次に読む文字が無くなってしまいます。

【例題0】
さて,それではご質問の文をやってみましょう。
A(下) B(二) - C  D(一) E(中) F(レ) G  H(上)

A(下)により,「H(上)→E(中)→A」となり,Aは保留。(中がなければ,もちろん上の次です)。次の文字のBをみる。
B(ニ)により,「D→B」,B保留。
(|)Cにより,「B→C」。C保留。

さて,ここでNo.3へのお礼に答えますが,
>「一より下はないから読んでいいのね。」
>のところを、もう少し詳しく説明していただけないでしょうか?

Dに対して「○→D」と読ませる「あとまわしにしろ記号」はついていないので,保留にする必要はありません。したがって,Dを読みます。
(もしDに「一レ」がついていたりしたら,この「レ」が「あとまわしにしろ記号」なので,Dも保留になり,その先を見るまで順序は確定しません。先ほどの例題1,2を考えてみてください。)
また,ここで,B・Cの保留も解消され,D→B→Cとなります。

続けます。
E(中)により,「H→E」,E保留。
F(レ)により,「G→F」,F保留。
Gには「あとまわしにしろ記号」はないので,読む。
先ほど確定したD→B→Cに続けて,→G→Fとなる。
H(上)には「○→H」がないので,読む。
D→B→C→G→Fに続けて,→H。
ここで,先ほど保留にしたA,Eが解除され,最終的にD→B→C→G→F→H→E→Aとなる。

もう少し複雑にしてみました。余裕があったら,やってみましょう。
【例題4】
A(乙) B(下) C(二) - D  E F(一レ) G(二) H I(一) J(中) K(レ) L M(上) N O(甲)

どうも長々とすみませんでした。通じたかなあ。
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この回答へのお礼

親切丁寧なご回答、本当にどうもありがとうございます。
ゆっくり読んでみました。

>下から上に戻るためには,何らかの返り点が無くてはなりません。

そうですね、ここは#6さんのご説明でとてもよく納得できた部分です。

>なければ,上から下に読む。

私はこれよりも「返り点がない」ということのほうを
優先していたために間違えたようです。

>もしEから始めると,Dの次に読む文字が無くなってしまいます。

あ、ほんとだ・・・この場合、行き止まりになってしまうんですね。
たしかに私の解答の「2」のあとも、行き止まりですね。
(なのに強引に上に返っている・・・)

>Dに対して「○→D」と読ませる「あとまわしにしろ記号」はついていないので,
保留にする必要はありません。

なにを優先して考えればいいのか、よくわかってきました。
あとまわしにしろ記号のついていないものを、
上から下の方向で読んでいくんですね!!
(ってこれ、皆さんのお力を借りて
ここまで来た私にはかなり感動の瞬間なのですが
文章で書くと普通ですねえ・・・(^-^;)

最後の長~い例題ですが、

EHI GFC DLK MJB NOA

だと思います。
合ってるでしょうか・・・?ドキドキ。

お礼日時:2005/11/11 01:49

最初にNo.11の訂正をしておきます。

(細かいことですが)

>我 教(二) 学生。 我,学生を教ふ。
は,もちろん,
我 教(二) 学生(一)。 我,学生を教ふ。
です。

あと,soma_Pandoraさんには,たびたび厳しい言い方をしてしまって,申し訳ありませんでした。
今読み返すと,No.9なんか,ずいぶん意地悪な書き方をしているし,No.11でも「自信あり/なし」にこだわって嫌みを言ったりして,自分でも書き直したくなります。
それにもかかわらず,
>ご指摘下さったpuni2さんには感謝致します。
とおっしゃっていただき,かえって恐縮しています。
と同時に,最終的には理解していただけたことに,ホッとしてもいます。

>この問題、漢文と直接関係ない人生を送るようになったとしても
>きっとずっと忘れないでいると思います。

そこまで言われると,ちょっと照れくさいですね。
でも,たぶん私にとっても,ずっと印象に残る質疑応答になりそうです。
じゃ,こんどこそ最後にします。
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NO7です。



昨晩は非常に失礼しました。
puni2さんの仰るとおりで、私の文章は
全面的に間違いです。

ちょうどネットを徘徊していて
>「レ点のほうが、一・二よりも優先します」
という記述を見つけ、「これだ」と勘違いし、
それを主張する文章を書いてしまいました。
(もちろんそれは別の事例です。私の勝手な読み違いですので、
相手の方にご迷惑なのでURLは書きません)


今見てみれば、
もし「一」がついているのを後回しにすると、
上から読むというルールはおろか、
一二を無視して先に上下のほうを読むことになり
言い分が全く矛盾してしまいます。。。
(なので、問題が間違いと断定してしまった浅はかさ)
なぜあのような記述を書いてしまったのか自分でも謎です。
無責任さを反省すると共に、今後気をつけたいと思います。

質問者さんには本当に本当に申し訳ありませんでした。
ご指摘下さったpuni2さんには感謝致します。
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この回答へのお礼

soma_Pandoraさんのご回答に対するpuni2さんのご説明で
「なるほど、そこがいけないんだ」と理解が深まった部分もありましたよ~。
(嫌味じゃないですよ、ほんとです。
私も最初は自分の解答がどうして間違っているのか
全然わかりませんでしたし・・・)

わざわざ訂正のご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/11/12 22:34

>おそれながら、最後にツッコミ・・・



あー,ほんとだ。もちろん,レ点の話です。
やっぱり,夜中に長い文章を書くと,注意力が散漫になるのかも。
○→△(レ) ですね。

と,それだけで済ますのも素っ気ないので,ついでにもう少々つけたしておきます。
すでに分かっているよ,という部分もあると思いますが,返り点の意味をとらえる参考になるかと思って,一応書いておきますね。

(それと,No.9では書き方が厳しすぎたかもしれませんが,前の回答者が,あまりにも断定的に,しかも「自信あり」で回答されていたので,婉曲な言い方よりもストレートに言った方が納得しやすいかと思ったのです。ご了承ください。
一方で,「あとまわしにしろ記号」などの名解説を書かれた方をはじめ,きちんと答えておられる方が「自信なし」なんですね。皆さん遠慮深いようで。)

漢文はもともと(昔の)中国語です。
中国語は,英語などと同様に,基本的にはSVOの構文です。(日本語はSOV型が基本です)
そこで,昔の日本人は返り点なんてものを発明したわけですね。
(適当に作った例文ですので,単語の例はあまり古代中国っぽくないですが,かんべんしてください)

我 教(レ) 人。 我,人を教ふ。
我 教(二) 学生。 我,学生を教ふ。
I teach students. と同じ構造です。

ところで,この動詞が2文字(以上)になるとどうなるでしょうか。

我 教育 人。

従来の返り点だけだと,
我 教 育(レ) 人。 我,教へて人を育つ。 (育てる,の意味)
とでもするしかありませんが,「教ふ」「育つ」と分けずに,ここは「教育する」という熟語を生かして読みたい。
そこで,
我 教(二)-育 人(一)。 我,人を教育す。
という記号が生まれたわけです。
「人」からジャンプする先の文字は,直上の「育」ではないので,レ点は使えず,一二点になります。

なお,このハイフンは義務ではなく,場合によっては省かれていることもありますので,そのときは意味から判断しなくてはなりません。
つまり「我 教(二) 育 人(一)。」となっていても,「我,育人を教ふ」では意味不明だし,「教育」2文字全体で動詞っぽいから,と判断するわけです。
(もっとも,高校の教科書ではふつうハイフンを使いますし,入試もよほど意地悪でない限りついていると思います)

同様に,
我 教(二)-育 学生(一)。 我,学生を教育す。
我 教(二)-育 小学生(一)。
なども同じパターンになります。

ここで,それぞれの文で,最初の「我」のつぎに読む文字がどれになるか,見てください。
「我教育人」では,いきなり(一)のついている「人」に飛びます。
「我教育学生」では,何も記号が付いていない「学」に飛び,続いて「生(一)」に進みます。
もし,「記号の付いていない文字に飛ぶ」ルールだと,「我教育人」では記号の付いていない文字はありませんから,困ってしまいます。
そうではなくて,目的語の部分は上から順に読んでいって,最後の文字のところに「動詞に飛びなさいよ」という意味で(一)がついている,と考えてみてください。
目的語が「人」のように1文字の場合は,たいていはレ点になりますが,それは昔の中国語では動詞は1文字のことが多いので,1文字だけ戻れば済むからです。
しかし,動詞が2文字以上からなる場合は,その初めの文字にまで飛ばないといけないので,直上の文字に戻るレ点は使えず,一二点とハイフンになるわけです。
目的語が1文字の場合は,「記号の付いていない文字」はなくなってしまいますが,目的語が2文字以上の場合と同じパターンで読めばいいわけです。

長文におつきあい下さってどうもありがとうございました。
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この回答へのお礼

>目的語の部分は上から順に読んでいって,最後の文字のところに
>「動詞に飛びなさいよ」という意味で(一)がついている,と考えてみてください。

なるほどです。
日本語の語順ということ、そして返り点をつけた
もともとの意味まで考えて記号に注目すると、
「記号のない文字から読む」という私の最初の思い込みが
いかに表面的だったか改めてわかる気がしました。

こちらこそ、サイドストーリーやオリジナルの例題まで
色々と盛り込んで教えていただき、ほんとうに頭の下がる思いです。
この問題、漢文と直接関係ない人生を送るようになったとしても
きっとずっと忘れないでいると思います。
本当にどうもありがとうございました。(^-^)

お礼日時:2005/11/12 22:25

>あとまわしにしろ記号のついていないものを、


>上から下の方向で読んでいくんですね!!

その通りです。納得していただけたようで,嬉しく思います。

>最後の長~い例題ですが、
>EHI GFC DLK MJB NOA
>だと思います。
>合ってるでしょうか・・・?ドキドキ。

正解です!! おめでとうございます。
もうこれで,読む順序に関してはどんな出題が来てもバッチリですね。

改めて,返り点を整理しておきましょう。今回の問題に出てきていないものもあります。
○→△ (△のすぐ次に○があるとき)
一→二(→三…) (「一」の文字と「二」の間に1文字以上はさまっているとき)
上→(中→)下 (一二点をはさんで返るとき。ただし,返ったときに読む文字が最大で中と下の2つしかないので,3つ以上ある時はいきなり次の甲乙点を使う)
甲→乙(→丙→丁…) (上下点をはさんで返るとき,および,一二点をはさんで3つ以上返るとき)
天→地(→人) (甲乙点をはさんで返るとき)
あとはハイフンです。

これらの記号で結ばれていない文字は,上から下へ。
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この回答へのお礼

わー正解、嬉しいです。

ちなみにD→L、K→M、B→Nのところなどでは
こんなに飛んじゃっていいのだろうか・・・?と
バンジージャンプ前のような気分になりましたが、
「上→下」の大原則にのっとれば当たり前なんですよね。

その「上→下」の大原則や、
根拠となる返り点がないと上に返れない、というのが
「重力は常に下向きで、
それに逆らった仕事をするにはエネルギーが要る」
という力学の話になぜか頭の中で通じてきて、
直感的にもよく納得できるようになりました。

本当に何度もどうもありがとうございました。
こちらこそ、こんなに丁寧にわかりやすく説明していただいて、
そして隅々まで納得しながら理解できて嬉しいです。

おそれながら、最後にツッコミ・・・

>○→△ (△のすぐ次に○があるとき)

は、記号が抜けていますが「レ点」のお話ですよね?(^-^)

お礼日時:2005/11/11 02:29

回答を書いている間に,他の方から何件か寄せられていますので,少々補足します。


このサイトでは,他の回答者の批判はいけないらしいですが,きちんと言わないと質問者さんが混乱するだけでしょうから,はっきり言います。

No.7の回答は全面的に誤りです。

>□2-□ □1 □レ □ 
>こうなりますが、
>間違いなく何も付いてないの(一番下)から読みますよね。

だから,それが間違っているんです。
またアルファベットに直させてもらいますが,
A2-B C1 Dレ E
正解は,CABEDです。

「何も付いてないの(一番下)」から読み始めたとしましょう。
E→Dはレ点があるからいいとして,その次にどこに行くんですか。

>「レ点のほうが、一・二よりも優先します」
>それは、一・二が、上下よりも優先されるのと同じです。
勝手にルールを作らないでください。

一二点と上下点との関係は,
「一二点をはさんで返るとき,上下点を使う」
です。
はさんでいるわけですから,上から見ていったときに出てくる記号は,下…二…一…上となるわけです。
結果的に,一二点が最初に処理されることになりますが,それはNo.5さんの書かれたルールと,「一二点は中に挟まれている」という位置関係から,おのずと導き出されてくるものです。

これと同じというのなら,「レ点をはさんで返るときに一二点を使う」とでもおっしゃるのですか?
レ点を挟まない一二点なんて,いくらでもありますよね。

>もし大学受験ならば
>こんなのを無視しても普通に大学には受かります(すみません)。

いいえ,受かりません。
そんなでたらめを受験生に対して「自信有り」で書くなんて犯罪的です。
それとも,明治時代から何百・何千冊と出版されてきた漢文のテキストや,毎年全国で出題されている漢文の入試問題は,すべて誤りだとでもおっしゃるのでしょうか。
「【絶対】、問題の誤植か答えのミスだと思います」とまでおっしゃるのであれば,ぜひその主張を裏付ける文献なり参考書なりを示していただきたいものです。

ただし,明治時代後半以降で。

実は,それより前ですと,今ほど厳密な返り点のルールはなく,多少違った打ち方の例も見られるからです。
今のルールで統一されたのは,正確な年は忘れましたが,明治時代の中頃だったと思います。
でも,江戸時代の文献を読んでいるのならともかく,平成の世の中の,高校の問題集ですから,この統一ルールに従うべきでしょう。
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いや、これは絶対、問題の誤植か


答えのミスだと思います。
本当に問題集の問題ですか?

私も#1.4さんと同じく、
質問者さんの回答で正しいと思います。


ちょっと面倒なので上中下を取って考えます。
□2-□ □1 □レ □ 
こうなりますが、
間違いなく何も付いてないの(一番下)から読みますよね。
同じです。

まず、漢文は
「レ点のほうが、一・二よりも優先します」
それは、一・二が、上下よりも優先されるのと同じです。

□(下) □(二) - □  □(一) □(中) □(レ) □  □(上)
これをもう一度見ましても、
やっぱり、何も付いていないの優先です。
「レ」の位置が違っていたら、また回答は違いますが…。


「返り点のないものから読む」のがルールとのことですが、
1.「基本は上から読む。」
これが第一で、次に、
2.レが優先、次に一・二、次に上下、次に天・地、
次に甲乙丙、次に天地人…
と優先付けて読むのが正しい流れです。

正式には判りませんが、もし大学受験ならば
こんなのを無視しても普通に大学には受かります(すみません)。
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この回答へのお礼

うっ・・・結構ご意見が割れていますね。

ちなみにこれは「日栄社編集所編 
新・漢文の基本ノート」のp.4、(6)の問題です。
横書きではわかりにくい質問なので、投稿する前もした後にも
何度も見直しており、私の記載ミスというのはないと思います。

私としては、#6さんのご説明はとても納得のいくものでした。
その上で#5さんのご回答を読むと、
「なるほど、返り点なしでも一でもとにかく
『上にあるほう』から読むのだな」ともすんなり思えました。

ただ、soma_Pandoraさんは「一二点よりもレ点が優先」と
おっしゃっていて、それだとまた話が違ってきますよね。

一二点と上中下点はまったく性質が同じで、
算数でいう「小カッコ」と「大カッコ」のような使い分け方を
されているだけだと思うので理解しやすいのですが、
レ点と一二点を比べると、性質(機能)に違いがありますよね。

レ点は一字から真上の一字に返る合図。
一点は「二字以上離れた字から、一字以上の語に返るとき」の合図。

・・・もはや何を言いたいんだか、かなり混乱してきました(^-^;

とにかくご回答どうもありがとうございました。
やっぱり自分の考え方で正しかったのかな?と思うと
ちょっと嬉しくもありますが、これはなかなか微妙な問題のようですね。
#4さんも、よろしければまたご意見聞かせてくださいね。

お礼日時:2005/11/11 00:56

「返り点のないものから読む」というのがもちろんルールですが、それは「上から下に読む」という大前提のルールのもとにあるものです。



質問者さんの解答だと、レ点を読んだ後、一・二点を読んでいますが、それだと返り点もないのに勝手に下から上に読んだことになり、「上から下に読む」という1番根本のルールが無視されていることになるので、正解のような解答になるのです。

私も高校生のとき、今回の質問者さんと全く同じ疑問を持っていて、先生に質問したときにこのように教えてもらいました。
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この回答へのお礼

あ・・・なるほどです。

下から上に返るときには、必ず
その「根拠」になる返り点が必要になるのですね。
たしかに私の解答だと、2→3のところで「下から上」をやっていますが
そうしろという指示は、どこにもないですよね。

一番疑問に思っていた部分にすっきり納得のいくご説明でした。
まさに「経験者」ですね。
ご回答、どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/11/11 00:51

#3ですが・・・。



私は「返り点のないものから読む」ではなく、
「『あとまわしにしろ』という記号がないのを上からよむ」+
「『あとまわしにしろ記号』は、対応する『あとまわしでない記号』に続いて読む」が原則だと思っています。

あとまわしにしろ記号・・・・ レ、二、中、下
あとまわしでない記号・・・・   一、上
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この回答へのお礼

つまり、『あとまわしでない記号』である
「返り点なし」、「一」
の2つの間の優先順位というのは全くなく、
この2つのどちらであれ、上にあるほうから読むというわけですよね。
私は、「返り点なし」のほうに優先順位があると考え、
そこで間違えたようです。
(同じく『あとまわしでない記号』である「上」に関しては、
一二点を挟んでいるはずなので理解しやすいのですが・・・)

「あとまわしにしろ記号」というのがとてもわかりやすかったです。
再度のご回答、どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/11/11 00:11

#1です。

申し訳ありません。大変とんちんかんなことを書いてしまいました。しかも「自信有り」・・・なんて。#1の回答は無視してください。

それで、正しい質問の内容ですが、私もあなたの回答どおりによんでいました。普通は、下から2番目を最初に読むはずです。
もう少し考えて見ますが、まずは訂正まで。失礼しました。
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