No.2ベストアンサー
- 回答日時:
素人なので、定性的な推測になりますが・・・
高分子の膨潤は、高分子鎖の間に溶媒分子が取り込まれることで起こりますので、
1)良溶媒の溶媒分子の分圧が高い
→溶媒分子が高分子鎖にぶつかる頻度が上昇
⇒ 膨潤度は上がる
2)系の温度を上げる
→溶媒分子が高分子鎖にぶつかる頻度は上昇するが、
高分子の熱振動によって、溶媒分子との結合が切れる頻度も上昇
⇒ 膨潤速度は上がるが、膨潤度は低下
3)溶媒分子以外のガスを注入することで、系の全圧を上げる
→そのガスの分子が高分子鎖にぶつかって溶媒分子を弾き出す
(=分子間結合を切る)頻度が上昇
⇒ 膨潤度は下がる
4)系の成分比は変えず、容積を変化させることで全圧を上げる
→溶媒分子とその他の分子の双方の衝突頻度が上がる
⇒ 膨潤速度は上がるが、膨潤度は変化なし
・・・といったことが考えられるのではないかと思います。
但し、水の場合、分子間結合が比較的強い水素結合である分、
「2)」でも、ある温度範囲では膨潤度は変化しなかった上がったり、
といった結果になるかもしれません。
繰り返しますが、以上はあくまで素人の推測です。
ArchEnemyさんの実測データと照合して推測結果と合うようでしたら、
その理由の考察の参考としてご活用戴ければ幸いです。
No.3
- 回答日時:
高分子学会に高分子と水の研究会があります。
http://www.spsj.or.jp/c12/water.htm
それらの記録を調べてみたらあるかも知れません。
単行本としては古いですが「高分子と水」があります。
編集:高分子学会
出版:共立出版
ISBN:4-320-04339-1
発行年月:1995.7
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