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恒常性を勉強しています。交感神経と副交感神経のシナプスについて質問させていただきます。

交感神経のシナプスは「器官に達する途中で神経節に入り、そこでシナプスをつくる」。
副交感神経のシナプスは「分布する器官の直前でシナプスをつくるものが多い」
とあります。

そこで質問なのですが、シナプスを作る場所の違いによって何が異なるのでしょうか。シナプスを神経節に入ってそこで作るのと器官の直前でつくる、というその違いはなになのでしょうか。どなたかご存知の方、教えていただけると幸いです。

A 回答 (4件)

場所が違うということは本質的な交感神経副交感神経の違いには影響していないのではないだろうと思います。



むしろ違うのは発生学的に異なる発生をしたから、という理由ではないですか?

交感神経の発生では、まず神経堤細胞が脊髄の両側に沿って移動し、そこに交感神経幹を作ります。
これがいわゆる神経節です。
で、たいていはここから直接、器官にいくニューロンが起こるわけです。
(しかし腹腔神経節、上下の腸間膜神経節という3つは器官と交感神経幹に介在する神経節として存在します)
そうして交感神経幹ができた後に白交通枝ができて脊髄と連絡するわけです。


副交感神経系の発生では、中枢神経系(のうちの脳幹および仙髄部の脊髄)から節前線維がまず発生します。(交感神経系とはここがまず違うわけです)
これが器官に枝を伸ばしてできます。
(節後ニューロンは器官の神経叢に起こる)


なぜそのような発生をするのか、ですが、
これは分子発生生物学の分野で、わかりません。
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この回答へのお礼

plexusさま、ご回答ありがとうございます。お礼が遅くなり申し訳ありません。

シナプスの位置により働きが異なるというのではなく、シナプスの位置が異なるのは、発生学上の理由であるということですね。

詳しくご説明いただきありがとうございました。少し難しかったですが、大変参考になりました。どうしてそのような発生をするのか、も機会があれば、知りたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2005/12/04 22:18

つまり、同じ器官でもアセチルコリンを浴びたときとノルアドレナリンを浴びたときとで逆の作用をするということで。

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この回答へのお礼

簡潔なお答えありがとうございました。そうですね。異なる作用をする必要があるのですよね。大変参考になりました。ありがとうございました!

お礼日時:2005/12/05 19:29

神経伝達物質は、交感神経ではノルアドレナリン、副交感神経でアセチルコリンが分泌されて、これらが拮抗的な作用をおよぼすということはご存知ですね。



しかし交感神経といえども、中枢から交感神経節までの神経伝達物質はアセチルコリンなのです。上位の神経線維が交感神経節上のシナプスでアセチルコリンを放出すると、そこで作られたノルアドレナリンが神経節後繊維から標的器官に放出されるのです。

つまり、交感神経ではアセチルコリンによる情報伝達をノルアドレナリンに変換するための中継所として、いったん神経節を通っているのです。
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この回答へのお礼

geneticist12さま、ご回答ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません。

交感神経でも神経節までのシナプスでは、アセチルコリンを放出するというのは初耳でした。

ですが、新たな疑問がわいてきました。どうして、神経節で、アセチルコリンがノルアドレナリンに変換されなければいけないのでしょうか。疑問がさかのぼるようですが、もともとどうして、交感神経と副交感神経では異なる物質が分泌されるのでしょうか。交感神経の途中でわざわざ変換されなければいけない理由はあるのでしょうか。同じ物質ではだめなのでしょうか。

再度の質問で恐縮ですが、アドバイスをいただければ幸いです。

お礼日時:2005/12/04 22:23

最初の一文がおかしいですね。




「シナプスを作る場所の違いによって異なるものは特にないでしょう」という意味です。
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