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タイトルどおり、検量計と吸光度を用いて、未知検体の濃度を求めました。このとき、未知検体の濃度を求めるために検量線を作ったのですが、既知濃度の溶液の吸光度を測定するとき、「濃度の小さいものから測定してください」といわれました。なぜ、低い濃度から測定するのでしょうか?「低濃度域に焦点を絞ると擬似的だが一次式になる」ことに関係してるのでしょうか??
また、この測定を行うとき、用いた溶液に対して最も吸光度の高いフィルターを用いました。これは、溶液の色とほぼ同じ波長のフィルターなんですよね・・・??しかし、なぜこのフィルターを用いたのかがわかりませんでした。
とても初歩的な質問ですが、回答のほどよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 No1の方の回答に賛成します。

ただ、汚れではなく、希釈(濃いほうから測定すると、希釈にはなりませんが)です。すなわち、セルを完全に乾燥させず、通常は連続して測定するので、濃度に差があるので、希釈による誤差が逆の場合は大きくなります。

>また、この測定を行うとき、用いた溶液に対して最も吸光度の高いフィルターを用いました。これは、溶液の色とほぼ同じ波長のフィルターなんですよね・・・??しかし、なぜこのフィルターを用いたのかがわかりませんでした。
 フィルターなんぞは、私の時代の遺物ですが、学生実習には原理を理解させるのに最適です。お金がなくて、ポンコツを使っているのか、『原理を理解させたい』と考えているのか不明ですが、・・・。
 これは、吸光度法の根本原理ですので、教科書を読んで、不明なら、高い授業料を払っているのですから、訊くべきです。あるいは、レポートを提出するときに、訊ねては。
 ちなみに、フィルターを用いるのは光電比色計、プリズムや回折格子をつかっているのは分光光度計、というようです。20年前には、光電比色計もありましたが、今では周囲に残骸も見当たりません。
 もしもご自身で確認したいのなら、
1) 赤のセロファン紙を買う。
2) 画用紙に、赤、橙、黄色、・・・の色を塗る。
3) 色の塗った画用紙を窓に貼り、セロファン紙を重ねる。
4) どの色が一番見つけにくいかを確認する。
5) 赤だけではなく、別のセロファン紙でも確かめる
 で、理解できるのでは。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。この分野に関してはまだ無知に程近いので、今回いただいた回答をもとに図書館等で自分でもっと学んでおきます。フィルターを用いた実験が古典的だったということも全く気づきませんでした。自分で出来そうな実験のアドバイスもいただけて、大変助かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/12/05 21:11

まず最初に「低濃度から測定した」理由ですが、これは普通に実験誤差を小さくするためではないでしょうか?


どのように測定したのか分かりかねますが、通常は前に測定したサンプルの濃度が影響しないように、低濃度から測定していくものです。
高濃度を測定した後、低濃度を測定すると、前に測定した高濃度サンプルの汚れ等によって大きな誤差が生じる可能性があるので。
それからフィルターの件ですが、サンプルと同じ色のフィルターの時、常に最大吸収があるのかどうかは分かりませんが、一般的に測定したいサンプルの最大吸収がある波長で測定するものです。
その方が高感度に検出できるので。
余談ですが、試薬の吸収が全くない波長で測定して、目的の反応以外の誤発色を見る場合もあります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。この分野を詳しく知らない私でも、とてもよく分かる回答で、大変助かりました。

お礼日時:2005/12/05 21:15

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