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よくニュースで米国の利上げ打ち止めがもうすぐとありますが、アメリカは利上げを止めることによって今後どのようにしていく方針なんでしょうか?

インフレ抑制の為に利上げを継続してきたと思っているんですが(間違ってたらご指摘下さい)、
利上げを打ち止めすると言うことは、ある程度インフレ気味に行くよぉってことなんでしょうか?それとも違う理由が?

また、それによってドル売り方向に行くのでは?と、これもよくニュースで取り上げていますが、これはインフレを嫌う為なんでしょうか?それとも違う理由があるんでしょうか?

皆さん、よろしくお願いします_(_^_)_

A 回答 (6件)

市場の予測はあと2回(もしくは1回)でFF金利引き上げは打ち止めというものです。

これで中立水準に戻ったのであとは、景気や物価上昇の状態を見ながら舵取りをするというものですね。

しかし、こうした利上げにもかかわらず、長期金利は低い水準のままなので、引き締め効果は弱く相変らず金余りの状態が続いています。これはアジア諸国が米長期債を買い続けているからだと言われています。

個人的には、新バーナンキ体制は明らかな引き締め効果なり景気減速が確認できるまで、多分6%近くまで引き締めを継続すると考えています。そうしないと本格的バブルになる可能性が非常に強いからです。

米ドルは、巨額の貿易赤字や財政赤字が継続する限り基本的に売り圧力がかかります。他方米ドルの売りポジションを持ち続けるには他通貨との金利差によるコストがかかります。

昨年は空前のドル買いポジションが発生し(対ユーロ、対円)ましたが、年末・年初にかけて、ほとんどこうしたポジションは解消されユーロ高・円高にふれました。

ドル売りが本格的に始まるのは、米景気後退が確認され、米国の利下げが開始し、金利差が2%程度に縮小してからだと思います。その時は本当に米ドルの数10%の暴落が起こると考えています。

それまでは基本的にボックス圏での動きが続くのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

Trane37さん、回答ありがとうございます。

>こうした利上げにもかかわらず、長期金利は低い水準のままなので、引き締め効果は弱く相変らず金余りの状態が続いています。これはアジア諸国が米長期債を買い続けているからだと言われています。

上記以外の内容は全て理解できたんですが、どうして金余りの状態が続いているんでしょうか?

また、何故アジア諸国は低い水準の米長期債を買い続けているんでしょうか?

また時間があればお手数ですが補足してもらえれば幸いです。

お礼日時:2006/01/15 17:12

 実は日本がバブルを収縮しようとして90年代に金利を上げ、あまりにも激しくバブルを崩壊させたために子の15年間不景気が続いてしまったという悪いお手本を世界に示しています。

 アメリカは同じ轍を踏みたくないと思っています。中国も日本のバブル崩壊を勉強しています。つまり世界中の先進諸国が「自分の国もバブルかもしれない、インフレにならないうちに金利を上げて静めよう、でも日本の二の舞もやだな。何とかゆっくりバブルをしぼませたいな。」と思いながら、金利を上げたり下げたりしてるのです。今までずっと米も金利を上げてきたので、これ以上上げて住宅バブルを急激に破裂させていいのだろうか、と不安になってきたのです。わかりやすく説明してみました。
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この回答へのお礼

x7zさん、回答ありがとうございます。

>アメリカは同じ轍を踏みたくないと思っています。中国も日本のバブル崩壊を勉強しています。

各国がバブルを恐れて、そうならないように政策をとってますもんね。

でもどうしても需給の関係からか、過熱感は出てきますよね。

それをなるべく抑えるように抑えるようにっていうのが難しいんですよね(^_^;

参考になりました!
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/18 12:36

>どうして金余りの状態が続いているんでしょうか?



長期金利が上昇しない、不可思議な現象をグリーンスパン自身がconundrum(謎)と呼び、アメリカで流行語となりました。以下は私の説で間違っているかもしれません。

経済のグローバリゼーションに伴い、マネーは利益を求めて世界の市場をさまよいます。金あまりの一つの原因は、日銀の空前のゼロ金利、量的緩和政策だと思います。ジャブジャブの円は、国内では有効な投資先が無いので、海外に行きます。その一つの対象として米国長期債を買う流れが止まらないのです。アジア諸国の貿易黒字も、結局そこに向かっています。

テレビや車などの消費財は、過当競争ですでに供給過剰ですから、金あまりでも価格は上昇しません。製造業の利益率は低いままなので、設備投資に向かうより、他の資産に資金が向かいます。他方原材料や商品は生産が限られていますから、上昇していきます。原油上昇で、産油国に滞留したオイルマネーが、国際的に割安な日本株や新興国株式市場に流入します。

多分、過剰流動性による、株高・債権高・商品高はここ1-数年継続するのではないですか。そして、多分最も金融機構が弱い国を直撃して、世界的なバブルの崩壊が始まるのだと思います。それが、ブラジルなのか、インドなのか、中国なのか、米国なのかはわかりません。
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この回答へのお礼

Trane37さん、回答(補足して頂き)ありがとうございます。

またまたとってもよくわかりました(^^)

なるほどお金って、商品って、そうなんだ、だから債券にいくんだ!等々。

お金の流れが理解できました。
補足して頂き、本当にありがとうございました<(_ _)>

お礼日時:2006/01/18 12:30

米国は、9月11日のテロ事件以降、緊急事態として政策金利を1%に引き下げました。

その後、景気も堅調となり異常に低かった政策金利を徐々に引き上げ始めましたが、これは正常な金利へ戻す一連の政策です。その政策金利も先月4.25%に、1月31日には4.5%に引き上げられる予定です。4.5%~5%付近では、実体経済に与える影響が、引き締めでもなく、緩和でもなく中立とされていますので、そろそろ利上げサイクルも終わりかとの観測が主流になってきています。
そこで今後ですが、インフレ懸念もさることながら、その反対に住宅市場の悪化などが景気の下押し要因となる可能性もあるため、中期的には現状維持か、景気の動向次第では両にらみの展開になっていくと予想されます。
また、ドル売りはインフレを嫌気するより日本の円金利と米国の金利の金利格差が縮小するのでは、との懸念から売りが進んだようです。
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この回答へのお礼

Linesmanさん、回答ありがとうございます。

>インフレ懸念もさることながら、その反対に住宅市場の悪化などが景気の下押し要因となる可能性もあるため、中期的には現状維持か、景気の動向次第では両にらみの展開になっていくと予想されます。

なるほどです。
アメリカは住宅(プチ?)バブルはどうなるんでしょうか。。

とても参考になりました(^^)
ありがとうございました!

お礼日時:2006/01/15 14:55

将来に関することなので、今後の方針については、百人百様の考え方があると思います。

本国アメリカでも、今後の金融政策については、様々な意見があります。

今のマーケットの一般的な見解としては、Fed(アメリカの中央銀行)は、今月末と3月に予定されているFOMC(連邦公開市場委員会;日銀金融政策決定会合に該当。アメリカの金融政策はここで決定される。)で、それぞれ、0.25%ずつ政策金利を上げて4.75%とし、その後、金利を据え置く、というものです。

利上げを打ち止めする理由としては、インフレの抑制が最も大きな理由ですが、その他にも、政策金利がようやく中立水準まで戻ってきたということが挙げられます。

Fedは、これまで、13回連続利上げを行ってきましたが、利上げを行う前の政策金利は1%でした。あまりにも低過ぎるため、何かあったときに利下げする余地がない(金利を0%以下に引き下げることはできない)ことが問題でした。

そのため、景気を抑制することもなければ、促進することもない、「中立水準」と呼ばれる状態まで、金利を引き上げることがFedにとって急務でした。4%台というのは、ちょうど、Fedにとって中立水準と目されるレベルのようです。

しかも、今年(2006年)は、昨年と比べて、米景気がやや失速するという見方が大半です。昨年は、3.6%程度の成長率でしたが、今年は、3%台前半まで成長率が落ちるという見方が出ています。つまり、景気が落ちているときに利上げすると、景気に悪影響であるということも、利上げ打ち止めの理由であると思います。

しかも、インフレ率はこれまで2%弱で推移しており、原油高を受けても、それほど、上昇する気配もないので、Fedも多少安心して、利上げをストップすることができるというものです。

為替に対する影響は様々であり、これも一概には言えませんが、最近では、日米、あるいは欧米金利差からの説明が一般的です。

先ほど述べましたように、Fedが連続して金利を引き上げる一方、日本、欧州では金利がほとんど上昇せず(欧州の中央銀行であるECBは昨年末、2年半ぶりに0.25%の利上げを行いましたが)、日米、あるいは欧米の金利差が拡大しました。

投資家は金利が高いところに投資しようとします。投資家は、米国債の金利が高くなっているために、日本、あるいは欧州の債券を売却して米ドルに変換し、米国債を購入しようとします。そのため、昨年半ばからは、円安、ユーロ安、ドル高という状況になってきました。

ところが、ここに来て、利上げが打ち止めになるということは、日米、あるいは欧米の金利差が拡大しないということです。つまり、これ以上のドル高、円安、ユーロ安という状況に歯止めが掛かる状況が出てきたということです。そのため、今月に入って、円高、ユーロ高、ドル安という逆の状態になってきました。

ただ、これが、今後どこまで続くかは中々読めないところです。市場でも、様々な意見があります。私個人は、ある見解を持っていますが、ここでの質問内容とは違いますので、省きます。

長くなってしまいましたが、職業病ということで、ご勘弁ください。ご参考になれば、幸いです。
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この回答へのお礼

mochiaki2005さん、回答ありがとうございます。

凄く読みやすく、内容に無駄がなく、回答もとってもとっても参考になることばっかりでした。

経済が大好きで、でもまだまだ勉強してる最中で、小学生でもわかるようなことがまだわからなかったりしますが一歩づつ理解していきたいと思います。

本当にこの回答の中に、そういうことなんだ!そういう関係なんだ!だから円高に進んでるのかぁ。などがたくさん詰まっていて、わからない部分はじっくり読み直して理解できました。

本当に感謝しています。
大変参考になる回答をして頂きありがとうございました<(_ _)>

お礼日時:2006/01/15 14:49

オーソドックスな考え方では、インフレを抑制するために利上げをしていきます。

止めるということは、インフレを抑制する目処が立ったということではないでしょうか。時期FRB議長バーナンキさんは、インフレ・ターゲット論者ですので、その手腕が問われるところではあります。

米国が利上げを止めると日本の金利が上った場合、金利差縮小が嫌気されることはあるでしょう。
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この回答へのお礼

masuling21さん、素早い回答ありがとうございます。

>オーソドックスな考え方では、インフレを抑制するために利上げをしていきます。止めるということは、インフレを抑制する目処が立ったということではないでしょうか。

なるほどです。

>米国が利上げを止めると日本の金利が上った場合、金利差縮小が嫌気されることはあるでしょう。

日本の金利は上がるのかは重要ですよね。
その前に量的緩和がどうなるかですが。

とても参考になりました。
回答ありがとうございました!

お礼日時:2006/01/15 14:41

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