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硫黄分の多い温泉水から硫黄酸化細菌を分離したいのですが、方法や培地成分がわかりません。
液体培地ならわかるのですが、分離をするとなると、現在わかっている培地ではできないようです。

一応。培地成分を載せさせていただきます。
(チオ硫酸ナトリウム五水和物 10 g,リン酸二水素カリウム 0.2 g,リン酸水素二カリウム 0.2 g,塩化アンモニウム 0.1 g,硫酸マグネシウム七水和物 0.2 g,精製水 1 L)

これに寒天を混ぜたものでは増殖しませんでした。

DNAによる分離は設備上できません。

どうか分離方法を教えてください。お願いします。

A 回答 (1件)

あなたの試料は温泉水だということですが、かなりpHが低いのではないですか?培地の組成のところにpHが書いてありませんが、培地のpHはどれぐらいにされていますか?培地のpHに気をつけてみてはいかがでしょうか。



私が持っていた実験書では、硫黄酸化細菌用の固体培地は以下のような手順で調整しています。

溶液A[Silverman 9K]
(NH4)2SO4 3.0g, KCl 0.1g, K2HPO4 0.5g, MgSO4・7H2O 0.5g, Ca(NO3)2 0.01g, 脱イオン水1000ml, pH=3~4(pH調整はH2SO4およびNaOHで行う)

・2倍濃度の溶液Aを調整してオートクレーブする。
・2倍濃度(4%)の寒天溶液にチオ硫酸(2%)を加えてpH調整せずにオートクレーブする
・両者を等量に混合して培地とする

わざわざ2つの溶液にわけて調整する理由は、酸性条件下で寒天溶液をオートクレーブすると寒天が分解されて固化しないためです。中性培地をつくるときには培地成分をすべて混合してからオートクレーブしてもかまいません。

出典:新編土壌微生物実験法 土壌微生物研究会編 養賢堂1992
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この回答へのお礼

わかりやすく説明していただき、どうもありがとうございました。
早速実験行ってみます。

本当にどうもありがとうございました。

お礼日時:2006/01/24 15:13

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