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「手袋を」「軍手を」とくれば動詞は「つける、する、はめる」が普通でしょうが、「はく」はダメですか。複数の辞書には「はく」は「下半身につけること」などと書いてあり、「手袋、軍手」等をヲ格に取る用例は見つかりません。自分は「手袋/軍手をはく」も使うのですが、如何でしょうか。地方差も想定しうるので、プライバシーに差し支えない範囲で言語形成期を何地方で過ごされたか付け加えてくださると有難いです。

A 回答 (3件)

手袋を「はく」と言うのは北海道方言だとする説があります。


が、四国の徳島・香川あたりでも「はく」と言います。その他の地域でも言うかもしれません。

たいていの国語辞典には、手袋を「はく」の用法は載っていませんが、新明解国語辞典には以下のような説明があります。

は・く【はく】
[一]【履く】 足を保護する物を足先につける。「足袋を―/靴を―」
[二]【穿く】 下半身や手首から先を保護する物を身につける。「ズボンを―」
[三]【佩く】 〔雅〕武器を腰につける。「太刀を―」
[表記] [二] は「着く」とも書く。

…ということで、
「手首から先を保護する物」、すなわち「手袋」などを身につけることを「はく」という言い方は、存在するということです。ただしこの場合は、「履く」ではなく、「穿く」か「着(は)く」のほうが適切でしょう。


ちなみに、国立国語研究所発行の『新「ことば」シリーズ12・言葉に関する問答集 ―言葉の使い分け―』に、同様の問いが出ています。
http://www.kokken.go.jp/public/kotoba_series/kot …
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問23 「手袋をはく」という言い方は共通語だと思っていたのに,方言だと言われました。本当ですか。
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(この号は確か持っているのですが、いま見当たらないので、残念ながら答は確認できません)
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この回答へのお礼

お礼が大変遅くなり申し訳ございませんでした。教えてくださった本をなかなか見つけられず、先週やっと読みました。
「気づかない方言」の一種だったんですね。私は中部地方の生まれで、四国も北海道も住んだ事がないのですが、「はく」と言っておりました。正に「気づかない」でずっと生きてきた次第。
新明解の解釈も、これを踏まえてのことでしょうか。日本中で「下半身」とは限らない、ということは教えてくれていますね。
良回答有難うございました。

お礼日時:2006/04/08 21:59

国立国語研究所発行の『新「ことば」シリーズ12・言葉に関する問答集


によりますと、北海道と四国の一部で「手袋をはく」というそうです。
基本的に「はく」という言葉は、「足を通して身につける」ものに使うものです。
同書によると、こうれらは方言の一種と考えております。
使うこと自体はダメということではありませんが、多くの人が違和感を感じる表現だと思います。
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この回答へのお礼

お礼が大変遅くなり申し訳ございませんでした。教えてくださった本をなかなか見つけられず、先週やっと読みました。
「気づかない方言」の一種だったんですね。私は中部地方の生まれで、四国も北海道も住んだ事がないのですが、「はく」と言っておりました。正に「気づかない」でずっと生きてきた次第。
良回答有難うございました。

お礼日時:2006/04/08 21:56

すでに回答にありますが、北海道では「手袋をはく」という人がほとんどだと思います(私は北海道で生まれ育ち、現在も道南在住)。


「手袋をはめる」という言い方を聞くとちょっとビックリするくらいですね。とはいえ、「手袋をはく」というのは北海道の方言だというのは有名な話で、そういう認識はありますが。

「手袋をする」は普通に使いますが、「はめる」ではなく「はく」です。
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この回答へのお礼

「はめる」の方が不自然なんですね。
地元の生の声、ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/08 22:00

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