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高層建築のベランダに木製のデッキを敷き詰める場合に吹き上げ荷重の検討が必要とのことを聞きました。どういうメカニズムで必要なのですか

A 回答 (4件)

流体は固体にぶつかると流れが変わります。


川の中に岩があると直進することはできませんので、岩を乗り越えたり、横に回り込んだりするのと同じです。

横風が建物にぶつかると多くは横方向に回り込もうとしますが、一部は上下方向に流れます。

下方向の風は重力と同じ方向なので、問題ないですが、重力と逆方向(上向き)に流れる風があると、その風圧でものが飛ばされることがあります。
一般的に風は高層部ほど速くなりますので、低層建物では問題ないような状態でも、高層建物では無視できなくなることがありますので、そのような検討が必要なのでしょう。
         
メカニズムとしては、

          ↓風
      風 ←/ |ベランダ        
   上-------------下   
          建物



上の図は向きが左を上にしています。
風は建物にぶつかると、上方向にも流れが生じます。
/の部分は実際は直線ではなく曲線状になります。
この部分で流れが変わり上方に向きますと、角がかけた部分(/の右側部分)の空気も風とともに一緒に上方に吸い上げられ、負の圧力が生じます。この力が重力以上になればものが浮き上がります。
角がかけた部分にベランダがあると、載っているものが吸い上げられ、飛散→落下する危険性があるということです。

負の圧力によって物が吸い上げられ・上昇するのは竜巻でよく見られることです。

この回答への補足

ありがとうございました。具体的にはどのような計算が必要なんですか

補足日時:2006/03/30 21:27
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#3です。

参考サイトをつけ忘れたので
http://www.kasetsu.or.jp/qa/qa.html

参考URL:http://www.kasetsu.or.jp/qa/qa.html
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#2です。



風荷重についてはあまり詳しくないのですが、通常吹上荷重というのは足場やベランダ・屋根などの構造物に対して上昇する風により直接押される風荷重(正圧による荷重)のことをいいます。

しかし質問のケースは、ベランダの床(高層なら小物の落下防止のため隙間はないものでしょう)が正圧は遮ってくれますので、直接押される荷重ではなくベランダ上に載っている物に対する負圧の計算になると思います。

参考サイトのQ11には仮設(足場)に対する一般的な吹上荷重に関するものが記述してありますが、これからわかるように基準化されたような解析方法はないと思います。

もしかしたら、ベランダメーカーなどで実際行って社内基準のような物があるかもしれませんが、一般に特殊な風荷重の解析にはコンピュータで流体解析シュミレーションをするか風洞実験をして求めるのが普通です。
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上に引っ張り上げられるからでしょう。


飛び越えて下に落ちたら大事故になりますので。
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