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最近着物に興味を持ったのですが、その時々で着るに相応しい柄(1月に松、2月に桜・・・など)を詳しく教えて頂けますでしょうか?

A 回答 (2件)

季節の柄はno.1の方の回答にだいたい出揃っているようです。


ひとつ、桜についてはなかなかこだわりのある着物通が多いので申し添えておきます。
「桜」を着始めるのは3月に入ってからです。
写実的な柄よりも抽象化したデザインのものからさりげなく取り入れます。
そして開花が近づくにつれ写実的に桜そのものを扱ったような着物や帯を身につけます。
一概には言えないのですが、実際の桜が咲き始めたらもう桜は着ない、というのが通とされています。
着るとしたら花びらだけをデザイン化したようなものです。
そして桜が散り始めたらもうその年の桜の着物はおしまい。
散って以降も着ているのはヤボとされます。

まあ厳密な決まりという事はないし、おめでたい席などでは年中桜の柄は着られますのであまり気にする必要もないのですが、一応そのような感覚もあるという事を知っておくといいでしょう。
ただし結婚式などで桜を着る時は「散る」イメージの花びらだけを配したものは避けます。

ほかの季節の柄でも草花の場合はとくに敏感に季節を外さないように気を付けるといいでしょう。
実際の花よりも早め早めがお洒落という感覚です。
1月…雪持ち笹、南天、万両、やぶこうじ、福寿草
2月…梅、椿、水仙
3月…桜、桃、たんぽぽ
4月…(散り際まで)桜、菖蒲、牡丹、藤
5月…菖蒲、牡丹、水芭蕉、鉄線
6月…紫陽花、鉄線、ツワブキ、朝顔
7月…朝顔、おもだか、撫子、桔梗
8月…撫子、桔梗、萩、女郎花、ススキ
9月…同上、菊、ブドウ
10月…菊、烏瓜、紅葉、稲穂
11月…紅葉、銀杏、松葉
12月…桐、南天、松葉、吹き寄せ、ポインセチア

ざっと思いつく限りです。厳密な区分けというわけでもありません。イメージが湧いて頂ければと思い草花に限りあげてみました。
松には不老長寿の意味が、菊や南天は健康祈願や厄よけの意味が、12月に桐というのは年の終わりという事で「キリ」という言葉にかける意味があります。
12月にその年の干支を着納めして新年には新しい干支を着ます。
雀は秋から冬に、ウグイスは春、ツバメは夏の鳥です。
千鳥や雪輪文様は冬のものですが涼しさを呼んで夏にも用います。
まあいろいろと…いっぺんには無理なくらいありますよ、柄に関する云われは。
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この回答へのお礼

有難うございます。なかなか人に聞けなかったので勉強になりました。参考にして着物を楽しんでみます

お礼日時:2006/05/05 17:22

↓を参考にしてください。

基本的に、植物などは実際の感覚で。ただし、やや早いのはいいですが、旬を越して遅くなってはいけません。

参考URL:http://www.miyatakekoubou.com/page13.html
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この回答へのお礼

早速拝見致しました。一覧表になって、とても分かり安く勉強になりました。有難うございます

お礼日時:2006/04/16 13:01

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